学習塾の盛衰を乗り越えて
皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、当塾は設立後43年を経過しますが、30年ほど前には、新興の学習塾業界に所属する塾長などを対象とする「集客方法論」が盛んに各地の業界向けイヴェントで説かれていました。
そこで一番印象に残っている話というのは、新興の企業は、(1)最初は塾長一人だけで運営される企業としては原始的なスタイルの「生業」又は家族を巻き込んでの「家業」としてスタートし、(2)やがては、従業員又はアルバイト職員を雇用しての「零細企業」となり、(3)生徒数や職員数を増やしての地域No.1塾としての「中小企業規模の塾」として成長し、(4)次いで、全国規模の大手企業・学習塾として知られるほどにまで成長し、中には、株式上場をも果たすような成功企業になるという成長サイクルを歩むのですが、起業後30年で衰退・消滅を迎える事例が多いという「企業30年説」でした。
この「企業30年説」というのは、人間の一生の間での活動が最も盛んな時期が大体30年間であることからも合理的な解釈というか論説であり、およそは納得できるものです。
そういった意味で、当塾も創業後20~30年を経て、いわゆるバブル経済崩壊後の当時の業界の厳しい競争状況の中で、生徒数を維持または増やすことに四苦八苦であったことを思い出します。
しかし、当塾では幸いにも約10年前には、長年勤続の優秀な職員出身の新社長が就任し、新しいかじ取りをして、初代の企業30年を越え、種々の苦労をしつつも今は第二の成長サイクルに入っているのかもしれません。
まだまだ油断も安心も出来かねますが、当塾が、本年度より、早期知能開発志向ACE Kids Academy:珠算・習字・英会話・速読講座という新しい事業分野・マーケット開拓に本格的に乗り出し、短期間で成長を遂げていることは、その一つの兆候でしょう。
しかし、実は、もっと重要な兆候を見ることができるのです。
それは、本年度の学習塾部門において、夏季講習での外部生徒の募集状況が意外に良く、歴代一位と推定される多くの生徒数を確保したことです。
もちろん、その生徒たちの多くに9月以降においても継続で在籍していただく必要がありますので、一概に「成功」とは断じ難いのですが、少子化の中で一般に生徒募集が難しくなってきている最近での成果ですので、学習塾部門に属する幹部職員や若手職員たちによる日々の懸命の努力は高く評価できるものと考えています。
以上のようなわけで、厳しい時代環境の中でも、日頃からの種々の工夫や努力の蓄積がそれなりに効果を発揮している現実を直視し、今後においても油断せずに慎重に行動しながら、播磨地域における私的な教育機関・学習塾としての使命を精一杯に果たす覚悟で臨んでいることを皆さまにお伝えします。
平成27年9月3日 木曜日
岡村寛三郎(岡村ゼミナール(株) 会長)
学童保育(OKAMURA Kids World)
早期知能開発志向ACE Kids Academy:珠算・習字・英会話・速読講座
皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、当塾は設立後43年を経過しますが、30年ほど前には、新興の学習塾業界に所属する塾長などを対象とする「集客方法論」が盛んに各地の業界向けイヴェントで説かれていました。
そこで一番印象に残っている話というのは、新興の企業は、(1)最初は塾長一人だけで運営される企業としては原始的なスタイルの「生業」又は家族を巻き込んでの「家業」としてスタートし、(2)やがては、従業員又はアルバイト職員を雇用しての「零細企業」となり、(3)生徒数や職員数を増やしての地域No.1塾としての「中小企業規模の塾」として成長し、(4)次いで、全国規模の大手企業・学習塾として知られるほどにまで成長し、中には、株式上場をも果たすような成功企業になるという成長サイクルを歩むのですが、起業後30年で衰退・消滅を迎える事例が多いという「企業30年説」でした。
この「企業30年説」というのは、人間の一生の間での活動が最も盛んな時期が大体30年間であることからも合理的な解釈というか論説であり、およそは納得できるものです。
そういった意味で、当塾も創業後20~30年を経て、いわゆるバブル経済崩壊後の当時の業界の厳しい競争状況の中で、生徒数を維持または増やすことに四苦八苦であったことを思い出します。
しかし、当塾では幸いにも約10年前には、長年勤続の優秀な職員出身の新社長が就任し、新しいかじ取りをして、初代の企業30年を越え、種々の苦労をしつつも今は第二の成長サイクルに入っているのかもしれません。
まだまだ油断も安心も出来かねますが、当塾が、本年度より、早期知能開発志向ACE Kids Academy:珠算・習字・英会話・速読講座という新しい事業分野・マーケット開拓に本格的に乗り出し、短期間で成長を遂げていることは、その一つの兆候でしょう。
しかし、実は、もっと重要な兆候を見ることができるのです。
それは、本年度の学習塾部門において、夏季講習での外部生徒の募集状況が意外に良く、歴代一位と推定される多くの生徒数を確保したことです。
もちろん、その生徒たちの多くに9月以降においても継続で在籍していただく必要がありますので、一概に「成功」とは断じ難いのですが、少子化の中で一般に生徒募集が難しくなってきている最近での成果ですので、学習塾部門に属する幹部職員や若手職員たちによる日々の懸命の努力は高く評価できるものと考えています。
以上のようなわけで、厳しい時代環境の中でも、日頃からの種々の工夫や努力の蓄積がそれなりに効果を発揮している現実を直視し、今後においても油断せずに慎重に行動しながら、播磨地域における私的な教育機関・学習塾としての使命を精一杯に果たす覚悟で臨んでいることを皆さまにお伝えします。
平成27年9月3日 木曜日
岡村寛三郎(岡村ゼミナール(株) 会長)
学童保育(OKAMURA Kids World)
早期知能開発志向ACE Kids Academy:珠算・習字・英会話・速読講座