雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

初サンタクルズ

2005年08月29日 22時19分28秒 | CM
最終日サンタクルズに行くっと。
昨日で仕事は無事終了、本日は自由時間になったのでサンタクルズへショートトリップ。
LAからSJC/San Jose(サンホセって発音するのが正解なんだけど、口語スピードだと確かに日本のガイドブック通り”サンノゼ”と聞こえる。改めてジェフに発音を聞いてゆっくり発音してもらうと、”サン、ホセ”って言うのね。)までは1時間15分(行きも帰りも50分位で着いちゃったけど)。

7月にNYに居たときからメールで連絡は取り合っていたんだけど、
そうそう、向かった先は「Jeff Traougott Guitars」なのね。

空港まで奥さんが迎えに来てくれた。
ピックアップトラックのフロントウインドウーの所に、ボール紙にでっかく「AC」って書いてあって、なぜかジーンとする。

それで車で割と山道を飛ばして40分くらいかな?
サンタクルーズに出て、「せっかくだから海を見る?」と言ってくれたので、海に出たら、もうすっごい良い所!!
ハリケーンも無いっていうし、ずっと暖かいらしいし、仕事があれば(ないけど)今すぐにでも住みたいよな(笑)。
道すがらいろんな話をしたけど(奥さんのコリーニはジャパニーズ・アメリカンだけど日本語は話さない)、「もし今日新しいギターをオーダーしたらどれくらい時間がかかるの?」「そうねえ、それがもし新しいお客さんなら8年か9年かなあ、、、」、もしも~し!!

ま、日本ではあまりジェフのギターのインフォメーションも無いけど、3、4年待ちというのはどこかで読んだけど、まさかそんなにかかるとは、、、、、!

そして彼の工房でやっとジェフとご対面。やっと遂に伝説のルシアー、Jeff Traugottに会ったぞ!!
工房を案内してもらったけど、確かにスケジュール表には2010年までしか書いてないけど、もうビッシリ。
どう見てもここに割り込む隙はないから、8年はほんとだろうな。
ワクワクしながら工房を見て、技術的な事も聞いちゃったりなんかして(ギター製作の知識があればもっと色々聞けるんだろうなっと思いながら)。

ほんとに全部の行程を彼一人でやてるからやっぱり年に10本前後が限度だよな(ってほんとは良くわからないけど)。
仕上げもかなり精密、精巧だしな。
彼はもともと日本でも有名なメーカー「サンタクルズ・ギター」の立ち上げ時のスタッフの1人なのね。
「このサイドは日本から来た注文だよ」とか色々教えてくれた。

そんで、無事に交渉成立で彼のギターを1本ゲットしたのどえ~す(祝)。
ま、飛行機で持って帰りたくないから送ってもらう事にしたの。
カルフォルニア州のセールス・タックスとか送料の事とか話されたけど、これはまったく専門外なのでまかせた。

彼のギターの特徴はサウンドのバランスが非常に良い(ってこんな事書いても普通過ぎか)。
無駄な低音がないから録音向きだろうな。
構造とタッチは、フィンガー・ピッカー向きだと思う。
テンションも柔らかいし(ただし僕のギターは設計が特殊なのでそのせいかも知れないけど)、ネックも割とたいらだから、指をストレッチして解放弦と2度ぶつけにしたりするコードも弾きやすい。

ま、その他の事はギターが届いたら書こうかな。
バンザーイ!!




Lets get start.

2005年08月28日 22時12分48秒 | CM
レコーディングは”HENSON Studio"にて。
ここはもとのA&Mのスタジオ。
ここに来たのは2回目なんだけど、前回と同じAstで、「おおまた来れたな!」という感じと「オーシャン・ウエイにも行ってみたかったな、、、」という気持ち。

ここのブースは天井が高いんだけど、響きがウエットではないのね。
残響もタップリあるんだけど、(ツキナミですけど)乾いてるし実音が速く届くというかね。
あ~弦をここで録音してみたいな!
ブラスも結構いいだろうな。これだけ残響があれば、それぞれのマイクに少しづつ廻りこんで相当リッチな響きになるぞなもし。

いろんな事が少しづつ遅れて、ミキサーのビッグマイクに最後までトラックダウンしてもらう事が出来なかったのが残念。
せっかくだからね、彼のミックスも聞いて見たかったんだけど、、、ね。

そんでマイクは日本に住んでいた事があったんだって。
新宿の今はなき「レキシントン・クイーン」(って僕が東京に出てくる前の話だな)でお皿廻してたんだって。
あの皿洗いしてたんじゃないく、ほんとの元祖DJね。
当時からすでにターンテーブル4台廻してたそうだからね!!

