雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

Matuhisa

2005年11月30日 19時08分42秒 | CM
LAに着いて、天気はバッチリ、気温もまあまあ。
そしてLAXを一歩出ると必ず見かける数人の日本人男性がカタマってタバコを吸ってる図もお約束(笑)。

午後に簡単な打ち合わせを済ませて夕飯までの間、ホテルの真ん前のビバリー・センターで時間つぶし。
TUMIの日本に入ってないデザインやカラーもちょっと気になるけど、根本的にあんまり自分スタイルじゃないからな。
でも日本の女の子が持ってもカワイイ感じのアイテムが結構あるんだから、日本でも入れればいいのにね。
日本だとバリバリのビジネスマン仕様、みたいな感じしかないんじゃないかな?

アップル・ストアでiTunesミュージック・ストア用のカードを買う。
僕はUSAのミュージック・ストアしかほとんど使ってないからね。
日本でインターネットで買うとちょっと割高だけど現地で買えばね!

夜は青山にもお店があるNOBUのノブさんが最初にここLAで始めた店”Matsuhisa"に行く。
プロデューサーの渡辺さんは18年くらい前からこのお店に通ってるそうで、”Matsuhisa"に行くのも直前に聞いてビックリしたけど、顔なじみだと聞いてまたビックリ!!

カウンターのある方ですっかり満腹になるまで食べてしまった(笑)。
もちろんどれも美味しい!
最初に食べた、ちょっと固めのそうめんにマグロの細切りとキャビアがのってる皿からしてもう最高に美味い。
それがスペイン産のオリーブオイルがかけてあるんだけど、それが馴染むんだよね。

それと新しい本にも載ってる松茸の鉄瓶蒸し。
これも美味い!!やっぱり和食はいいな。
ちなみに今回の飛行機はシンガポールエアなんだけど、その和食も良かった。
ディナーも朝食も和食にしました。

今日はたまたまノブさんがお店にいらしたので色々お話を聞けて楽しかった。
お店がNYに3つ(今年の7月、つまり僕ら1ヶ月滞在してる間に57丁目に新しいお店が出来てたんだって、知らなかった)とLondonとLAと東京にあるから、滅茶苦茶忙しそう。

さらに食材を探しにあちこち飛び回ってるから、アメリカ国内は自家用ジェットで移動してるそうです。
今日頂いたお寿司のホタテも北海道のサロマ湖(って言ってたと思う)に行って自分でチェックして取り寄せてるんだって。
「それで漁船に乗りながらケンさん(オフケンの佐々木さんじゃなくて、高倉健さん)と電話で話して~」なんてお話も聞けてとても楽し時間でした。

「アメリカの一流の連中は体力には凄い気を使ってるよ、年齢じゃなくて体力なんだよ」と教えてくれたのが凄く印象に残った。
そういうご本人も年に2回は消化器形の検診をしてるそうです。
見習おう。

BizPortal

2005年11月29日 17時06分55秒 | CM
かなり早めに成田に着いてしまったのでブログを書いたりしてる。
BizPortalを繋い使ってみたけど1日500円は安いのかな?
外でモバイルしなきゃ行けない事って僕はほとんど必要ないから、ワイヤレスの端末等も必要ないしね。
たまに使うくらいなら安いか、やっぱり。
ま、なんか返事を書かなきゃいけないメールがあるかなと思ったんだけどなんにもなかったのね(笑)。
ま、徒然なり。

明日から

2005年11月29日 03時22分26秒 | CM
明日からLAに出張録音。
今日、録音が2本あったんだけど1本目はそのためのリズムトラックのレコーディングだったのね。
ピアノに佐山さん、ドラムに渡嘉敷さん、ベースに渡辺等さんとくれば、そりゃ4ビートでしょ(ってそんな事もないんだけど)。
割とスタンダードな曲のアレンジなんで録音も早いかなと思ったけど、ほんとに速かった(笑)。
モニターチェックのためのRunを入れても4回しか回さなかったように記憶しているのであ~る。

このデータを持ってLAでさらにダビングしてきま~す。

D-command&Mojo

2005年11月23日 01時31分45秒 | CM
やった!ついにD-commandがスタジオに来た!
一応デモ機なんだけど、新品だし特に問題がなければ買うつもりなんだけど。。。
すっかりdigidesignさんの術中にハマッタ感じがあるな(笑)。
Mojoも最初はデモで借りたんだけど、一度つかうと手放せないよね。

