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あげちうのブロマガ

森宮のゲーム日誌06「INSIDE編」その5

目が覚めた時、自分が水の中に居る事は直ぐに、理解はした。

反射と言うのは不思議なモノだ、「死んだ」と言うか、諦めたにも拘わらず?気づくと息が続かない事に焦って…そして気づいた。

水の中で、息が出来ていた。

首筋を触ると、奇妙な切れ目が有って、呼吸する毎に、それが少しパクパクと動いていた・・・あの、人型をした”何か”は、何処かに行ってしまったらしい。水の中にある光を頼りに、僕は出口を探して泳ぎ始める。


不意に、疑問には成った。

何故、自分は生きているのか。

 

水没した構造の中を進む

 

 

ともかく、何かの非人道的な、何か

 

 

という訳で皆さんお仕事ですよー

 

 

そこには、何が?

 


衝動の様なモノに、今は支配されている気はした。

それでも、死にかけたと言う経験の問題だろうか…何か、自分は以前と少し違う感じは、していた。

先へ先へと急ぐ、もう、”従者”を従えるのに、あの奇妙な装置、それも必要では無くなっていた。

笑みの様なモノと、声援の様なモノと。それは共にか、その先に有る物…それを示していた。

”その”ガラスの向こうに有る物こそが、”私”が目指した物、だ。

それを、自分は、手に入れねばならなかった。

…この牢獄の様な世界から、脱出する為には。


少年だった”何か”は、今、眼下にその目的を見出し…次回、最終回。

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