加藤ちゃんの日々是好日

安達太良山行&芸能ボランティア

静かなる?吾妻小富士?

2017年12月07日 | 吾妻小富士

 11月29日、磐梯吾妻スカイラインが冬季の休業に入って半月、

ようやく静けさを取り戻した、吾妻小富士を今年5月に続き2度訪ねたが?

 

微温湯温泉まであと2Km、正面に吾妻小富士が大きく見えるが、冬季の積雪を考慮してこの先は通行止め!

 

 

冬ごもりに入った微温湯温泉は、閑散として静寂に包まれている

 

 

ツリバナ?? 葉をすっかり落とし、橙赤色の果実だけが青空に映える

 

 

標高900mの微温湯温泉から、サクラとコメツガの古木に見送られ浄土平への登山道を(9:10)

 

 

新しい雪道には、冬眠を目前にした先客、クマモンの足跡が点々と続く!

 

 

ヒメコマツの尾根道は落ち葉が積もり、ふかふかと心地良い

 

 

足もとにはクマモンの落とし物が

 

 

ブナの幹にはクマモンの新しい爪跡も残る

 

 

登山道をふさぐ様にヒメコマツの古木が倒れ

 

 

雪道に残された可愛らしい?この足跡は?

 

 

雑木林を抜けヒメコマツ植生に変わり、積雪もひざを隠すほどの量となる

 

 

吾妻小富士の北側に回り込むと植生も無く、深雪と北風に向かって一歩一歩難儀の歩み(11:55)

 

 

右手にラクダ山とシモフリ山が見えると浄土平も視野に入る

 

 

吾妻小富士からの濁流が登山路を流し、巨大な溝になった道は冬季雪の大壁となり、突破するのが難しい

 

 

新雪を一歩一歩踏みながら、ようやくスカイラインの道路が見える地点までたどり着いた

 

 

標高1,500mの表示のある磐梯吾妻スカイラインに飛び出し、背後のラクダ山に後押されて浄土平に

 

 

浄土平の広場は烈風が吹き荒ぶ極冠の地、駐車場小屋影に隠れて写真を撮るのがやっと(12:55)

 

 

猛烈な北風に押され吾妻小富士に押し上げられる?

 

 

吾妻小富士の火口壁から浄土平を振りかえる

 

 

吾妻小富士の噴火口、左のピークは1,707mの最高峰

 

 

火口壁から北側のラクダ山、シモフリ山を見下ろす

 

 

中央のピークが吾妻小富士の最高峰

 

 

中央の最高峰まで100mほど、しかし猛烈な北風が吹き荒れ尾根を歩くことは危険と判断

 

 

岩陰から北東を見下ろし、中央の斜面を麓の登山路に下りることに(13:25)

 

 

標高差約150mを一気に駆け下り、深雪の斜面は滑り転がるように下山する

 

 

麓の登山路の標識地点をめがけ、無事駆け下りると風は穏やか、しかし深雪は変わらず往路の足跡を辿る(13:45)

 

 

雑木林に戻り木々の間から、吹き荒れる吾妻小富士に別れを告げ下山

 

 

ミズナラのドングリを採るため、木の幹にはクマモンの鋭い爪跡が残る

 

 

まだ明るさが残る時間に出発地点の微温湯温泉に無事帰還を果たす(15:00)

追 記

微温湯温泉から吾妻小富士への登山記録を見ると スカイラインが開通した次の1960年

同級生4人で自転車で微温湯温泉まで砂利道を押し上げ そして吾妻小富士の麓まで歩き

そこから見上げる吾妻小富士が目前に見え 登山路を外し山頂への直登を目指した

しかし火山礫の滑りやすい急斜面に手こずり 山頂に辿り着くまでかなりの時間と労力を要した

その後 吾妻小富士への直登はさすがに無いが、山頂から微温湯温泉に下山するのは病みつきになり 

今年は5月に続き2回目を数え、計12回目となった