もともと機材好きではあるけど最近はもっと自分の時間が欲しいので仕事の効率が上がるのなら惜しま投資するようにしている。
一度計算したんだけど(笑)、仕事で送られてくるVHS映像をiMovieに取り込んでトリムして変換してProToolsにインポートして、同期の準備するのに最低8分程度かかる、それが1つの仕事で2本のVHSがくるとすると取り込みだけで20分近くは取られる(ビデオが4本来た事もあるけど)。

それからDVやQuickTimeだとひとつの映像しか取り込めないから30秒2タイプ、15秒2タイプの計4タイプを検証するには”映像インポート”という同じ作業を4回繰り返す必要があるのね。
さらにその都度それぞろのアドレスポイントにロケートしてやる必要があるし。
取り込んで、スポットッティングするのに一回1分弱はかかるから、まあ映像タイプ数ぶんの検証をするだけでも5分はかかるとして、それを何回やるかだよね。
もし、それぞれを4回づつ検証したらそれだけで20分かかる(ま、実際それくらいはひとつの仕事で検証するよな)でしょ。

という事はMojoを使うと1つの仕事で最低40分は節約できるかな(ま、もっと少ないときも、多い時ももちろんあるけど)。
という事はメッチャ忙しい月に15本仕事するとして、600分の節約になって、10時間の節約になる。
ま、この計算に異論のある方は多々いらっしゃるとは思いますが(笑)。。。
この10時間を外の営業スタジオで換算すると30万以上の節約になるな(となんでもお金のかかる方かかる方で計算して納得する自分)。

とくにCMの音楽プロダクションにはMojoはお薦めですよん。
5分のVPの仕事だって、最初に映像をチェックする時に取り込んじゃえば、その後頭をトリミングして、即作業できるしね!

D-commandはカスタムフェーダーを使うのにやはり24チャン仕様の方が全然便利だね。
最初は8チャンネル仕様でなんとかなるかとも思った(HUIを使ってたからその延長で考えてた)んだけどカスタム・フェーダーだけではなく、他のオートメーションの使い込みやすさがあるからやっぱり24あった方が作業効率は3倍以上のものがあるのね。ってやっぱりこれだけ読んでも触らないとわからないと思うけど。





Thanks! digidesign Japan

2005年11月19日 04時04分00秒 | CM
InterBEEも無事に終了。
毎回僕のデモンストレーションは立ち見が出るほど人が集まってくれたのでよかったヨカッタ。
特に僕のデモの後にGTRのコーナーは何人か並んでたりするので、デモしたかいがあった、よね(笑)。
空いた時間で、digidesignのスタッフをつかまえてD-commandの説明をしてもらったりプラグインの事で質問したり、特にテックのスタッフが話すことは興味深い事が多いからね。
どこかで起こっているトラブルは僕にも起こりうる事だったりするし(ま、話聞くとケアレスミスがやっぱり多いようだ)それと"Read me"ファイルをちゃんと読んでなかったりね(ってこれは人に言えないか!?)。
この3日間で僕もすっかり勉強になりました。

最終日は撤収があるからAvid(digidesignの親会社ね)の打ち上げは二日目の夜にしてしまうんだけど、そこに呼んでいただいてすっかり御馳走になってしまいました。
ほんとにどうもです!!

しかし、デモで貸してもらったものはことごとく買い物してるという~困った性格ですね、我ながら。
でもD-command(もちろんIconも)のカスタム・フェーダーの機能はほんとによく出来てるね。
アナログ卓の発想からほんとに離れないとああいう発想にならないよ、ね?
カスタム・フェーダーももちろんそうだけど、例えばソフトウエアシンセのフィルター・カットオフ&レゾナンスを一度にフェーダに立ち上げて両手でウニウニできるだけでも相当違うよ(ま、それはほとんどのDAW用のサーフェーサーで可能だけど)。