そうそう昨日ラーゴの前まで行ったんだけど、滅茶混みで入れませんでした、残念!!
昨日のメンツはFiona Apple, Robyn Hitchcock, Grant Lee, Sean and Sara Watkinsだったそうでほんとに残念、、、、
ロビンは10月に日本にくるそうです。楽しみ!
今日レコーディングの後にホテル戻ったら早速ライターの荒田さんからメールが入っていた。
この日のラーゴに僕が行けたかどうか心配だったのでしょう。
行ってたら、どんな曲をやったか話を聞けるけど、その反面このギグを瀬川が見れることがたまらなく許せない、みたいな複雑な心境だったのではと察する。
ま、もし僕が反対の立場だったら間違いなくそうだな(笑)。
それくらい、いいよね、このメンツ!!

というわけで皆様もラーゴに行く場合はひと月以上前に予約が必要です。
お店の留守電(これ絶対テープだぜ)、聞き取りにくいけど「予約はこの留守番電話に残してくれな。入店が可能な場合はこちらから連絡するさ。名前と電話番号を残してくれな。」という無愛想なメッセージが聞こえる、ので伝言を残すべし。
ただ、この連絡用の電話番号といのが難関だね、日本からだとね。
というわけで現地に住んでる友達をゲットするのが必須(笑)。

LAです。暑いです。

2005年08月27日 09時01分04秒 | CM
午前中にLAXに着いてしまったけど、ホテルにタイミング良くチェックイン。
いや~暑いよ、熱いっていう漢字使いたいくらいアツ~。
そんでやっぱLAは乾燥してるからね、喉も乾くし時差ボケもあるけど、がんばって(ないけど)行ってきたぜ。
場所はギターセンターがある通り。
すまん、LAに来るときはいつも仕事でコーディネーターさんがいるので自分では全然地理がわからん。
これはギターセンターじゃないけど、近所の楽器や。
ギターセンターではDR弦(ラウンド)の11(イレブンスと言う)を買う。
日本には入ってきてないんだよね~なんでだろう?
他には果物(時期のせいかわからないけどチェリーがねえぞ~)とタブロイド版のプリント用紙を買ってかえる。

夜はライブに行くかもしれないけど、行かないかもしれない、、、、みたいな。

もう少し、、、

2005年08月22日 11時54分22秒 | CM
一昨日のワックスがけの模様。
僕が写真をとっているから、、まるで僕がなにもしてないようだけどそんなことないからね。
腰がツライけど、、、

7月仕事してないし8月もそんなに忙しくないのでサイフの中がほんとに寂シ~中での内装工事。
最初にクロスを汚したヤツは相当痛い目にあうぞ!!
願わくばそれが僕本人で人様にあまり恐ろしい思いをさせない事を願うよ、、、、

矢野さんのライブ

2005年08月18日 02時56分06秒 | CM
昼間はビクターの302スタにてレコーディング。
今月の最終週に、このデータを持ってロスへ行く。
ビクターに来たのは多分10年ぶりくらいじゃないかな。
昔はよく来てたんだけど。
特にここ数年通うスタジオがだんだん少なくなってきたもんね、CMは。

久しぶりでこんな事言えた義理じゃないけど、302stは東京のスタジオの中でも大好きなスタジオっすね。
広さと高さと空気感と良くできてる。
禁煙にしてくれた間違いなくベスト3に入るな(笑)。

さて、夜はブルーノートにて矢野顕子さんのライブ。
メンツはここ9年、アンソニーとクリフ。
ビデオではこのトリオを見た事があったけど、生は初めて。
うちのヨメが先月NYで矢野さんとご一緒したので(今月のサンレコ見てね)、ライブ後楽屋でご挨拶してきました。

