医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美姫?エビータ1

2006年11月16日 08時08分30秒 | Weblog
 アルゼンチンのヒロインに「マリア・エバ・ドゥアルテ・デ・ペロン」がいます。

 愛称はエビータです。

 1952年に33歳で子宮がんにて亡くなりましたが、アルゼンチンのファースト・レディにして、聖エビータとして国民に愛されました。

 マドンナが「Don’t cry for me Argentina~」って歌って映画も主演しましたよね。

 この曲はなかなかの佳曲ですよね・・たまにあのメロディが僕の脳を駆け巡ってこぼれまくって困ることがあります。

 マドンナがアルゼンチンの女神、聖エビータを演じることで、アルゼンチンでは喧々諤々の騒動があったそうですが、制作側はアラン・パーカーとオリヴァー・ストーンの協力ですから、いい作品が撮れないわけがありません。

 二人のコンビの有名な作品には「ミッドナイト・エクスプレス」があります。

 なかなかよくできた映画ですから、ご覧になられた方も多いと思います。

 この映画では、もし主人公の行為がまったくの濡れ衣なら問題ですが、そもそも麻薬が違法だし、ラストもよくできすぎで、いかにもアメリカ映画の印象はぬぐえませんが・・。

 それはそうとして、エビータですが・・劇団四季でも上演されました。

 ブロードウェイではロングランです。

 エビータに関してはご存知の方も多いと思いますが、ご存知ではない方にご紹介します。

 アルゼンチンの田舎で、貧しい私生児として育った彼女は15歳で家出をして、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに上京します。

 上京後は自分の美貌を武器に、さまざまな男性遍歴を重ねながら、その男たちを利用して、いわば女の武器を最大限に発揮し、次第にラジオやドラマなどに出演するようになり、その後、大統領になる前のフアン・ペロン大佐に出会って愛人となります。

 エビータはペロン大佐の愛人としての傘の下、自分のラジオ番組で大佐の政治宣伝をして大衆の支持を受けるようになり、大佐がアメリカ主導のクーデターによって投獄されてしまっても、大佐の釈放を訴え続けました。

 その後ペロンが釈放後結婚し、ペロンが大統領に選出されて、見事ファーストレディにまでのぼりつめました。