PT7はMIDI機能もかなり強化されている。
割とプログレッシブなアップデイトはMDI周りの方が多いからね、今回。
かなり時間の節約になるな、ウンウン。

InterBEE3日目

2005年11月18日 06時35分56秒 | CM
さていよいよ今日でInterBEE3日目。
実はこれ朝の6時30分い書いてるんだけど、この3日間幕張に缶詰になったんで生活の時間帯を朝方にシフトしようと前々から決めてたのね。
InterBEEの前の日から泊まってるんだけど、ちょうど疲れがたまってたからもう毎日爆睡!
それもあってだんだんシフトしてシフトして昨日は夜の12時前に寝て、6時30分に起きてこれを書いてるのだ。

さらにこの3日間すぐに寝れるように、デジのスタッフと夕飯をご一緒した後必ずコンビニによってさらに寝る前に食べるものを買ってホテルに帰ってたからね、用意周到。

さて幕張はやっぱり都内よりも夜はかなり寒い、ような気がする。
この広さと海に近いからやっぱり風がふくのかな、、、

ProTools7のデモンストレーションもだいたい問題なく出来てるのではと自分で思ってるんだけど、初日に前のバージョンから出来るファンクションを今回からできるようになりました、と間違って言ってしまったのね(汗)。
いや~山中さんに見られてなくて良かった(笑)。
手を挙げて「そんな事前からできますよ!」なんて言われた日にゃ~もう2度とデモの仕事をもらえないかもしれないしね。
しかし、この新しいバージョンほんとにいいよ!!
それとD-commnadのカスタムフェーダーも最高!!ってまだちゃんと覚えてないけど。
ほんとはI-con欲しいけどね、なんかで当てないと無理だな(笑)。

InterBEEの日程

2005年11月14日 03時57分17秒 | CM
今週の水曜日から幕張メッセでインターBEE。
国際放送機器展って~やつですね。
僕がデモンストレーションをするのはAvidのブースです。
今年はAvidとdigidesignとの間にパティーションがないらしいけど、ま、いずれにしても会場ないで一番!ってくらいデカイブースだから見つからない事はないから!!
僕のデモの時間は、

16日及び17日 13:00-, 15:30- の2回
18日 12:30-、15:00- の2回

となっております。
お時間がある方はどうぞ(笑)。

PT7はホントにここ数年で一番大きいアップデート。
ほんとに使いやすいし便利になったね。

こ の 機 会 に ! !
スタジオの若いアシスタントの諸君!もっとMacそのものを勉強してくれ!!
いまだにOSXのマルチリンガルの意味がちゃんと分かってなかったり、それぞれのHDの中になぜdigiのフォルダーができるのか。ProTools6.9がジャーナリング仕様になったのはなぜか。
ジャーナリング推奨になってる事すら知らなかったり、
wavがdigidesign推奨になってから何年もたつのに、「あれwavなんか使ってるんですか?」という輩が最近もいたぞ!
そりゃ、聞き比べて好きならSD2使ってもかまわないけどね(笑)。

MacをつかえずにProToolsを使うのは、アナログの調整ができないやつが、アナログマルチまわしてるようなもんだよ。

GTR

2005年11月06日 03時30分30秒 | CM
じゃ~んGTRダゼ!!
そう、GTRだもんね、ビリビリくるね(笑)。

これ、新しいWAVESのギター用のプラグインなの(別にギターじゃなくてもいいんだけど)。
アンプのセッティングに関してはAmpFirmよりも細かいセッティングが必要なので、もう少しお勉強する必要があるけど二つのスピーカー(別キャビネット)を鳴らしたシュミレーションができるのね。
これで距離感を調整したりできるし、片方のチャンネルの位相をひっくり返したりもできるから、そういう広げ方もできます。
AmpFirmの場合はギター信号をパラって、別の設定にしても所詮同じ「アルゴリズム」で全て動いてる感があった(ワリ、日本語変だね)けど、GTRの場合はもっとリアルだよ。

オフマイクの使い方も箱なりの表現のために使えそうだな。
よく、スタジオで直接聞くアンプの音と、マイクをたてて拾った音との体感値がまるで違うことって時々(っていうかいつもだけど)あるけど、結局自分の耳にはアンプの後ろからの振動や音(オープンキャビの場合特に)も感じてるからね。

そのシュミレーションができるんじゃないかな。
ま、後日レポートしようかな。

それと、この付属のPRSのDIが結構いいぞ(笑)。
音痩せしてるんじゃないけど、中高域のギターの倍音の美味しいところをもらさずにアンプに送ってくれる感じ。
今日はバランスアウトをダイレクトにProToolsに突っ込んだけど、アンバラをNEVE等の自分の好きなヘッドに突っ込んでもいいんだよね。

