加藤ちゃんの日々是好日

安達太良山行&芸能ボランティア

名残の雪山(part3)

2015年05月16日 | 安達太良山便り

名残の雪山(part3)はGW後半2日目、5/3 運転再開したゴンドラで安達太良山を訪ねた

土湯温泉入口から望む箕輪山も初夏のいでたち

 

青い空に緑のカラマツ、長閑な高原

 

長い冬眠から覚めたあだたらエクスプレスに乗車(通常は片道950円です)

 

今が満開のヤマザクラに歓迎され

 

山頂駅には雪道の散策用のゴム長靴も

 

お天気のGW、ママとおて手をつないでイイナア~

 

白いベールを脱いだ優雅な乳首

 

雪解け道、何処を歩けばいいの?

 

大雪田の向こうに阿武隈の山々が

 

緑を取り戻した乳首山

 

山頂広場で憩うファミリー、山ご飯はおいしいね

 

飯豊山も雪解け進み

 

無風の山頂、タツノオトシゴが昼寝をするのどかさ

 

米葉栂桜(コメバツガザクラ)岩場で真っ先に花を咲かせる

 

船明神山と障子ケ岩のコルに磐梯山が

 

双耳峰の矢筈森、東方の峰は険しい

 

コルの雪渓に下りて鉄山を望む

 

南側の山頂を望む

 

振り子沢、大雪渓を尻セードで一気に降下

 

あっと言う間に矢筈森は小さく

 

冬籠りから目覚めた、くろがね小屋

  

 

5月からは休憩料(暖房費)なしの無料開放

 

水辺の妖精、水芭蕉も

 

ザー!雪解けが音を立てて

 

黒々の鉄山を背景に純白のタムシバが優雅に

 

見返り坂から小屋に別れを

 

金名水も雪解けが進み道が現れる

 

オオカメノキも開花寸前

 

勢至平分岐点、標識が隠れた積雪は何処へ       

同じ場所で今年1月、標識の頭を借りて一寸休憩

  

 

勢至塔前の土手は花ざかり

 

雪解けを待ち焦がれて鮮やかに花火のように開花

 

黄緑色のフキノトウ、春の香りを

 

スミレサイシン

 

白花のヒメスミレサイシン

 

令法(リョウブ)昔は飢餓のときの救荒植物として利用された

 

泥濘を避けて馬車道をのんびり歩くのも楽しい

 

道草ついでに烏川渓谷の遊歩道を散策

 

渓谷には鮮やかなブルーのオオルリが、日本三鳴鳥だが鳴かず仕舞

 

平滑の滝

 

昇龍の滝

 

魚止の滝

 

長い階段を登って渓谷から這い上がる

 

最終ゴンドラが着いて、エクスプレスも店じまい

 

5/17(日)は、安達太良山の山開きです

 


名残の雪山(part2)

2015年05月10日 | 吾妻山

 5/2(土) 禁断の吾妻スカイライン、なら正面突破と単独自力で入山。GWなのに誰もいない浄土平は摩訶不思議な世界

火山ガスで4月30日から全面通行止め(4日に解除した)

 

 新緑とヤマザクラのピンクに初夏を感じる

 

標高920m、アズマシャクナゲの咲く、ぬる湯温泉に車を止め

 

桜並木の脇から、登山路に踏み入る

 

木々が萌え、柔らかな薄緑が眩い

 

春の妖精、カタクリ

 

春一番、ミツバツツジ

 

吾妻はやっぱり、アズマシャクナゲ

 

両性花、オオカメノキ

 

愛くるしい、イワナシ

 

花火のような、ショウジョウバカマ

 

吾妻小富士が目前に

 

 県警ばんだい号(8人乗り、時速300km)噴火の偵察か?

 

残雪で登山路は埋もれ、山勘と経験で

 

登山路が現れると正面にラクダ山が

 

うさぎ窪の大雪渓、末端は登山路まで延び、山頂からの下降点は此処にと目論む

 

正面に、一切経山が噴煙を上げる

 

ミネヤナギ、雄花?雌花?

 

登山路を分断する涸沢越えはプチ難所

 

 

小富士に延びる涸沢雪渓、具合を見て直登を思いつく

 

中間地点、山頂はまだまだ

 

噴石か!強風に飛ばされた小石か?

 

ハアハアゼイゼイ、シモフリ山を背に展望が開ける

 

雪渓攻略30分、遂に先端部分に到達

 

瓦礫の急斜面、浮石の大岩を避けて

 

小富士の火口縁に這い上がる、正面が山頂

 

一旦、火口縁を反時計に下りて浄土平の様子を偵察する

 

本来GW後半で賑わう、昼過ぎの浄土平は全くの無人と化す

 

駐車場にも蓬莱山にも人影は皆無、ゴースト観光地は異様な光景

 

犯人は大穴から噴き出す有毒の火山性ガス

 

吾妻小富士の火口底、一瞬偵察をと考えたが自重(過去に前科あり)

 

車の騒音もなく、独り占めの展望はすこぶる気分が良い

 

火口壁ぐるりと全部、貸し切っての漫歩は何と贅沢なことか

 

マジックを披露!手のひらから煙が出ま~す

 

先々週攻略した東吾妻山、先週攻略した蓬莱山

 

雪の消えた兔平、中央右に無人の吾妻小舎

 

溶岩が赤く酸化したのか?中央が山頂

 

荒涼とした爆裂火口から望む一切経山も今は平穏を装う

 

吾妻小富士の頂は目前に(ぬる湯から3時間半)

 

1,707mの山頂から望む一切経山、大穴の噴気口は3か所に見える

 

山頂の大岩から、空に向かってジャンプ!

