お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

活動拠点をやいと屋知足斎の日記に移しました

天王祭 御礼

2007年06月09日 22時03分07秒 | 山車祭り
筒井天王祭、出来町天王祭、徳川園山車揃えをご覧になった皆様、多くのご来場を頂き、誠にありがとうございます。「山車を観てなんだか知らんが、凄いものが通って行ったな。」「山車が動くとありがたみを感じる。」そこまで感じて頂くとありがたい。

 実のところを言うと「平成の東照宮祭」「義直尾張就封4百周年」と銘打ちつつも、私にはそれほどこだわりはないのです。江戸時代からの逸話の方が皆様には面白いだろうと思いまして。

 むしろまだ百年経っていない時期、戦後、お祭町内は壊滅的大打撃を受けながら、そこから這い上がってきた先人達の苦労を訴えたいというのが、わたくしの本音です。無名ながらも多くの先人たちによってやまは管理され、今日に至っています。やまが勇壮に引き回されるのはあくまで山車祭の氷山の一角、その裏には多くの人たちの表に出せぬ辛苦があるのです。ですがそれに耐えられる者「継ぎし者」達によって、支えられて行くでしょう。その姿を是非見守ってください。

 先人達の苦労の結晶(山車)を多くの方に見ていただきたい。そう思っただけです。

 山車祭をご覧になった皆様、本年もありがとうございました。これからも末永く、お願い申し上げます。