それからコンパクトエフェクターが20個ついてます!!!
この画面、ちょっと分かりにくいかもしれないけど最大6個のコンパクエフェクターを直列繋ぎできるのであ~る。
フェイザーも結構いいし、アナログディレイも”コンパクトエフェクター”感たっぷり。フィードバックもちょうどいいね。
ディストーションのノッチがちょっとピークありすぎな感じもしたけど、もうちょっと使い込んでみないとね、、、

最近のマイヒットですよ、これ、間違いなく(笑)。

Mojo

2005年11月06日 03時11分54秒 | CM
AvidのMojoの導入テスト中、の図。
といってもMojoさんがウチのスタジオに常駐、、じゃないのね(ってわかんね~か内輪ネタ)。

MojoをProToolsシステムに導入するとiMovieを使わずに即、ProToolsのビデオトラックに映像の取り込みができるのであ~る。
それで、いくつも映像ファイルを呼び込めるから、DVファイルを毎回呼び出す手間がかからないのね。
同じ映像を2度も3度も配置できるから、30秒の映像に対して、2パターンの構成を作った場合に映像を呼び込み直したり、別のアドレスに移動させたりさせる必要もないのね。

例えば検討している、A案とB案のまさにコンシダーしてる場所をポンポンと確認できるのであ~る。
ビデオのファイル同士の移動について勘違いしているか、バグだと思っている人もいるようだけど(またはそのような噂があるけど)、スポットでアドレスを直接入力すれば問題ないです。

それとAvidのファイルも直接読み込めるから(ちょっとフォーマットについての知識が必要だけど)、この先もっと便利になるでしょう。

ハンダごて

2005年11月03日 04時21分25秒 | comping
久しぶりにハンダづけをする。30ワットのハンダごてがあったはずなんだけど、見つからない、ので60ワットでトライ。
60ワットだとさすがにちょっと容量おおきすぎ、か(笑)。

試したいWE(ウエスタン・エレクトリック)のワイヤー(エイジング・タイプ)があったのね。
せっかくだから、ピックアップの根元からワイヤーの交換をした。
ジャックもクライオ処理したものにする。
ボリュームもテーパータイプを試した。

結果的にはどれも良いし、ギター・マガジンのメンテナンスの項や、インタビューや広告に書いてあること通りなんですわ。
なんで、僕が個人的に思った事を2、3。

まず、以前ヴィンテージの175を弾いてる時に感じたんだけど、昔の配線でボリュームにテーパーしてある(端子に抵抗とコンデンサーを配してボリュームを絞った時のハイ落ちしないようにしてある)ポットなんてないから、もちろんボリューム絞るとハイが落ちるのね。

で、ハイが落ちるんだけど、音も太くなるように感じたのね。
そんで後で某海外ジャズ・ギタリストのインタビューを読んでいたら、「太い音にするにはボリュームを少し落として、その分アンプで上げた方がいいだよ」と書いてあって、やっぱそうなんだと思ったのね。
それと、やはりジャズ・ギタリストで普通の感覚でトーンがフルには聞こえない、というか「絞ってるんじゃないの、コレ」という感じの音なんだけど、手元のトーンはフルテン、という人もいる。

ということは、やっぱりボリュームを少し落として、トーンを調整してる人確実にいるってことだよね。
自分の経験上、ボリューム落とすと明らかにハイが落ちる、サーキットはオールドのギブソンだけなんだよね。
古いストラトだとロウがいなくなるしね、、、それはそれで結構使いやすいんだけど。

ま、そんなわけでテーパータイプのボリュームはヤメて普通の配線にしたのね。
でも、オールド・ギブソンのようにはハイ落ちしないけどね。
トーン・ポットに付いてるコンデンサーの種類や容量と、ボリュームを絞った時のハイ落ちに因果関係はあるのかな、、、
う~ん専門じゃないので、わからん、、、、
でもボリューム・フルテンでもすでに幾らかトーン・ポットに信号が落ちてるわけだし、スプラグのコンデンサーにしただけで音が変わる~っていう人もいるから、やっぱり関係あるか、、、奥が深い。

けど、ハンダ付けばっかしてる時間はない(笑)。