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主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

今朝の新聞記事:特定技能1号の不振

2019年10月01日 | 日記

今朝の新聞記事:特定技能1号の不振

10月1日付け朝刊:神戸新聞第4面

 

皆様のご健勝とご清栄をお慶び致します。

ところで、特定技能1号制度が始まって、早やくも半年が経過。

本年の獲得目標は、最大で47,550人。

介護・外食・宿泊業での技能試験での合格者数は2000人以上だった。

それに対し、現在の資格許可を受けた人数は、僅かに0.8%にも満たない376人。

その不振の最大の理由としては、❶「技能実習生と何が違うのか?メリットが明確でないのに、雇用に伴う諸経費がかなり掛かってくる。」とか、❷「折角採用しても、転職可能な特定技能1号では、高賃金のエリアや企業への転職で辞められる恐れがあって、受け入れに慎重にならざるを得ない。」などの理由が挙げられているようだ。

❸更には、特定技能1号での外国人の生活を支援する「登録支援機関」の設置も、「地方では」まだまだ少なくて、特定技能1号の利用には及び腰の企業が多い。

 

実際、Vietnamやインドネシアのバリ島の人材送り出し機関でも、技能実習向けの人気が際立って高いといわれている。

これでは、入管庁の「より労働者側に立った制度だ」として新制度利用促進の意向は、完全な空振りになりかねない。

従って、➀労働中心で入国したい向きには技能実習制度、②言語・文化や経済社会制度・産業技術等を学びたい向きには日本語学校への留学と大学等への進学という、それぞれの目的と制度内容とが単純で明確な2制度の更なる利用の促進を図る方が望ましいかと考えられる。

⇒「技能実習」か「留学」かの選択肢

 

以上

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