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●辺野古破壊に「反対に○」が投票資格者総数の37.65%、43万4273票…これは、もの凄い数字だ!

2019年02月26日 00時00分25秒 | Weblog

【電子号外】有権者4分の1超確実 県民投票 知事、日米通知へ琉球新報 2019年2月24日)↑]



リテラの記事【県民投票で辺野古基地反対が圧倒! 安倍政権が妨害しても投票率5割以上、安倍応援団はぐうの音も出ず】(https://lite-ra.com/2019/02/post-4567.html)。
琉球新報のコラム【<金口木舌>県民投票の先に…】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-880214.html)。
沖縄タイムスの阿部岳記者によるコラム【[大弦小弦]名護市の投票所は小雨に包まれ、人影が少なかった…】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/388995)。




 《この、沖縄が明確に示した民意を、安倍首相は無視することはできないだろう…選挙でもない、国の法律で定められているわけでもない住民投票で、50%を超えるというだけでも画期的だが、この県民投票をめぐっては、安倍政権および安倍自民党が、なんとかその結果を無効化させるため、投票率を下げさせようとさまざま卑劣な手段に出てきたからだ》。
 《▼名護市出身の元副知事、比嘉幹郎さん(88)は米統治時代、琉球列島米国土地収用委員会の通訳を務めるなど基地の変遷を見詰めた。「政府は沖縄を外交の道具として使ってきた。分裂を中央政府が喜ぶ」と指摘し、その脱却のため結束を呼び掛けた。分断は乗り越えられる。県民が票に託した願いだ》。
 《▼なぜ今回は静観し、「県民の理解」を求める絶好の機会を放棄したのか。…▼基地建設に合理性がなく、議論では勝ち目がない政府がそう認めたに等しい「不戦敗」に追い込んだこと自体、21年余りの間に県民が蓄えた力を示している》。

   『●《事実誤認》というフェイクで記者を会見から締め出す前に… 
                  アベ様や最低の官房長官こそ《事実誤認》?
   『●《安倍首相は…14年4月、政府として運用停止期限を
           「19年2月」とすることを確認》、閣議決定まで…
   『●辺野古は破壊「損」…《軟弱基盤でいつ
      完成するかもわからない辺野古》も《唯一の解決策》にはなり得ない

 2019年2月24日に、辺野古破壊の賛否を問う沖縄県民投票が実施されました。
 琉球新報の【<社説>県民投票で反対多数 埋め立て直ちに中止せよ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-880215.html)によると、《名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票で、反対の民意が明確に示された。特定の基地建設を巡り、民主主義で定められた制度によって県民が自ら意思表示をしたのは初めてだ。2月24日は沖縄の歴史の中で特筆すべき日になった。法的拘束力がないにもかかわらず、有権者の過半数が投票し、43万人を超える人々が新基地建設にノーを突き付けた。この事実を政府が無視することは断じて許されない》。

 沖縄タイムスの記事【辺野古埋め立て「反対」が7割超え 知事の得票上回る43万票 沖縄県民投票、投票率は52.48%】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/388970)によると、《沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に必要な埋め立ての賛否を問う県民投票が24日、投開票された。3択のうち、埋め立てに「反対」は43万4273票に上り、投票総数の71・7%を占めた。県民投票条例で定める知事の結果尊重義務が生じる投票資格者総数の4分の1を超え、昨年9月の知事選で新基地建設反対を訴えて当選した玉城デニー知事が獲得した過去最多得票の39万6632票も上回った「賛成」11万4933票で、反対が賛成の3・8倍に達した「どちらでもない」は5万2682票。投票資格者総数は115万3591人で、投票総数は60万5385人。注目された投票率は52・48%だった》。

 東京新聞の示していた《注目3つの数字》は以下の通り。

   『●《安倍首相は…14年4月、政府として運用停止期限を
         「19年2月」とすることを確認》、閣議決定まで…
    「東京新聞の記事【沖縄県民投票、注目3つの数字 
     過半数←玉城氏得票数←4分の1】…《投票資格者数の四分の一
     (約二十八万九千)と、昨年九月に初当選した玉城デニー知事の
     得票数(約三十九万六千)、投票率50%となる
     投票者数(約五十七万八千)だ》」

