例年より一週間以上早い紅葉と好天気に誘われ、連続5日間山の紅葉に単独でどっぷりと染まった。
9/26(金) 明月湖と明星湖を、未踏の立岩のマイナーコースで攻略した。
ぴんころ120さんの縄張?H川支流の奥に放牧場がある。ここから悪路のため車を捨て、正面に見える栂森のふもとの立岩登山口まで林道を延々と約8km歩く羽目に(泣)
立岩登山口から廃道のような登山道を辿ると、米沢盆地が一望の尾根に飛び出す
オオシラビソの薄暗い林は延々と続く
オオシラビソが薄くなると笹藪との戦い、見えない足元の流れと化した泥道に疲れ果てる(大泣)
突然、弥平衛平の広大な高層湿原に飛び出ると、何と複線の立派な木道に面食らう
木道を曲がると、おお!!思わず声が出るほどの見事な明星湖が出迎える
眩い陽を映す池塘の向こうに西吾妻山(左)と中大巓(右)が連なる
草紅葉と蒼空を映す池塘のやわらかな自然の美にうっとりする
自然創造の神が天空に遺した高層湿原、多くのボランティア活動と木道整備により保たれている
浮島のある明月湖の畔には、避難小屋明月荘(弥平衛平小屋)が建つ。此処から往路を戻る
春一番に咲くマルバマンサクも、見事なグラデーションで秋化粧
米沢市吾妻山ろく放牧場に辿りついたのは夕闇寸前、ウシかクマか見当がつかない?
9/27(土) 安達太良山系の隠れた紅葉の絶景スポット探索
GOALの野地温泉に自転車をデポして⇒塩沢登山口をSTART、箕輪山をめざす
馬返しから雑木林の急斜面を僧伍台に至る道筋には、秋の味覚ナラタケが
ミズナラの枝が折られ、あたり一面ドングリの実が散乱、森の主の仕業だ
僧伍台からは鉄山を背景にモミジやカエデが燃える
東烏川の沢沿いは寒暖の差で、紅葉が最盛期を迎えていた。右奥の台形が箕輪山
笹平の登りから振りかえ見ると、赤と黄に色づく僧悟台の錦織を一人占め
箕輪山頂で山岳会事務局のMさんとバッタリ、とりあえずワインをいただき出逢いを祝す
箕輪山からの泥道を滑り降ると、前方の鬼面山は赤鬼のように燃えさかる
すべって泥だらけの傍らでは、リンドウがまだ鮮やかな姿で微笑む
鬼面山の岩場で振りかえ見ると、箕輪山頂はガスに隠れ始めた
ドウタンツツジの紅色に染まる鬼面山頂から、湯けむりがたなびく野地温泉を見下ろす
野地温泉から自転車で塩沢登山口まで、標高差500mを爽快に下りる
9/28(日) きのうの紅葉に刺激され、日曜の混雑は覚悟の上で安達太良山へ
ほんとの秋に会いに行こう!・・・二本松観光協会
コスモスが揺れる安達太良高原から、ゴンドラで標高1,350m上駅まで楽チン登山
薬師岳の展望台から望む紅葉は、ポスターのようには色濃くはないが
ほんとの青い空の下、老若男女が山頂めざして長い列をつらねる
天気もよし、烏川沿いの紅葉を一望できるスッポトでひと休み
長蛇の列は乳首の山頂までつづき、まるで山開きのようだ
無風快晴、気温17度で文句なしの山頂に次々と笑顔が登る
3年前の9月5日、鉄山の岩壁が大崩落した現場。大量の土砂が源湯付近を襲った
標高1,350mのくろがね小屋付近は、ナナカマドの色付く10月上旬か
鉄山の黒い岩壁を背に、くろがね小屋に迫る黄葉は迫力満点
きのうは30名を超える宿泊客で、と笑顔で話す小屋のスタッフと
小屋からは、お手伝いに来たAご夫妻と下山。途中で軽油運搬のジムニーに越される
9/29(月) 魔女の瞳と東吾妻山の景場平を探望
下山予定の鳥子平に自転車をキープし、無料の兔平Pに車を駐車し一切経山に向かう
