加藤ちゃんの日々是好日

安達太良山行&芸能ボランティア

雪下駄そぞろ歩き 《第四弾》

2016年02月23日 | 気ままな山歩き

 2/22(月)連日の強風も治まり、毎月登山継続の安達太良山に2月最後のチャンス到来!

 

麓の牧場から望む安達太良山頂は雲に隠れているが広がる青空に期待が持てる

 

あだたら山ロープウェイは冬期間は運転休止、昨年末オープンした日帰り温泉はOKです

 

平日の駐車場はガランとしているが、地元の幼稚園の貸し切りバスが5台到着していた

 

ゲレンデは一部雪が融けてガリガリの氷、自己判断でスノシューは車の中でお留守番!(10:20)

 

あれっ!!首なしの奥岳地蔵さんに何時の間にか微笑みが

 

馬車道から分かれ、急登の登山道に備え雪下駄(アイゼン)を履く

 

勢至平近くの展望台から望む安達太良山は乳首だけがかくれんぼ

 

今日は2月22日、ニャンニャンニャンで猫の日なのでネコの足跡か?・・・岩陰に続く小さい足跡はオコジョかな?

 

フワフワの綿毛で厳冬を耐え、春を待つタムシバの花芽

 

此方は丸裸のバルタン星人?あまりの寒さにお手上げか!

 

勢至平の台地に這い上がると正面に鉄山がアイガーの北壁のように険しい表情を見せる

 

乳首をのぞかせた安達太良山の撮影場所を探して勢至平の台地に踏み込む

 

積雪期以外は立ち入り困難な勢至平、雪が締まりツボ足でもOKなのをチャンスと捉え、思い付きで直登に挑戦

 

バランスの良いダケカンバを背景にシャクナゲの大株、初夏には見事な花をひっそりと咲かせるのだろう

 

目の前を疾風のように走り抜けたノウサギの足跡、雪が硬く肉球まではっきりと残る

 

登山路を外れて苦闘の藪漕ぎ30分、振り返ると勢至平が一望

 

眩い太陽と飛行機の航跡、低い雲に飛行機雲の影が写る珍しい?現象

 

ブッシュ帯を二度ほど越え広い急斜面をトラバース、正面奥は五葉松平のピーク

 

褐色のカラマツ林の向こうに信夫山がぽっかりと浮かぶ

 

東斜面を南側に回り込むと乳首と篭山が姿を見せ、心は躍るが先はまだ長い

 

強風に晒された雪面は歩くと、モナカの皮のようにパリパリと剥がれて面白い

 

STARTして2時間半、西風を避け岩陰で昼飯に(12:55)

 

烏川のV字渓谷越しに阿武隈山地の山並みが一望

 

大岩に現れたツララ、染み出た水が風の悪戯で人面姿に

 

小休止の後、乳首に向かって大斜面をトラバース

 

篭山の裾まで来ると少女の様な形の良い乳首があらわに

 

 霧氷越しにUPで

 

篭山を何時もの反対側の東側から見上げる

 

ナナカマドの霧氷越しも絵になる

 

WHITEツリーの山麓は大玉村か

 

牛の背のピーク峰は烏川源流

 

ナナカマドの実に着いた霧氷

 

峰の辻からの篭山は雄々しい

 

風の通り道の峰の辻はすっかり地肌が剥き出しに、バックは鉄山東壁

 

峰の辻から風が無いので矢筈森コースを登ることに

 

花が咲いたナナカマドと矢筈森西峰

 

烏川源頭部は雨で融け流れた跡が優雅なひだ模様を刻む

 

安達太良山本峰(右)と、1,670mピーク(左)

 

矢筈森の東峰(右)、鞍部の窪みが矢筈のいわれとなった

 

海老の尻尾・・・フライにしたら美味?

 

牛の背と馬の背の分岐点にある砂岩のピーク

 

ガンコウランの低木に咲いた雪の花

 

双子のピーク、安達太良山はどっちかな?