ピアノのボリュームが小さいと思いながら聞いてたんだけど、それを矢野さんに伝えるのを忘れてしまった。
今日は明らかにピアノが小さいし、矢野さんはほとんどヘッドセットのマイクで歌っていたので、
ことのほか声の距離感がない、割とダイレクトな感じになるからピアノが小さいと即「ピアノが遠い」感じになるよね。

矢野さんと全然親しいわけじゃないけど、言った方がよかったよな、やっぱし。。。

コーヒー

2005年08月17日 01時02分37秒 | comping
7月中、NYのアパートでZabar'sのコーヒーを飲んでたのね。
以前ブログにも書いたけど、先月生まれて初めてコーヒーメーカーというものを使ったわけです。
そこで、味をしめて東京に帰ってきてからデロンギのコーヒーメーカーを買ったのね。
そんで、飲むかな~と思って、Zabar'sの「Zabar'sブレンド」を豆で買ってきたのね。

で飲んでみたら味がちがう(笑)。
やっぱり湿度も環境も違うからかな、、、、
「これ結構美味いんですよ!」なんて言って山中氏にもお土産として渡してしまった(笑)。
今頃「瀬川氏はコーヒーの味を全然分かってないよな」と思われているかもしれない、、、、

まあ、理由として他に考えられるのは、
1)NYのアパートで使っていたのは紙フィルターの”フツー”のやつ。
2)グラインダーもカッター式ではなくてコーン式のやつ

僕のデロンギは紙フィルターを使わないタイプで「味にこだわるならフィルターなしの方が”紙”の味がしなくて良い」的な理論からきている。

グラインダーも、カッター式は「刃で粉砕する時に熱が粉を酸化させる」という理屈(たしか、そう説明された、と思う)故にちょっと高いけどコーン式を購入。

でも結論からすると、もしかしたら上記の理由ってそんなに悪いもんではないのか、、、な。
ま、比べないと分からないけど。

ダバダ~ダバダバダバ、ダーダバダーバ、違いの分からない男。


弦のあれこれ

2005年08月15日 02時53分19秒 | Music
NYに居る間に数セット弦を試した。
乾燥の度合いのせいなんだと思うけど、普段使ってる弦がしっくりこなくなったから。

僕は所謂「汗手」ではないし張ったばっかり弦はあまり好きではないので普通の人よりも弦を変えない方だと思う。
それでせっかくだから普段試した事がない弦を使って見ようと思いDRを試す。
これが結構良かった。
以前は値段が高かったので敬遠してたのだが(その割にThomastik-Infeldは使うけど)東京に帰って来てから楽器店で値段をみたらそんなに高くなかったのね。

他にはElixerのAnti-Rustというセットも試したけど今イチピンとこなかった。
とは言えElixerのNanowebは好きなので一応いつも持って歩いてるけどね。
Thomastik-Infeldも割と好きなげんだけど、ペグに巻く部分の製造ムラが多いように感じる。
普通のペグの人はあまり問題ないと思うけど、僕はゴトーのマグナロックタイプを愛用してるので、弦をロックする部分が時々弦を噛み切ってしまうのだ。

ペグを廻していっても「あれ、ピッチが上がんね~ぞ~」という非常にヤバイ緊張感に襲われその直後にきれる。
それも噛み切って切れる時は「ダルン!」と切れるので(ベースみたいね)痛い思いはしなくて済むけど。

そういえばNYでThomastik-Infeldのジョージベンソン・セットと言うのが売ってたな。
トップが14始まりなんだけどボトムが52終わり(確かね)なんですよ。
良さそうだったけど、NYに着いて数日してギターのネックが動いて来たのでそれが落ち着くまではヤメようと思って、結局試さなかった。
今月最後の週にロスに行くので忘れなければ買ってこよう。

久しぶりにダダリオの11フラットワウンドを使ったけどテンションがキツク感じて張って半日もしないうちに交換した。
ダダリオはギブソンスケールの時はいいんだけどね。
でも巻弦の3弦にムラが多いから嫌いになったんだった(笑)。

ギターの弦に関しては、一応イロイロ経験あるんだけどベースの弦は難しいね。
まず、種類が多いでしょ、たかだかベースのくせに(笑)。
そのクセ、ベースはギターほど音色を加工しないからある意味ギターよりもダイレクト音が勝負になるよね。
だから弦の変更も如実に音にでる。
ムムム、そんでスケールの影響も結構大きいしな。
科学的な部分が大きいよね、ギターよりも(笑)。