                               投票資格者総数%
  投票資格者数の1/4  28万8398票         25.00%
  玉城知事得票数     39万6632票         34.38%
  投票率50%      57万6796票         50.00%

 今回の結果をまとめると、以下の通り。

  投票資格者総数    115万3591人
  投票総数        60万5385人
  投票率         52.48%

                        投票総数%  投票資格者総数%
  「反対」        43万4273票  71.7%  37.65%
  「どちらでもない」    5万2682票   8.7%   4.57%
  「賛成」        11万4933票  19.0%   9.96%

 辺野古破壊に「反対に○」が投票資格者総数の37.65%43万4273票…これは、もの凄い数字だ! 再びの、明確な民意だ。

 琉球新報の記事【新基地反対72% 43万4273票、有権者4分の1超 賛成19% どちらでもない9% 投票率52・48% 県民投票】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-880273.html)によると、《反対票は、県民投票条例で「結果を尊重」し、首相と米国大統領への通知を義務付けた全投票資格者数(有権者数)の4分の1を大きく上回る37・65%に上った…基地の整理縮小や日米地位協定見直しの是非を問うた96年の県民投票では賛成が89・09%に上り、有権者数の過半数(53・04%)に達した。投票率は59・53%だった》
 あらためて《96年の県民投票》は凄かったんだねぇ。《有権者数の過半数(53・04%)に達した》!! 沖縄の皆さんの基地に対するこれほどの明確な民意を無視し続けてきた訳だ。
 今回、「目指せ、投票資格者総数の過半数57万8148票。投票率71%で、辺野古破壊に「反対に○」が73%…投票資格者総数の51.83%」…を夢見ていたのですが、でも、それでも辺野古破壊反対が37.65%43万4273票という数字は凄い。

 これだけの明確な民意を無視して、今日も辺野古破壊という暴挙・愚挙は続いています。
 《政府は沖縄を外交の道具として使ってきた。分裂を中央政府が喜ぶ》…辺野古破壊という暴挙・愚挙、そして、沖縄の市民を分断する愚策。最早沖縄イジメ…無能なアベ様政権。

 琉球新報の記事【玉城知事「結果尊重する」 週内にも首相と会談へ】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-880254.html)によると、《「投票結果を尊重するとともに、速やかに首相と米国大統領に通知する。できるだけ早い時期に上京して結果を伝えたい」と述べ、週内にも安倍晋三首相と面会して結果を通知する意向》。
 また、日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/清和会政権は自民党沖縄史の汚点】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201902250000216.html)によると、《しかし、その後の政権は沖縄に興味を示さず「普天間返還を決めたのに辺野古を認めない」、つまり「沖縄に問題あり」に議論がすり替わった…安倍政権は辺野古が唯一の解決策」「沖縄に寄り添うというものの、その努力は橋本・小渕時代に比べれば皆無に等しい》。
 玉城デニー知事との面会で、アベ様の御言葉が聞こえてくるようだ…「真摯に寄り添って…」。アベ様の御言葉がいまから思い浮かぶ…「沖縄に寄り添う…」。

 東京新聞の記事【首相「普天間移設先送りできず」 沖縄県は対抗策検討】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019022501001445.html)によると、《普天間の固定化は避けなければならないとして「移設をこれ以上、先送りすることはできない」と官邸で記者団に語った》?
 首相《普天間移設先送りできず》って、アホ?? 《安倍首相は…14年4月、政府として運用停止期限を「19年2月」とすることを確認》、閣議決定までしておきながら!