 

雪渓に刻まれた見事な紋様、自然が織りなす芸術だ

 

ピークから眺める景色は遮る物が無い最高の展望台

 

牛の背から望む矢筈森

 

矢筈森から東に連なる台地、中央に笹森山のテレビ搭群が見える

 

船明神山の鞍部越しに磐梯山の秀峰が望める

 

氷結して真っ白の秋元湖と左は白布山(1,220m)奥は桧原湖

 

牛の背の南端には安達太良山本峰が厳しく鎮座、乳首の面影はない

 

牛の背のピーク付近から望む本峰は均整がとれて美しい

 

牛の背の終点に鎮座するダイヤ岩

 

巨大な噴石?ダイヤ岩、一度この岩の上に立ちたいが人目と足場が

 

山頂東の急斜面は日陰で雪が硬く、慎重なトラバースを要する最難所

 

山頂前広場は人影もなく静けさが異様な雰囲気を醸し出す神の住む世界か

 

烏川源頭の窪地に出現した影乳首、陽が落ちないと見られない

 

山頂にやっと登頂(15:20)

 

山の神様にお供えと感謝を捧げる

 

安達太良連峰の最南端の和尚山(1,601m)山頂の奥に筑波山が見える時もある

 

西側、船明神山と左奥に磐梯山

 

未踏の前ケ岳(1,340m)と郡山市街地

 

蔵王の連山も夕日に輝いて

 

夕暮れが迫る帰路は、最短距離の奥岳に下山することに(15:40)

 

ダケカンバの霧氷も風が弱く気温も低く落ちずに咲き残る

 

往路の篭山東側も陽が陰り寒々と

 

五葉松平のマツポックリ、小さな枝に無数に

 

一寸まて!の看板まで来ると安全圏内

 

休止中のゴンドラ上駅からゲレンデを下ることに(16:20)

 

オーバーハングの急斜面を、柔らかい雪にアイゼンを脱ぎ捨て転げ落ちるようにグリセード

 

遠く夕日に染まる福島を見ながら貸切のゲレンデを気持よく直滑降?

 

人影の消えたスキー場に山頂から1時間25分で無事帰還(17:05)

 

駐車場には(新宿21:50着)の格安日帰ツアーバス一台が発車寸前

 

猛烈な低気圧が去り、高気圧に覆われた本日の天気図

 おわり

 

 


雪下駄そぞろ歩き 《第三弾》

2016年02月13日 | 気ままな山歩き

 2/8(月) 珍しく東北南部がピカ~天気、早朝ぴんころ120さんにメールを入れ、かねて約束していた後烏帽子岳を二人で攻略した

 

宮城県白石付近から見る蔵王の前衛、双耳峰の青麻山(中央)とあけら山(左)

 

白石インターを降り 蔵王町付近からの前烏帽子岳(中央)目的地の〈後烏帽子岳〉は後ろに隠れて見えない

 

遠刈田温泉の西、標高700mの宮城蔵王 えぼしスキー場の駐車場に到着(9:25)

 

 えぼしスキー場は標高差700m、宮城県内最長4.3kmのロングコースを誇る

左側のゴンドラとリフトを乗り継げば、いっきに標高1,370mの七合目に到達する

 

ゴンドラ(900円 シニア)+リフト(400円)黙ってお金を出したら普通料金を!

ぴんころさんはシニア料金!”抗議”して200円を戻してもらうが60歳未満と見られたのか?チョット嬉しい

 

義務の登山計画書を提出、後烏帽子岳往復、帰着時間は15時と

 

6名乗りゴンドラは延長2キロ、標高1,080m地点まで10分で到達する(9:40)

 

ゴンドラからは千年杉と呼ばれる杉の巨木を見ることもできる(中央)

 

ゴンドラ上駅到着、蒼い空に純白の山頂がチョッピリ顔を出す

 

青麻山を見下ろすゲレンデを横切り、レストラン横のリフト乗り場に向かう

 

かもしかリフトは延長1キロ余り、標高差300mを10分で運ぶ

リフト沿いのゲレンデは最大斜度35度、平均斜度25度の上級者チャレンジコース

 

標高1,370mのゲレンデトップでスノシューを履き純白の後烏帽子岳へ登頂開始(10:20)

 

オオシラビソとヒメコマツの混合樹林帯を直登

 

突然頭上で「ガアガア」とホシガラス、満天に眩めくのように全身に白い斑点がある

 

暖かい陽射しにウエアを脱ぎ、振り向けば宮城北部の山並みが一望

 

先行するぴんころラッセルマンに感謝!

