加藤ちゃんの日々是好日

安達太良山行&芸能ボランティア

磐梯山噴火から130年を迎えて

2018年07月18日 | 磐梯山

今日、7月15日は、明治21年(1888)磐梯山が噴火して130年を迎えた

先々月、5月27日の磐梯山開きと同じコースをほぼ同じ時間で登ることに(7:00)

 

 

中ノ湯温泉までの道も今はえぐられた登山道となり、昔車が走っていたとは思えない

 

 

旧中ノ湯温泉から見える磐梯山も、ガスが晴れず雲間に隠れている

 

 

登山路周辺ではブクブクとあちこちから、火山性ガスが噴き出ているが不思議に熱くはない

 

 

中の湯の広場では連休日とあり、子供連れの若い登山者が多く休憩していた

 

 

先々月の山開きにはやっと芽が伸びたばかりのミツガシワも、今では水面も見えないほどに大きくなって

 

 

裏磐梯スキー場から銅沼を越えて来た登山路と交わる

 

 

7時45分(130年前)に噴火した、火口の一部からは今も噴煙が見える(写真中央付近)

 

 

お花畑を迂回して弘法清水にと、ビーグルが言ってるようなので

 

 

葉が輪生しているのでハクサンシャジン(別名タカネツリガネニンジン)か?

 

 

マルバダケブキ?

 

 

お花畑の北側は130年前の爆発で山体崩壊した小磐梯山〈推定標高1,760m〉の噴火口で、直下までは490mほどの落差がある

 

 

お花畑から見上げた磐梯山頂、覆っていたガスも流れ山頂が浮かび上がった

 

 

ミヤマシャジン

 

 

オオハナウド

 

 

赤埴山は標高1,636mあり、裏磐梯から見て左の低い山

 

 

ミヤマシャジン

 

 

ミヤマシシウドは茎が紫色になる

 

 

オニシモツケ

 

 

磐梯山には天狗岩が2つある、このお花畑と、翁島登山路の上部にもある

 

 

花弁が散ってしまうと???タカネグンナイフウロか・・・

 

 

タカネニガナ

 

 

お花畑から猪苗代登山路に合流し、弘法清水に向かう

 

 

花が緑色を帯びたミヤマバイケイソウ、根茎にアルカロイドという強い毒成分が含まれている

 

 

トリアシショウマ、若い芽出しの頃は山菜として食用にされる

 

 

4月下旬の山開きの時、見事に咲いていた山桜も今は緑一色

 

 

弘法清水小屋内の気温は20℃と少し肌寒いが、福島市街地や会津若松では最高気温が37℃と猛烈な暑さ!

 

 

弘法清水は小屋前に湧き出ていて、冷たい水を戴くことが出来ます

 

 

岡部小屋横にある日本山岳会福島支部設立を記念した鐘、安達太良山のくろがね小屋にもある

 

 

弘法清水で休憩タイムを終え、磐梯山山頂に向け登頂開始(9:20)

 

 

山頂直下に咲いていた、クルマユリ?

 

 

イブキジャコウソウ花は小さいがハッカに似た匂いがする

 

 

2010年10月に再測定設置をした三角点、標高が1,816mと3mほど低くなった

 

 

 磐梯山頂には磐梯明神と、平成4年10月に麓の観光協会が建之した祠が鎮座

 

 

梅雨が明けた連休日とあり、山頂は山開きのように大勢の登山者がくつろぐ

 

 

標高1,816mの磐梯山頂で

 

 

喜多方市の大仏山〈写真中央下側〉の真上に飯豊山が雲間から姿を見せる

 

 

ミネウスユキソウ

 

 

猪苗代湖と猪苗代の街並みを一望

 

 

白色のミヤマシャジンも

 

 

磐梯山頂から安達太良連山を遠望

 

 

岡部小屋前で弘法清水を頂いて下山する(12:20)

 

 

130年前磐梯山の噴火により小磐梯山が崩壊し、北麓の5村11集落が埋没して477名が犠牲となった

 

 

旧中の湯温泉の廃墟

 

 

中の湯温泉付近から磐梯山を望む

 

 

八方台登山口に無事下山(13:30)

お わ り

 

 

 


シャクナゲ招く 安達太良山

2018年07月07日 | 安達太良山便り

7月2日(月)連日酷暑が続く福島を逃れ安達太良山頂を目指すが?