 最後に、ブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/日米安保体制下の天皇在位30年式典と琉球国の沖縄併合140年、そして県民投票】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/e03d7cda810fa68f2c797993169a358d)によると、《低投票率を狙って自民党・公明党が「静観」を決め込むなか、自ら投票所に出向いて意思表示した市民が、これだけいたということだ。ただ、県民投票の期間も辺野古の埋め立て工事は止まっていないし、明日以降も工事は続く。私にとって県民投票が成功したかどうかは、これから工事を止めるためにどれだけ役立つかにかかっている》。
 目取真俊さんブログ(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/)、いつも見ていて胸が苦しくなる。「本土」から何もできないでいる無力感、罪悪感…。

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https://lite-ra.com/2019/02/post-4567.html

県民投票で辺野古基地反対が圧倒! 安倍政権が妨害しても投票率5割以上、安倍応援団はぐうの音も出ず
2019.02.24 10:07

     (県民投票公式サイトから)

 安倍政権に対し、県民がはっきりと「反対」の民意をつきつけた。本日おこなわれた辺野古新基地建設の賛否を問う県民投票は「反対」が多数となることが確定した。朝日新聞の出口調査では「反対」に投票した人は7割におよび、昨年、知事選で玉城デニー氏が獲得した過去最多の約39万票を超える可能性もあるという。
 県民投票条例では有権者の4分の1が選択した結果を知事が尊重し、総理大臣と米大統領に通知することが定められているが、今回は「反対」が4分の1を大きく超えるのは確実だ。この、沖縄が明確に示した民意を、安倍首相は無視することはできないだろう。
 しかも、注目しなければいけないのは、投票日のきょうは雨模様で出足が心配されるなか、この県民投票の投票率が50%を超えたことだ。選挙でもない、国の法律で定められているわけでもない住民投票で、50%を超えるというだけでも画期的だが、この県民投票をめぐっては、安倍政権および安倍自民党が、なんとかその結果を無効化させるため、投票率を下げさせようとさまざま卑劣な手段に出てきたからだ。
 今回、安倍自民党をはじめ、公明党、日本維新の会は県民投票を「自主投票」とし、自民、公明は公開討論会にも参加することなく「無視」を決め込んだ。これは日米地位協定の見直しと基地の整理縮小の賛否を問うた1996年の県民投票で、自民党県連が「棄権を呼びかける」としたことに批判が起こって方針の修正に追い込まれたことを念頭に置き、棄権呼びかけ運動ではなく、県民投票自体をまるでないことのように位置づけることで投票率を下げようとしたのだ。
 その一方、投票率を下げさせたい、「反対」票をなんとしても削りたい安倍政権が取ったのは、「辺野古か普天間か」という大嘘の喧伝と、ひたすら辺野古の工事を進めるという強権的な手段だった。
 そもそも、米政府は普天間返還に対して那覇空港の滑走路使用など8つの条件をつけており、2017年6月に当時の稲田朋美防衛相が「前提条件が整わなければ、(普天間)返還とはならない」と国会で答弁しているように、「辺野古に基地ができれば普天間は返還する」などという約束はなされていないのが現実だ。
 しかし、こうした事実を覆い隠し、安倍首相や菅義偉官房長官らは頻りに「普天間の危険除去のためには辺野古への移転しかない」などと言いつづけている。普天間基地近くの小学校や保育所に米軍機の窓枠や部品が落下するという重大事故が起こっても政府として米軍に強く対応を迫ることもしない安倍政権が、よくもまあ「普天間の危険除去」などと言えるものだと思うが、こうやって「辺野古に基地ができたら普天間返還」なる嘘を言いふらすことで、安倍政権は「反対」票を削り、さらには「容易に選択できない」苦悩を県民に押し付けてきた
 さらに、政府は昨年12月14日から海への土砂投入を開始し、既成事実づくりに躍起。その上、安倍自民党は県民投票の全県実施を阻止することで無効化しようとまで画策した。「「辺野古」県民投票の会」代表の元山仁士郎氏が全権実施を求めてハンガーストライキしたことなどが実り、投票の選択肢を「賛成」「反対」の2択ではなく「どちらでもない」をくわえた3択で妥結したが、安倍自民党が一部自治体を県民投票不参加に持ち込んだことが少なからず「反対」票を削る結果になったことは間違いない。
 そして、何より大きかったのは、菅義偉官房長官の発言だろう。菅官房長官は今月14日の定例会見で、「どういう結果でも移設を進めるか」という質問に「基本的にはそういう考えだ」と明言。投票がおこなわれる前から、県民の意志表示は無視する、と宣言したのである。


