雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

映画「Hereafter」

2011年02月21日 00時29分22秒 | comping
クリントイーストウッドの映画はほんとに音楽が少ない。
そしていつも効果的。
劇中で、この音数の少なさで語れる、このギターは巧いな、、、と思ってたらエンドロール見て納得。
ブルース・フォアマンでした。

最近はあまり目立った活躍がないけど、リズムとコンピングの確かさは玄人うけするタイプなんだよね、この人。

僕の世代だと『There Are Times」なんか懐かしいなあ。

映画の中ではスティールとガット、それとエンドロールのバックでフルアコを弾いてる。
でも普段は正統派(よい意味で)のバッパー。

Esperanza Spalding

2011年02月20日 13時11分26秒 | Music
昨日ブルーノートにてEsperanza Spalding
素晴らしいライブ。
過去1年内に観たライブではダントツ1番に良かった。
基本的にはCDの曲を演奏したんだけど、CD録音当時よりも曲の解釈も広がってよろDeepなステージに。

ベースも相当上手いけど、歌の音程の正確さもすごい。
ブルーノートで1日、2セットあの濃い演奏をやり遂げる体力と精神力もすごい。

言葉で褒めればほめるほどこちらが安っぽくなっていくような、この感覚はいったいなんなんだろ、、、

ビエナのDimension BrassのPAN

2011年02月12日 14時42分54秒 | 作曲テクニック99
昨日アップルストアで行われたビエナのセミナーに行ってきた。
ほぼ満席でやっぱり皆興味があるんだね~
だってあの雪の中であの盛況ブリはさすが井内君のセミナー!
ギリギリに行って運良く座れたけど、晴れてたら立ち見だっただろうな、、、

個人的にはDimension Brassの話しをもう少し聞きたかった。

オートディビジの話しも、もう少し突っ込んだ話しが聞きたかったなあ。
特にホルンだから上吹きと下吹きをどうやってディビジさせるのかとかねw。

あの「振り過ぎ!」と評価の多いPANだけど、個人的な今日現在の意見を書いておこうと思う。

確かにデフォ状態のPANは井内先生の仰る通り「生録音ではありえない」くらい左右に振ってるんだよね。

僕はこれは「Vienna Suiteを使って御自身の配置したい位置にPANして下さい」というビエナ社のメッセージなんじゃないかと思っている。

オケの配置の話しを始めると長いんで省略するけど、管弦楽の本に載ってる配置はだいたい1st&2ndバイオリンを左に寄せるのが一般的だし、実際スタジオの録音でもその型が多い。
その場合のホルンは真ん中、または右寄りの配置になるよね。

でも海外のオケの場合はバイオリンを両翼配置にするのは珍しくないし(特に演目がベートーベンだったりチャイコだったら)、その場合は左側にホルンを配置する事になる。
それとオペラのオケピットでもホルンを左に配置してるの見た事ある。

ホルンを左に配置する一番の利点は1stバイオリンの近くにいる事でリズムの食い付きが遅くなりがちなホルンをファーストが聞きやすい距離に置いてリズムをタイトに(ガシガシって意味じゃないです)したいからだと思う。

PowerPanを使うとステレオの幅だけではなくて奥行きも調整する事ができる(これは文章で説明するのが難しいので買ってもらうのが一番だけど)。

と、ビエナ社はそんなつもりであのPANの設定をデフォにしてるのかなあ、、、と思ったのでした。

McDSP V5

2011年02月09日 00時28分43秒 | 機材その他
久しぶりにMcDSPをアップデート。
作曲の作業中からハイパスを使う事は多いんだけど、ほぼ100%フィルターバンクを使っていた。