 

白いダケカンバに綿の実が開いたような、自然の神が織りなす雪の芸術は偉大だ

 

眩い太陽とモンスター、視界が開け初めての山頂へ辿り着く一歩一歩が実に楽しい

 

後烏帽子岳(1,681m)山頂に到着 (11:50)

 

それでは大パノラマをご紹介致します。 南側、左から馬ノ神岳、水引入道、不忘山

 

そして正面に壮絶な爆礫火口の屏風岳、今日の主役だ

 

南蔵王縦走路、杉ケ峰、前山、そしてエコーラインを越え刈田岳

 

蔵王の最高峰熊野岳、北蔵王縦走路の名号峰、雁戸山

 

北側は、船形山から泉ケ岳

 

好評に応え?5倍に拡大して、朝日連峰の最高峰大朝日岳(右)、左は祝瓶山

 

刈田岳、左側の蔵王ハイラインに3台の雪上車が確認できる

 

蔵王の最高峰は熊野岳、左端の馬ノ背から中央の窪みの御釜めがけ命をかけたシュプール跡が!

 

北蔵王縦走路の名号峰、左奥は葉山

 

直線距離で10Km離れたピラミダルムな雁戸山、遠景は栗駒山か

 

 どっしりとした名取川源流の大東岳(中央)

 

船形山連峰

 

泉ケ岳

 

荷もおろさず夢中で抜群の展望を堪能し、ぴんころさんと記念のツーショット

 

東側、前烏帽子岳の向こう中央に青麻山、その奥に太平洋にそそぐ阿武隈川河口が見える

 

東斜面からの絶景も捨てがたい

 

無風快晴の至福の時間は早い、足元の雪を踏み固め山ランチタイム

 

腹這いになり撮った写真は?

 

七色に光り輝くクリスタル?

 

起き上がるのが面倒、フカフカの雪に大の字に・・・冷たいが超気持ち良い!

 

見上げれば北に向かう旅客機、空気が乾き航跡が短い

 

下山前に名残の屏風岳、陽が傾き火口壁の影が立体的に

と、イナズマ形の登頂跡を発見!

 

ろうづめ平からの登山路だが厳冬期、ソロで屏風の雪庇越えに挑戦するとはかなりの猛者だ

 

山頂で至福の2時間を過ごし下山開始(13:50)

 

帰路は往路を忠実にパウダースノーを蹴散らして転がるように下山

 

ヒメコマツとオオシラビソ

 

こちらはオオシラビソとヒメコマツ

 

この木何の木 気になる木

 

雪山は何処でも登山道、足元を気にせずルンルン気分で歩ける

と、足の違和感に足元を見るとスノーシューが片方無い!!

 

100mほど戻り回収に成功! 気を抜くと何が起こるか分からないのが雪山だ

 

ゲレンデトップに降り、最短距離の上級者コース沿いを下りることに

 

標高が逆転し端整な山容を見せつける雁戸山・・・「絵になる」と ぴんころさん

 

最大斜度35度のチャレンジコースは下が隠れて見えず恐怖の壁だ

 

ゲレンデ横の深雪を一歩一歩、雪崩れないよう慎重に降下

 

陽が沈みゆくゲレンデをやっとの思いで下り、ゴンドラ上駅のベンチで小休止

カラフルなウエアの若いスノーボーダーのパラダイス

 

ゴンドラに乗れば簡単下山だが、天気良し、眺め良しでジャンボコース脇を歩いて下ることに決定

 

正面には仙台市街地をバックに釜房湖と太白山の尖がりが小さく見える

 

ミズナラの大木には寄生木が

 

陽が陰げり閑散とした えぼし高原レストハウスが眼下に

 

スノシューを脱ぎ無事ゴールイン(15:55)

 

ハウス脇では「アナと雪の女王オラフ」の雪ダルマがお帰り!と

おわり

 


雪下駄そぞろ歩き第2弾

2016年02月06日 | 気ままな山歩き

2/4(金)立春!「あさが来た」を見ていると、ぴんころ120さんから〈オラの足跡を辿り栂森に登る〉と電話が入る 

午前中に急きょヤボ用をすませ、思い付きで高い所から栂森を見下す奇襲作戦に

 

115号線から分かれ土湯峠温泉郷への雪路を走ると、正面に目指す鬼面山が眩く輝く

 

 

野地温泉ホテルの駐車場から望む鬼面山(1,481m)山頂までの標高差は 約280m

 

先日の栂森の雪団子に懲り、新兵器の〈スノーダンプ着雪防止スプレー〉をシュー

 

いざ、ブナッ子路を栂森を見おろす鬼面山攻略に出発(12:25)

 

鬼面山の肩を下りて来る3人組の人影を発見!