■安倍政権の“無視”作戦をアシストしたNHKをはじめとする大マスコミ

 その上、こうした安倍政権の姿勢をアシストしたのが、メディアだ
 事実、前述した12月14日の土砂投入では、普段は沖縄問題を取り上げない「本土」メディアはその映像を大々的に報じ、NHKはライブ中継までおこなった。「もう引き戻せない」と諦めさせるための安倍政権のパフォーマンスに、メディアが丸乗りしたのだ。
 その一方、基地問題は日本全体の問題であるにもかかわらず、県民投票の話題はほとんど報じず。取り上げたとしても、「辺野古か普天間か」という安倍政権の嘘をそのまま伝える体たらくだった。
 いや、それどころか、県民投票が直前に迫った22日のNHK『ニュースウオッチ9』では、「選挙によって分断されてきた沖縄」をVTRで打ち出し、基地反対運動に参加してこともある若者が県民投票に行くかどうかで悩む様子や、普天間基地の近くに住む男性が“県民は二分される”として「棄権」を決断したという声をクローズアップし報道した。
 辺野古に基地ができても普天間が返還されるわけではないという事実を伝えることもせず、「サンゴは移植した」という安倍首相の虚偽発言をそのまま垂れ流し、挙げ句、投票日直前に「棄権」という選択肢を強調する──。こうした報道こそが、県民の分断に加担するものではないか。
 このように、政権と忖度メディアによる圧倒的な発信力によって、県民に苦悩を押し付け、分断し、投票の士気を下げる“妨害”活動をおこなってきた安倍政権。こうしたことを考えれば、有権者の50%を超える人びとが投票をおこない、その大半が「反対」票に投じたという結果は、極めて重要だ。
 安倍応援団メディアは「こんな低い投票率しかなかった」という攻撃をするために手ぐすねを引いていたようだがぐうの音も出ないとはこのことだろう


■辺野古の軟弱地盤工事は困難、工期13年以上、2兆5500億円の金額に

 だが、それでも安倍政権は、またも沖縄の民意を無視し、この無謀な新基地建設を進めると打ち出すだろう。そして、メディアも沖縄の住民だけの感情として矮小化してしまうかもしれない。
 しかし、今度こそそんな犯罪行為やデタラメを許してはならない。そもそも辺野古の新基地建設は、すでに物理的に暗礁に乗り上げている。大浦湾側の埋め立て予定地で見つかっている軟弱地盤について、政府は地盤に砂杭を打ち込む計画だというが、その数はなんと約7万7000本という途方もない数字だ。しかも、地盤改良はもっとも深い地点が水面下90メートルという世界的にも珍しい工事で、この深さに対応できる作業船は国内に存在すらしない。無論、莫大な工費となることは必至で、政府は当初2400億円としてきたが、沖縄県は2兆5500億円と試算。工事全体も13年かかるとしている
 なおも工事を進めるという権力の暴走を見過ごすことは、沖縄だけではなく、すべての国民が同じように蹂躙されることを認めることになる。今回の「反対」の意思を、安倍首相はしっかり重く受け止めろ。そう全国から声をあげなければならない。投票によって明確に示された民意を蔑ろにすることは、けっして許されない。

(編集部)
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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-880214.html

<金口木舌>県民投票の先に・・・
2019年2月25日 06:00
県民投票 比嘉幹郎 辺野古 金口木舌

 1996年は19歳だった。日米地位協定の見直しと基地整理縮小の是非を問う県民投票では、選挙権がないため投票できなかった。「1年早く生まれていたら」。意思表示をできなかった悔しさは今も消えない