この会社は過去アップデートが有料だった事は、ほんとに数えるほどしかなく。
マイナーチャンジは全て無料だったと記憶している。

さらに今回のV5へのアップでも以前のGUIのバージョンもあるから、昔のセッションを立ち上げる必要がある場合も安心だよね(多分w、まだ検証はしてないけど(汗))。


RTASをオーディオトラック直で使うには

2011年02月09日 00時22分00秒 | 機材その他
さっきツイッターで知り合いとやりとりしてたネタ。
ProToolsのTDM環境でオーディオトラックにギターを録音したい場合、TDMプラグイン(AmpfirmやEleven)を挿してレコーディングするのは普通だよね。

では、NIのGuitarRigのようなRTASプラグインを挿してレコーディングする場合はどうするか?
オブジェクトのオーディオトラック以外にAuxトラックを作ってバスアサインする手もあるけれど、オーディオトラック上の1段目になんでもよいので(レイテンシーが小さいからTrim等がよい)TDMを挿んで、2段目にRTASを挿むとTDM環境と同様に作業ができる。

実はこれはロックオンカンパニーの澤田君に教えてもらったw。

マイク・スターン&リー・リトナー@ブルーノート東京

2011年02月07日 23時38分23秒 | Music
ブルーノートのセカンドセット観たけど、あんなに楽しそうにしてるマイクスターンを初めてみた(笑)。
フュージョン系叩いてるサイモン・フィリップスって初めてみたけど、タイム感が気持ちいい~
特にファンではないけど、上手いドラマーはやっぱり気持ちいい。
まわりのプレイヤーも安心して「乗れる」感じがあるよね。

LEHLE Parallel-L

2011年02月06日 09時15分51秒 | 機材その他
昨日のモーション・ブルーで座った席が実はカートの背中側という変則的な場所で。

で、足下が丸見えだったのね。
で、銀色の見慣れないボックスがいくつも並んでいたんだけど、なにかな~と思って今朝ギター雑誌を眺めていたらLEHLE Parallel-Lだと言う事たまたまが分かった。
ボックスやアウトボード類を並列につなぐもので空間系には「あると便利~」な機材だね。
ちなみにドイツ製だって。
このメーカー、日本でまだ現物を見た事がないけどカートは以前ドイツに住んでいた事があるそうだから、それと関係ないかも知れないけど「あ~なるほど」と勝手に思ってしまった。

ただそれが少なくとも3つはカートの足下にあったの、、、ですよ(笑)。
どういう配列なのかね~
とギター小僧のための情報でした。

KURT ROSENWINKEL TRIO

2011年02月06日 01時51分51秒 | Music
久しぶりのモーションブルーでカートを観た。
こんなにスタンダートを演奏するカートを観たのは初めてだった。
曲はジョーヘン、モンク、ジョビンとスタンダード(ジョーヘンはスタンダードじゃないか)を演奏して、アンコールもDon't Blame me(確か、、、間違ってたらスマンス!)。

ライブを観た後、西藤大信君、小沼ようすけ君、荻原亮君と日本の若手ジャズギタリスト四天王のうちの3人と刀削麺を関内で食べて帰ってきた。
ジャズ(今時このくくりもピッタリじゃないけど)ギタリストでスタイルを築いているという、なんとも羨ましい3人。
ギターだけを職業しているのはほんとうに憧れるなあ。
3人集まると意外と大学生のようでかわいいもんだね(笑)。

VEProは安定しているなあ。

2011年02月05日 13時50分28秒 | 機材その他
VEProを使ったシステムはほんとに安定している。
現在アニメの劇伴の仕事の作曲作業中なんだけど、スレーブ機のMac miniの1台に立ち上げていたPLAYエンジンはやっぱりやめて(笑)、2台のスレーブを両方とも64bit版のVEProを立ち上げている。
この3日でホストのMac Proは2度ほどクラッシュしたけど、それにつられることなく、あたかも外部音源のように起動しつづけている。

実は最近はめっきりビエナのストリングス音源は使ってなかったんだけど、やっぱりそれはそれでいいなあ。
もう1台、Mac mini欲しいなあ。