医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

ボヘミアとガラスの美-1

2006年04月08日 22時37分59秒 | Weblog
 実際に訪れたこともないのに主張するのははなはだ恐縮ですが・・・ 現時点の僕の貧弱な知識では、およそ世界中で最も美しい都市は以前書いた「サンクトペテルスブルク」と「プラハ」だと思います。
 
 もちろんプラハはチェコの首都ですが、「北のローマ」「百塔の都」と呼ばれます。 地理的にはドイツの東、オーストリアの北といえば頭に思い描けると思います。

 プラハは僕の中でサンクトペテルスブルクとともに、一度訪れてみたい憧れの都市です。

 この地域はボヘミア地方と呼ばれますが、その由来はもともと住んでいたケルト民族のボーヨ人からボヘミアとなったそうです。

 その後スラブ人が移住し、ボヘミア王国が建立されます。ハプスブルグ家やオーストリア・ハンガリー帝国の支配を経て、ナチスドイツによる占領も経験します。 第二次世界大戦後にはチェコ・スロバキアという社会主義国家誕生します。

 1968年、有名な「プラハの春」という革命の機会がありましたが、ワルシャワ条約機構軍の侵入を受けます。そのときの体験談のもとのラブロマンス「プラハの春」は確か宝塚でも上演されていたと記憶しているのですが・・。

 1989年、大きな流血の惨事とはならずに民主化が行われました。その際にはヴェルヴェットのように柔らかい革命であったとのことから「ビロード革命」と呼ばれます。1993年にはチェコとスロバキアに分離しますが、このときもユーゴスラビアのような内戦に発展しないで分離できたことから「ビロード離婚」と呼ばれることもあります。

 チェコの歴史に関しては下記を参考にされてください。
http://www.czexplorer.jp/czexplorer/history/index.html

 チェコ出身の著名人は「新世界より」で有名な作曲家のドヴォルザークがいます。 この「新世界より」というのは、ドヴォルザークがアメリカに在住中に「新世界アメリカ」から祖国チェコに向けて作ったと言われておりますよね。 

 また同性愛者で有名な(?)女子プロテニス選手のマルチナ・ナブラチロア選手もおります。彼女はクリス・エバート・ロイドの好敵手でも有名ですが、グラフにグランドスラム達成を譲るまでは、彼女の強さは抜きん出ておりました。 ちなみに同じく女子テニス界の美系ハンチュコワと最近復活の兆しのヒンギスはお隣のスロバキア出身です。 そのまたちなみにヒンギスはナブラチロアにあやかってマルチナと名づけられたそうです。

 次回に続きます・・・