▼名護市辺野古の新基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票は投票率が50%を超え、結果は反対が賛成を大幅に上回った。県民は1票を投じ、それぞれの意思を再確認した
▼名護市の61歳の男性は1997年のヘリポート基地建設を問う市民投票では賛成だったが今回は反対に投じた。「振興のため必要だと自分に言い聞かせてきたが、もう限界だ。沖縄への理不尽は何も変わらなかった
▼辺野古の20歳の男性は県民投票の費用対効果に疑問を抱きつつ、「権利だから」と足を運んだ。「国と争っても補助金が減るだけだ。基地に悪いイメージもない。賛成に入れた
▼名護市の投票所には車いすやタクシーで訪れた高齢者、入院患者を示すリストバンドを巻いた若い女性も1票を投じていた。取材に涙を浮かべ思いを語る男性もいた
▼名護市出身の元副知事、比嘉幹郎さん(88)は米統治時代、琉球列島米国土地収用委員会の通訳を務めるなど基地の変遷を見詰めた。「政府は沖縄を外交の道具として使ってきた。分裂を中央政府が喜ぶ」と指摘し、その脱却のため結束を呼び掛けた分断は乗り越えられる。県民が票に託した願いだ。
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/388995

[大弦小弦]名護市の投票所は小雨に包まれ、人影が少なかった…
2019年2月25日 07:21

 名護市の投票所は小雨に包まれ、人影が少なかった。24日午後、県民投票で訪れた男性(57)は「静かすぎてびっくりです」と辺りを見回した。1997年の名護市民投票とは様変わりだ

▼あの時、投票所入り口は辺野古新基地建設に条件付き賛成と反対、両派の訴えで騒然としていた。何より、政府が全力で勝ちにきていた。防衛庁の職員が戸別訪問に回り、長官は自衛官に文書で集票を求めた

▼なぜ今回は静観し、「県民の理解を求める絶好の機会を放棄したのか。菅義偉官房長官は「地方公共団体が条例に基づいて行うもの」と言うが、それは市民投票も同じだった

基地建設に合理性がなく、議論では勝ち目がない政府がそう認めたに等しい「不戦敗」に追い込んだこと自体、21年余りの間に県民が蓄えた力を示している

▼そして論戦が成立しない中でも過半数が足を運び、昨年の知事選を上回る反対の票を積み上げた。県民の意思は最終結論が出た

▼24日夜、反対を訴えてきた県民投票連絡会の名護支部。市民投票の時のはじけるような万歳はなく、穏やかに結果を喜び合った。参加者は「賛成派に勝った、万歳、ではない」「本当の相手は政府。県民が一緒になって向き合っていく」と語った。何度裏切られても諦めない、不条理に鍛えられてきた民主主義の言葉があった。(阿部岳
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コメント
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●《安倍首相は…14年4月、政府として運用停止期限を「19年2月」とすることを確認》、閣議決定まで…

2019年02月24日 00時00分21秒 | Weblog

[※辺野古破壊の愚行を報じる朝日新聞2018年12月15日)↑]



沖縄タイムスの記事【国が沖縄に責任転嫁 普天間5年内停止 県政替わり「辺野古とリンク」】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/386004)と、
【社説[普天間運用停止]政府の責任は免れない】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/386080)。
東京新聞の半田滋さんのコラム【【私説・論説室から】増殖を続ける米軍】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019021802000132.html)。

 《国と県が約束した米軍普天間飛行場の「5年以内の運用停止」が今月末で期限を迎える18日は、2014年に普天間の危険性除去を議論する国、県、宜野湾市による負担軽減推進会議が初めて開かれた日だが、この5年で本会議の開催は4回にとどまるなど取り組みは停滞し、形骸化していた》。
 《5年以内どころかこの先10年後に運用停止ができるかどうかさえ、まったく分からない軟弱地盤の改良工事のため、辺野古の新基地建設が長期化するのは避けられなくなったからだ》。
 《条件が整わなければ、普天間返還が実現しないのだとすれば、安倍晋三政権がやるべきは辺野古新基地の建設強行ではない。米政府に沖縄の民意を伝え、どうすれば普天間返還が実現するか誠実に協議することである》。