 

見事、大空に飛翔成功!

 

大空は無理なので、標高差300mの大斜面をうさぎ窪の雪渓めがけ降下

 

途中には何故か大岩が1個デント鎮座

 

雪渓上部から山頂を振りかえる(此処までの所要10分)

 

「雪うさぎ」の雪渓をいよいよ降下・・・ワクワクドキドキ

 

一度、山頂を振り返り

 

うさぎの背をトラバース気味にヤワヤワと

 

また立ち止まって、航跡を確認!

 

此処からは一直線に登山路めがけグリセード

 

振り返り、スピード違反だが転倒なし

 

雪渓下部で、山頂から一直線のルートはベストの判断(此処まで所要20分)

 

無事登山路に出て、標高差300mの直滑降コースを振りかえる

 

ヒメコマツの間から短くなった、雪うさぎの耳が望める

 

陽ざしで往路の足跡が融け登山路を見失う、やむなく沢の雪渓を頼りに下る

 

途中で雪が無くなり、沢沿いに猛烈に濃い笹藪を漕ぐ羽目に

 

苦闘10分、距離にして40~50mのヤブを抜けると登山路にぶち当たる・・・ヤレヤレ

 

往路では見つけなかったイワカガミ、開花を見たのは今年初めて

 

ヒメコマツの尾根道、左側が姥沢、右側が白津川に急峻に落ち込んでいる

 

吾妻小富士山頂から1時間20分で、ぬる湯温泉に無事帰還

 

ヤマザクラが柔らかい陽ざしを浴びて、お帰りなさい

 

タンポポの咲く広場は、最近出没するイノシシが荒らし放題とか

 

咲き始めたアズマシャクナゲの見事な大株

 

築138年、茅葺き屋根の母屋は今も健在

 

眼病に効能の、ぬる湯温泉は32℃と名前の由来

 

多くの高山植物の鉢で、真っ先に咲いていた雪割草

 

咲き揃ったアズマシャクナゲ、葉の裏が白いのでウラジロシャクナゲとも言う

 

シルエットに浮かぶ吾妻小富士、有難うございました

 

帰宅後は愉快な仲間との定例飲み会、渇いた喉を心ゆくまで潤し大満足

 

 次回は名残の雪山(part3)をお楽しみに!

 

 


名残の雪山(part1)

2015年05月05日 | 吾妻山

4/26 ぴんころ120さんと名残の吾妻の雪山を楽しんだ

吾妻小富士の雪形「雪うさぎ」は、山麓の春から新緑の移ろいを見守る

 

ラクダ山の雪肌に描いた、命知らずのシュプールに車を止めて

 

浄土平の登山ポストに届を出して、規制外のコースを時計回りに鎌沼に

 

一切経山大穴火口から立ち上る噴気、タマゴの腐ったような臭いがある有毒ガス

 

鎌沼は暖かい陽気に氷が融け始め、藍色のグラデーションに吃驚

 

積雪期限定の鎌沼東側沼畔、バックは東吾妻山(先週直登した)

 

先行者が行けないと戻って来たので、改めて木道沿いの沼畔を周ることに、バックは前大巓

 

鎌沼の中間点は笹原の木道が現れ、前方に一切経山が姿を見せる

 

なるほど、対岸は雪も氷も融け通行はダメだった

 

噴火口から500m以内は、木道にも立ち入り禁止のゲートが設置

 

避難小屋から先の登山路にも立ち入り禁止のロープが行く手を阻む

 

それではと500m圏外の雪渓を登りつめると、平石山と一切経山の鞍部に辿り着く

 

一切経山到着、浄土平からの所要時間は何と3時間45分也

 

魔女の瞳はお目覚め前、朝日連峰~月山~鳥海山までの眺望が嬉しい

 

五色沼に下りるシラビソの間から魔女が妖しい瞳をチラリと

 

青と単純に表現できない妖しい色彩は、まるでブルーアイシャドー

 

魔女の餌食にならないように、急斜面を慎重にトラバース

 

家形山の見える大岩のかげで遅いランチタイムを

 

岩屑だらけの大根森(不思議な名前?)からは高倉山~栗子の県境の山々が展望

 

前方の青木山を望む急斜面、ぴんころさんは尻セードでスーイスイと

 

慶応吾妻山荘入口、登山規制をもろに受けて「命を惜しんで定休日」

 

戦後生まれ、☆印の「ニッポンビール」はサッポロビールの前身か?

 

井戸溝の雪解け水はいずこに~

 

見上げると、コメツガの間に半月が

 

GOALの不動沢登山口へ予定時間内に無事到着、此処まで残雪が残ってくれて感謝

 

出迎えたネコヤナギ、柔らかい綿毛が眩い

 

デポした車で浄土平に再び戻り車を回収、逆光の噴煙は穏やかだが

 

 次回UP、名残の雪山(part2)は禁断の吾妻小富士をお楽しみに!