因にDRのBlackBeautyを好きで使ってたけど、今日マーカス・ミラーセットを試しに買ってみた。
こういうアーティストの名前が入ってる弦ってちょっと照れくさいよね。
って店員はいちいち気にしてね~か。
Elixer買うときも「こいつ布袋さん好きだな、、、」と思われてるんじゃないかと思いつつレジを後にする。
そういう意味ではアニーボールの箱買いは気楽でいいよね(笑)。



東京湾花火

2005年08月13日 22時54分01秒 | comping
こんなに近くで花火を見たのは初めてだな。
竹芝から見たけど、晴海の打ち上げ場が見えたので結構臨場感あった。
連発する時なんか連射砲みたいだもんな。
現場はさながら戦場の様なんだろう。
おつかれさまです。

PowerBookの修理

2005年08月12日 10時10分15秒 | comping
2年前に生産されたPB15inchの一部の機種で液晶に不具合があった場合無償交換してくれる、というプログラムがあった。
15inchは最近全然使ってなかったので修理に出す。
するとなんと、メモリーの片側が読めてない、とのこと、よってロジックボード交換の必要発覚。
これは5万円ちょっとかかる、、、、
使ってないけど、これを直すにはもう一度持ち込まなくてはならないし、5万円かけて修理してこの先使うか?
多分使わないよな、でも人にあげるにしても手放すにしてもメモリーカードが1枚しか読めないんじゃそうもいかない。

ウ~新たな使い方を考えなくては、、、、

今度のスタジオに常設ということいするか。。。

現在メインで使っているパワーブックは12インチで、昨年の旅行で15インチがやっぱり重すぎるので乗り換えたもの。
それでも重いけどね、12インチでも。

そうそうVAIOのUシリーズも買った事あったんだ。
小さいのはいいんだけど、結局旅先でしか使わなかったな。
できればMac環境の方がいいしね。
僕の周りで.Mac使ってる人はアスキーの編集者しかしらないけど、一度.Mac環境始めると便利でヤメられないよ(笑)。

今自宅で2台、仕事部屋で1台のMacがあるでしょ。それと携帯電話。
その4台のスケジュールカレンダー(iCalね)を全部同期していつでも、どこでも、作業中でも、すぐに確認できる。
Safariのブックマークも全部同期してるから、自宅でマークして、仕事部屋に行ってから、そのサイトをもう一度参照しよう、なんつ~時も簡単、簡単。

てなわけで.Macのお薦めになってしまった。

My Taylor&NYから

2005年08月09日 11時55分54秒 | CM
昨日からスタジオでのレコーディングも始まった。
打ち合わせや書き(作曲ね)は帰った次の日からあったけど、やっぱスタジオだよな(笑)。

今日のレコーディングで使ったギターはこのテイラー。
ダン・クラリーモデルというシグネイチャーもの(現在は生産していない)。
これを手に入れたのがちょうど10年前でフレパイの前進バンドHooperの最初のレコーディングの前には手に入れたな。
とにかくマイクのりが抜群によい。
いろんなエンジニアに「凄い良い音してるね」と言われて、嬉しかったり、音か??とちょっと気にしてみたり。
わりと湿度に反応するクセがあって、秋と春に10日くらいネックの鳴りが変化する(そるんじゃないの)。
それとヘッドが結構鳴ってしまうので、ナットからヘッドにかけてドラフティングテープでミュートする事もあるのであ~る。
ラッカー塗装仕様のテイラ-の中古を見つけたら買いだよ、買い。
もちろんテイラーの現在の仕様もいいけどね(笑)。


しかし、7月中はメール以外はMacに触らなかったけど、ProToolsとか体で使う物は全然忘れてないのね。
あえて隠した大事な物の置き場所とかすっかり忘れてちょっと大変だ。

いまもツタヤのカードが出てこないのでしばらくレンタルできない、な。
困った。

さて、NYの音楽プロダクションから仕事の打診。
スケジュールがあえば受けられると思う。ま、やる事は東京のそれと同じだけど、なんか楽しみ。