 《安倍首相は「最大限、実現するよう努力したい」と述べ、14年4月、政府として運用停止期限を「19年2月」とすることを確認した》のだ。《14年10月、5年以内の運用停止に「全力で取り組む」との答弁書を閣議決定》…御得意の閣議決定までしたではないか。どこまで息吐く様にウソをつき続けるのか。
 《2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止》はどうなったのか? 沖縄県民の民意に反し、辺野古破壊の1拓を強制しておきながら、アベ様や最低の官房長官は、普天間の運用停止に向けて番犬様と一体どんな交渉をしてきたのか?
 (半田滋さん)《米政府の圧力を地元につけ回すだけの政府》…アベ様や最低の官房長官の腰抜けぶり、そして、沖縄イジメには目も当てられない。

   『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・普天間は 
        返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??
    「沖縄タイムスの記事【沖縄知事「米軍に那覇空港使わせない
     普天間返還「民間施設使用も条件」の衝撃】(…)によると、
     《米軍普天間飛行場返還に緊急時の民間施設使用が条件となっている
     /該当するのは那覇空港だが、翁長知事は「絶対に使わせない」と明言
     /過去、政府から条件の説明はなく、普天閒は返還されない恐れも》」

   『●アベ様らは2019年2月までに普天間飛行場は返還される
               と云う寝言な「空想」 ~辺野古は破壊「損」~
   『●破壊「損」な美ら海への土砂投入… 
     「2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止」をやってみせよ!
   『●辺野古破壊反対の明確な《結果が出る前から、
       安倍政権は「民意などクソくらえ!」と言わんばかりだ》!
    「《2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止》の約束は一体
     どうなったのか? その日2019年2月18日は過ぎてしまったぞ!」

   『●《事実誤認》というフェイクで記者を会見から締め出す前に…
                  アベ様や最低の官房長官こそ《事実誤認》?

 沖縄タイムスのコラム【<金口木舌>This is Okinawa】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-876951.html)によると、《▼新基地建設に伴う名護市辺野古の埋め立てを問う県民投票の結果は1週間後、明らかになる。投票が行われるまでの工事中止を求めるホワイトハウスへの請願署名は20万筆を超えたが、工事は止まらない ▼県内外や米国の人々は「これが沖縄だ」とメッセージを発信し続ける日米両首脳は国家像に美しさ」と「強さを唱えるが県民投票後も民の声に対して国は無視を決め込むのか。それならばダサいを通り越し、暴力にしか映らない》。
 《『美しい国へ』(文藝春秋)を出版した安倍首相率いる自公政権は、いまや美しい辺野古の海をぶち壊す…》…いまも日々続いているデタラメな《工期も費用も言えない》辺野古破壊。

 東京新聞の記事【沖縄県民投票、注目3つの数字 過半数←玉城氏得票数←4分の1】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201902/CK2019021802000115.html)によると、《投票資格者数の四分の一(約二十八万九千)と、昨年九月に初当選した玉城(たまき)デニー知事の得票数(約三十九万六千)、投票率50%となる投票者数(約五十七万八千)だ》。
 また、日刊ゲンダイの記事【沖縄県民投票について世論調査 辺野古移設「反対」が7割超】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247740)によると、《朝日調査では、投票に「必ず行く」と答えた人は71%で、そのうち「反対」が73%》。
 目指せ、投票資格者総数の過半数57万8148票。投票率71%で、辺野古破壊に「反対に○」が73%…投票資格者総数の51.83%。でも、もっと投票率を上げたいところ。