東吾妻山麓のダケカンバの黄葉は、お主やるなと褒めたたえるしかない
酸ケ平への階段道から振り返ると、小富士と桶沼が親子のように寄り添う姿が微笑ましい
避難小屋から一切経山に登る、胸突き八丁のガレ場から振り向くと広大な東吾妻山が
パステルで描いたような低灌木の色合いも、鎌沼の青色と良くマッチする
一切経山頂、1977年に両親を連れて登った46日後に小規模の噴火があり、塩ノ川の魚や田んぼに被害が出た
一切経山に登った人だけが見れる五色沼、コバルトブルーの引き込まれそうな色合から魔女の瞳とも呼ばれる
偶然出逢ったN氏ご夫妻、鍬の柄を杖代わりとは何とお洒落な。魔女の瞳をおすすめする
キラキラ光る鎌沼は、中2の初めての登山で粉末ラムネの甘酸っぱい想い出がよみがえる
雪渓が遅くまで残る西側沼畔には、深緑の藻が繁茂して彩を添える
姥ケ原の高台から振り返ると、無駄のない大自然が織りなす景色に改めて感動する
姥ケ原分岐から、樹林帯のやや荒れた瓦礫の道を東吾妻山に向かう
心細くて途中であきらめていた保原町のご夫妻をなだめ、山頂からの素晴らしい展望に感謝される
一人ぼっちになった山頂を後に、原生林の泥濘を意を決して景場平に下りる
陰うつな原生林が突然ひらけると、景場平湿原に飛び出る。水面に映るのが高山
保安林使用許可標識がボロボロに破壊。森の獣物は人工物はお嫌いか
鳥子平の登山口に無事ご帰還、デポしたチャリで兔平Pへ楽々と戻る
9/30(火) 鬼面山に絶景の紅葉を撮りに登ったのだが?
野地温泉からブナッ子路の木の根を踏んで、マイナスイオン値は1,000を超え血液の酸化還元効果が期待
ブナの大木に絡むツタウルシが、秋の陽を浴びて明るく輝く
中腹の風雪に耐え抜き、傾いても生き残る五葉松の姿に学ぶべきことは多い
山頂直下の灌木帯は紅葉真っ盛りだが、太陽が雲に覆われてきて輝きを失う
鬼面山(標高1481.6m)の三等三角点、破壊すると100万円以下の罰金
三角点のucodeは、ICタグを付加した場所情報コードが埋め込まれている
北側尾根上部絶壁からの絶景も紅葉が見頃だが、欲しいのは輝く太陽の日差し
流れる雲を見上げ天候の回復を待つこと何と3時間、時雨れに濡れるウルシが艶めかしい
以上、秋たけなわの山行記でした。
五連発とはすごいです!
初日の立岩口までの8Km歩きはフツウーの人は決してやりませんね!
ポイントの早取り(早撮り)で落ち着いてこの後の雨の数日をおくれますね。
安達太良は既に混雑気味なんですねー
おいらも雨が過ぎたら何処か行こうと思ってます。
昔、立岩までは車で3、4回行ったことはありますが、牧場の人に聞いたところ、最近は立岩の奥にある毒水処理施設も放置状態で林道も補修してないとのことでした。
未踏攻略には、林道歩きもやむなし、と1時間と目論みましたが倍の2時間を要し、登山口に着いたのが12:40。
当然登山路も荒れ放題、弥平衛平着が14:10、明月荘を覘いてUターン。車に戻ったのは日没後の17:40でした。
雨後の週末、未踏の何処か誘ってください。
吾妻、安達太良と5連荘は普通はやらないでしょう
とにかく体力勝負ですから、やっぱりスーパーマンですね。
それにしてもいい天気が山男を誘ってしまうんでしょう。
素晴らしい景色や山情報「ありがとう」です。
9月末は紅葉と好天気が続き、結果五連荘の山歩きを楽しみました。
昨日はチャリでスカイライン、今日は磐梯山を歩いてきました。明日は、安達太良山です。
雨が降ったら休養日、絶景をUPします。