医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美しき穂の国-2

2006年10月04日 13時21分20秒 | Weblog
 「古事記」なんか読んでられないよぉ!興味はあるけど・・・

 かたっ苦しそうだし、時間もないし・・・とお嘆きのみなさま、ここで拙エキスを毒見してみてください。

 あたっておなかをこわしても責任は持ちませんが・・。

 ひょっとしたら旅行に出かける際にも、何かのお役に立つかもしれません。

 伊勢神宮や出雲大社に行ってみよう、とお思いになられるかもしれません。


 記紀両者とも言ってみれば、それが目的ですから当然ながら、天皇の系譜の説明が主題です。

 その主題に加えて日本という国の成り立ちと八百万の神々、その神々→天皇の歌と色恋と戦が記されております。

 おそらく神々はその当時の地方豪族をそう表現していることも多々含まれましょう。

 そして「色恋」ってのが実はちょっと曲者でして・・・

 「まぐはひ」ことの記載が多く、わが読者たる上品な現代女性に「古事記」は少し刺激が過ぎるかもしれませんが、これも古来の考え。


 さて日本は一体どのようにして生まれたのか

 まず天地が分かれた頃、天上の高天原(たかまがはら)に天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)を含む3神が現れます。

 そしてその子孫のイザナキ(男神)とイザナミ(女神)が混沌とした地上で国つくりを(いと悩ましく)行い、ついに大八島(おおやしま)と呼ばれる8つの島々が誕生します。

 国つくりの際の、イザナキとイザナミによる有名な「成り成りて・・・」というセリフですが、ここで紹介するのはちょっとためらわれますので、(なぜためらわれるかも含めて)興味のある方はご自身でお調べください。

 この国生みの神話によれば、最初に生まれた島は高田屋嘉兵衛の故郷「淡路島」です。

 淡路の「絵島」が国生みの本拠地となった「オノゴロ島」と言われております。

 「淡路」は「阿波路」からとも言われ、神話でも矛で潮をかき混ぜて国を産んでいったことから、やはり阿波は鳴門の「渦潮」が国産みをインスパイアしたのでしょうか?

 日本の発祥は伝説上は「淡路島」なのです。

 元々淡路の伝承を朝廷が採用したからだとのことですが・・・