 辺野古は破壊「損」、この無茶苦茶を何としてでも、一日でも早く、止めなければ。辺野古破壊は不可逆。元には戻せない。だからこそ、1日でも早く子の暴挙・愚行を止めさせなければ。
 琉球新報の記事【危険除去も形骸化 普天間停止きょう期限】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-876961.html)によると、《政府と県が約束した米軍普天間飛行場の「5年以内の運用停止」は、実現されないまま18日に期限を迎える。当初、名護市辺野古の新基地建設と関係なく協議されるはずだったが、政府は県の協力が得られないことを理由に、責任を転嫁する形で運用停止の実現を困難だと主張してきた》。
 同じく、琉球新報の【<社説>普天間停止きょう期限 約束ほご、国に重大責任】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-876944.html)によると、《案の定、まやかしだった。米軍普天間飛行場を5年以内に運用停止するという政府の約束は空手形にすぎなかった。その期限を迎えたきょう、改めて政府の偽装と無策ぶりに強い憤りを覚える》。

 《工期も費用も言えない》デタラメ…辺野古は破壊「損」へまっしぐら。
 日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/県民投票を無視して辺野古基地建設を強行しても不毛なだけ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/247888)によると、《安倍官邸と沖縄自民党は、何とかしてこの沖縄県民がやむにやまれず採った直接民主主義的政治行動を叩き潰そうとして七転八倒した…官邸と自民党が投票を無意味化しようと悪あがきしたことで、かえって「県民をバカにするのかという反発が出て、投票率を押し上げることになったのではないか…本当の選択肢は、「辺野古中止、普天間即閉鎖で海兵隊に出ていってもらう」のか、「いつできるか分からない辺野古の工事が続く間、普天間を半永久的に使い続ける」のか、の2択であって、安倍政権もいい加減に突っ張りをやめて、県民の意向に従って海兵隊の「国外、最低でも県外」への退去を対米交渉すべきではないか》。

 最後に、琉球新報の記事【地盤改良の砂量、11倍に 辺野古 軟弱層70%置き換え 県試算「費用1500億円」】(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-879017.html)によると、《大浦湾に広がる軟弱地盤への対応について、政府が地盤改良工事で使用を想定する砂の量が650・9万立方メートルに上ることが分かった。もともと新基地建設計画で使用予定だった砂の量(58万立方メートル)の11倍に当たる》。
 こんなん工事に「挑戦」する土木屋の気が知れない。そこまでして美ら海をなぜ破壊? 

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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/386004

国が沖縄に責任転嫁 普天間5年内停止 県政替わり「辺野古とリンク」
2019年2月18日 05:10

 国と県が約束した米軍普天間飛行場の「5年以内の運用停止」が今月末で期限を迎える18日は、2014年に普天間の危険性除去を議論する国、県、宜野湾市による負担軽減推進会議が初めて開かれた日だが、この5年で本会議の開催は4回にとどまるなど取り組みは停滞し、形骸化していた。

     (住宅地と隣接する普天間飛行場を離陸するオスプレイ=2019年2月14日)

 本会議は14年2月の初会合以降、14年6月、同10月に開かれたが、名護市辺野古の新基地建設に反対する翁長雄志知事に代わると16年7月の1度だけ。以来、現在の玉城デニー知事になっても開かれていない。

 併せて設置した作業部会も9回開かれたが、負担軽減の取り組み状況の報告や要請、意見交換が主な内容だった。

 政府は翁長県政誕生を機に、5年以内の運用停止は普天間の辺野古移設について地元の協力が得られることが前提だ」とリンク論を持ち出し、県に責任転嫁。県は約束当時の高良倉吉副知事が「辺野古を前提としない」との当時の認識を証言しており、立場が食い違っている。

 岩屋毅防衛相は15日の記者会見で「安倍総理、仲井真知事、ご当地の市も含めて辺野古への移設を前提に、5年以内に運用停止ができればという認識に立っていたということは事実だ」と主張した。

 ただ、日米合意では辺野古が完成し、普天間が返還されるのは最短でも22年度とされており、5年以内の運用停止となぜ関連するのか説明はない。
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/386080

社説[普天間運用停止]政府の責任は免れない
2019年2月18日 08:02

 安倍晋三首相が約束した米軍普天間飛行場の「5年以内の運用停止」が18日、期限を迎えた。

 5年以内どころかこの先10年後に運用停止ができるかどうかさえ、まったく分からない軟弱地盤の改良工事のため、辺野古の新基地建設が長期化するのは避けられなくなったからだ。