 

さすがブナッ子路、青空に大きく伸ばした枝が眩い

 

複数の先導者のラッセル跡をラクラクと歩く

 

1月31日に登った栂森(右)、今日は「ぴんころ120」さんが山頂にいる時間だ(12:45)

 

旧土湯峠(標高1,272m)から望む箕輪山

 

福島と会津を結ぶ送電線に 湿り雪が着雪し見るからに痛々しい

 

「良かった!」と笑顔で鬼面山から下山のご夫婦、きのうは此処土湯峠まで下見して今日に備えたと

 

下から見えた3人組も下山、天気が良く雪景色の良い写真が撮れて満足と

 

標高1,360mの鬼面山の肩からは野地温泉郷が一望

 

気温が低く風も弱く樹木に着いた雪が落ちずに 満開の花道を造り出迎える

 

鬼面山の東側は、ほぼ垂直の断崖となり雪庇が張り出す危険個所!

 

西の方角には磐梯山の雄姿が一望できる

 

枝いっぱいに花を咲かせる、見事な雪の芸術品

 

栂森と、くの字に折れる荒川の先には福島のシンボル信夫山が見える

 

エビのシッポが見事な鬼面山頂、バックは箕輪山

 

標高1,481mの鬼面山頂でバンザイ!(14:05)

 

青空が一転、西風と共に雲が押し寄せ磐梯山を隠し始めた

 

冷たい西風を避け東側の雪庇端で休憩、福島盆地の眺めがGood

 

三角点付近のヤブを突くと手頃な雪洞が出現、体半分入れてご満悦、今晩のお泊りにはチョット狭いが?

 

快適な?雪洞でコンビニ調達の山ごはん

 

(15:30)下山開始 途中のコアラの着ぐるみの五葉松に見惚れる

 

立春を祝うか如く満開に咲いた桜並木、一人で見るのは勿体ない

 

中腹にある五葉松の老木帯、強風雪に耐え巨木が傾いている

 

雪庇は歩きやすいが、スットクで突くと雪が抜け谷底が見える

 

吹雪の中を旧土湯峠に下り立つ、奥に見えるテレビ反射板は一辺が10mある

 

ブナ林を避け、送電線路下をショートカットで一気に下山

 

途中のくぼ地で雪洞訓練の跡を発見!

 

野地ホテルの駐車場に抜けるブナ林は温泉の湯気でか?スラリと美人揃い

 

野地ホテルの駐車場に帰還、スプレーが効いたのか気温が低かったのかスノーシューの着雪ゼロ(15:30)

 

ホテルの駐車場では電力会社の面々が集まり吹雪を衝いて雪上訓練?

 

帰路、土湯温泉「かじかの湯」に立ち寄ると、ぴんころさんから無事帰宅したとメールが

 

貸し切り状態の足湯、熱めだが冷えた足にはちょうど良い

 

無料のこけし館の「土湯温泉見聞録館」をのぞいて見た

 

ビックリぽん!海水魚のトラフグと淡水魚のニホンウナギが同じ水槽で仲良く泳ぐ

「好適環境水」で両方の魚に適する浸透圧で福島高校のSS(スーパーサイエンス)部が飼育実験中です

まもなく土湯の温泉熱を利用した実証試験の水槽(3トン2基を)を造る予定だと

温泉熱を利用して養殖された魚が土湯温泉の特産品になれば素晴らしい

 

帰宅したテレビでは立春朝絞りのニュースが、立春の日は日本酒のお正月とか

 

 

もち、我が家でもOB仲間が磐梯山の麓から手配した爽やかな香りの立春朝絞りが夕食卓に

 おわり