雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

またまた、Wayne Krantz

2005年07月21日 08時30分29秒 | NY
実はこの歳になるまで”コーヒー・マシーン”というものを使った事がなかった。
が、アパートに置いてあるし(キッチン&調理道具、食器、家具もなんでもあるのです)、買い物に行く度にゼイバースのコーヒーの匂いがあまりにもいいので、豆を買ってきてトライしている。

薄い、ま、日本でいう”アメリカン”ですね。
この方が何杯も飲めるので、特に夜は都合がよろしい。
しかし、この豆ほんとに匂いがいいのね。
用もないのに嗅いだりしてるし(笑)。
ゼイバースでは一週間に数トンの豆を捌いているそうです。
一応「ゼイバース・ブレンド」を好んで飲んでいます。

さて今日も55barに行く。
一応10時スタート(ま、実際には10時30スタート)なんだけど、10時丁度に店に着いたらもう満席で立ち見になってしまった。
スゴイ人気だな。
前回来たときはそんなでもなかったのに、、、、

矢野さんと仕事をしたのをダシに(ま、ほんとは僕の仕事じゃないけど)アンソニーと少し話す!!!!
うっかり、サインもらいそうになるよね。
だってギター始めた頃からアンソニーが参加してるアルバムって何枚聞いたか分からないよな。
中学の時に聞いたリー・リトナーのキャプテン・フィンガーズとか、あの辺ってたしかそうだよな、、、
当時盛岡ではライブの時にアンソニーが「キャプテンフィンガーズ」のユニゾンフレーズを間違えたのでバンドをクビになったらしい、という話が実しやかに噂されていたが、ほんとうだったのであろうか(笑)。
でも「キャプテン~」のイントロは当時、みんな(?)練習してたもんな、、、、
だいたい、あのカッティング・フレーズでコンプレッサーのかかり具合を調整してたし

それと今でもアルバム大事に持ってる、スティーブ・カーンの「アイウイットネス」の六ピのライブ盤とかね(笑)。
当時もアンソニーが何を弾いてるのか良く分からなかったけど、今だったらもう少しわかるかもね。

ところでこの「音楽が”わかる”」という表現が英語には無い、という話を最近どこかで読んだ。
ま、なんでも英語が正しいわけじゃないからね、聞いてもわかんね~やつには、聞かせてもムダ、という概念は絶対英語圏にもあると思うけどね、僕は(笑)。

高校生の頃から~成人しても尚、ドラムの小野とよくアドリブ誌の「ブラインドテスト」を真似て、出題しあったもんです。
数小説聞かせてLPやCDを止め、「はい、もう判るよね!!」と言って正解の場合は「ま、常識、常識」、そんでハズレると「やっぱ、お前は聞く耳ないよな~」という会話を延々やってましたから。

パットメセニーとオーネット・コールマンの「SONG X」が発売されてすぐの時も(実は当時あまり楽しめなかったが、今聞くと結構ヨイ)小野が「メセニーの新譜どう??」と聞くので「ヤラレタ~って感じ!!」などという不毛の会話したもんです(笑)。

さてさて、今日はドラムがキース・カーロック(数日前のレニー・スターンもそうだけど)でした。
ドラムが変わるとそれはそれで面白いのね。
キースはとにかく盛り上げるときのキレが凄まじいね。
偶然かもしれないけど右手に握っていたスティックが折れ、宙を舞い、それを掴んでまた叩き続けるという離れワザにみんな盛り上がってました。

さて明日はシカゴで~す。