 埋め立て予定区域にある軟弱地盤は深いところで水深90メートルに達する。国内に対応可能な作業船がなく、工事例もない

 本紙の平安名純代・米国特約記者が複数の米連邦議会議員から聞いたところによると、米軍は少なくとも2028年度ごろまで普天間飛行場の使用(運用)を想定しているという。

 国会で質問されても、工期も経費も説明できない説明責任すら果たせない政府が、辺野古現地で連日、反対行動を排除して埋め立て工事を強行しているのは異常というしかない。

 5年以内の運用停止は、埋め立てを承認するにあたって、仲井真弘多元知事が政府に突きつけた条件だった。

 安倍首相は「最大限、実現するよう努力したい」と述べ、14年4月、政府として運用停止期限を19年2月とすることを確認した

 知事選に立候補した仲井真氏をバックアップするため、14年10月、5年以内の運用停止に「全力で取り組む」との答弁書を閣議決定している。 前提が崩れたことで新基地建設計画は完全に破たんした。

    ■    ■

 政府の態度が手のひらを返したように変わったのは、翁長雄志氏が当選したときからだ。17年2月には「難しい状況になっている」(安倍首相)ことを認め、新基地建設に反対する県側に責任を転嫁し始めた

 だが、仲井真氏は埋め立てを承認した時点で、辺野古移設に10年かかることを想定し、辺野古の埋め立て工事と切り離して5年以内の運用停止を進めるよう求めていた

 翁長氏が当選したとき、政府が公平・公正な立場を堅持し、直ちに県と切り離しに向けた協議を進めていれば、事態は変わっていたはずだ。

 政府は翁長氏を敵視し、運用停止は辺野古移設が前提、だと言い出す。

 政府として米国に対して5年以内の運用停止を公式協議のテーブルに載せ、真剣に取り組んだ形跡はない

 ご都合主義、責任転嫁、牽強付会、我田引水、無為無策。この間の政府の態度を何と表現すればいいのだろうか。

    ■    ■

 県議会は昨年2月、即時運用停止を求める決議を全会一致で可決した。県と基地所在市町村でつくる県軍用地転用促進・基地問題協議会は7日、政府に対し5年以内の運用停止などを求めた。

 普天間飛行場の滑走路補修工事に多額の国費を投入し、その半面、運用停止の期限を迎えたことに対しては、何の「痛み」も感じていないとすれば、政府の罪は限りなく大きい。県、市町村、県議会は一日も早い運用停止に向け、声を上げ続けるべきだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019021802000132.html

【私説・論説室から】
増殖を続ける米軍
2019年2月18日

 防衛省は米空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)施設として、鹿児島県西之表市の馬毛島を取得することを決めた。米軍基地はとめどなく広がるのだろうか。

 実例がある。昨年三月、米空母艦載機が神奈川県の厚木基地から山口県の岩国基地へ移駐した。だが、日本政府が求めていないことから厚木基地は一平方メートルも返還されていない。岩国基地には日本政府のカネで移駐に伴う各種施設が造られており、米軍は労せずして艦載機が利用できる厚木、岩国という二つの基地を手に入れたことになる。

 馬毛島にFCLP施設ができれば、岩国から遠い硫黄島のFCLP施設は使われなくなるだろうが、米軍は手放さない。厚木同様、おそらく日本側が返還を求めないからだ

 沖縄の普天間飛行場だって変わりない。

 二〇一七年六月、稲田朋美防衛相(当時)は普天間飛行場の返還をめぐり、参院外交防衛委で「(緊急時の民間施設の利用について)米側と協議、調整が整わない限り返還がなされないことになる」と明言した。

 条件が整わなければ、普天間返還が実現しないのだとすれば、安倍晋三政権がやるべきは辺野古新基地の建設強行ではない。米政府に沖縄の民意を伝え、どうすれば普天間返還が実現するか誠実に協議することである。

 米政府の圧力を地元につけ回すだけの政府でいいはずがない。 (半田滋
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