お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

活動拠点をやいと屋知足斎の日記に移しました

豊川稲荷

2004年09月17日 00時20分44秒 | Weblog
愛知県豊川市には、日本3代稲荷の「豊川稲荷」があります。
3代稲荷とは?「伏見稲荷」「豊川稲荷」は決まっているんですが、
後は、「最上稲荷」「笠間稲荷」が入ったり、または三つ目に自分の
近くの「稲荷」を入れるようです。
愛知県周辺では「千代保稲荷」を入れる方が多いと思います。


 豊川稲荷は商売の神として有名ですが、なかなか立派な建物(巨大な欅の柱)や
彫刻があるんです。

 「幕末の甚五郎」と謳われた二代目諏訪の和四郎富昌をはじめとする
一門の彫刻が多く残っています。


 十六羅漢、獅子に乗った力神、子持ち龍、獅子に牡丹、四瑞の神、象、獏、

圧巻は「昇り龍 降り龍」でしょうね。


 動きそうですよ。


 伊達に「幕末の甚五郎」と云われない。


 惜しいことに、鳩よけの金網が彫刻に張られているんです。

「昇り龍 降り龍」の横の提灯に鳩が巣をつくっている。
まあ、鳩が安心して巣を作れるほど、彫刻には慈悲が溢れているんでしょうね。


 「豊川稲荷」にはボランテアのガイドさんがいますので、この方の解説を
聴きながら、彫刻を見てまわってください。


 8月の末に行ったのですが、7月に仏教の「ひろさちや」先生の
講演があったようですね。

「ひろさちや」先生のサイン入り「釈迦入門」という本を買い、帰りの電車の中で
読みました。

 なかなか、面白い本ですよ。

 豊川稲荷には折を見て触れます。