梅雨時?とは思えない連日36℃を越える福島市街の猛暑を避け、ゴンドラを横目に安達太良山を目指すが!!(9:15)

 

 

ヤマブキショウマ 花言葉は「爽やか」だが!今日は蒸し暑い

 

 

ハクサンシャクナゲ 花言葉は「威厳、莊厳」と近寄りがたいが!

 

 

スキー場の急登路を汗だくになって1時間余り、山頂が見える五葉松平で休憩タイム

 

 

薬師岳展望台から安達太良山頂を望む(10:50)

 

 

薬師平から山頂まではシャクナゲのプロムナード、咲き始めのピンク色が清楚な感じ

 

 

厳しい冬季の気象条件をじっと耐え、素晴らしい見事な花を見せてくれる感動に感謝!!

 

 

サラサドウタンが咲き乱れる仙女平分岐点

 

 

花冠の先が少しくぼみ浅く5裂する、葉の裏が緑白色なのでウラジロヨウラク(裏白瓔珞)と呼ぶ

 

 

篭山をバックに咲くコバイケイソウ、白い小型の花が梅の花に似ているから?

 

 

夏雲が流れ人影も無い安達太良山

 

 

静かなる雲が浮かぶ爽やかな安達太良山頂で、のんびりと昼食タイムを楽しむ(12:20~13:35)

 

 

気温は27℃、風が爽やかなので暑いとは感じない静かなる安達太良山頂

 

 

写真を撮っていただいた神奈川の3人グループが、眼下に見える牛の背をくろがね小屋に向かう

 

 

山頂に咲くマルバシモツケ、葉に丸みがあり栃木県の下野〈シモツケ〉で最初に発見されたから?

 

 

天気は快晴で絶好だが、登山者は平日でごく少ない

 

 

安達太良山頂を後に、牛の背をくろがね小屋に向かうことに

 

 

静寂の沼ノ平を望み、矢筈森からくろがね小屋に向かう

 

 

矢筈森の湿地帯に小さなウラジロヨウラクが

 

 

オノエランは白くエレガントな花で、唇弁の奥のオレンジのW模様がチャームポイントか

 

 

峰の辻で周囲を見渡しても人影は見えず、山頂に流れる雲が静寂を醸し出す

 

 

矢筈森の岩峰をバックに咲き乱れるドウタンツツジとウラジロヨウラクの競演

 

 

残雪が遅くまで残る渓谷で、今を盛りと咲き乱れるタニウツギ

 

 

鮮やかな緑に包まれたくろがね小屋

 

 

ドウタンツツジの落ちこぼれた花穂が登山路を赤く染める路

 

 

日本山岳会福島支部35周年を記念して寄贈された鐘には、FUKUSHIMA 35TH 1982 と記されている

そのほか、吾妻小舎、吾妻慶応山荘、磐梯山弘法清水、那須坊主沼、尾瀬長蔵小屋、飯豊山頂小屋、上高地山研にも寄贈された

 

 

くろがね小屋の今日の宿泊者は、先ほどの神奈川県の3名の方と管理人の佐藤さん

 

 

道路沿いの草刈も終えた登山路にシャクナゲが見送る

 

 

金銘水の湧き口にコバイケイソウが数輪咲き残る

 

 

背面には紀年があり、文化元(1803)甲子 六月吉日 、台座には「右深掘」「左二本松」と記されている

 

 

好天気も続き、ショートカットコースも良さそうなので登山路を下りることに

 

 

あだたら渓谷自然遊歩道入口まで、くろがね小屋から1時間余りで下る

 

 

夕暮れのあだたら高原には人影も無く、車もポツンと1台我が車が(17:00)

 

 

 

お わ り