雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

Altiverbの裏技?

2006年09月25日 23時01分09秒 | CM
今日音響でレコーディングしてたんだけど、そこでアシスタン・エンジニア人からAltiverbのトラブル回避の技を教えてもらった。
いつものように(?)使っているうちに反応しなくなったので、どうしたものかと思っていた。
そしたら1つ下の段にプラグインを差し直したらまた動き出したのね(笑)。
これには目から鱗で、、、、、

まだまだ知らないTipsがたくさんあるのね。

やった、歌った

2006年09月24日 05時27分18秒 | CM
そう、今日のブログをCMのカテゴリーに入れてるのはもちろん仕事だからね。
とある仕事で、クワイヤを入れる(頼まれてないけど入れてみたくなったの)仕事があって、地上波で流れる15秒部分には入らないからボーカル8人呼んでとも言えず、シンセで歌わせて見ようかなと思ったの。

ProToolsを7にしてから初めて使ったEastWestのシンフォニック・クワイヤを使ってプログラミングしてたの。

何を?っていうとこのソフトには「ワード・ビルダー」という別のアプリが付いてくるんだけど、これに歌詞を入れると歌ってくれるのね。

と言っても多少の手直しというかプログラミングは必要なんだけどね。
イースト・ウエストのサイトで説明してるビデオがあるから興味があったら探してね。

ま、ほんとはフランスから頼まれてるバッハのリミックスに使おうかなと思ったんだけど、ふたを開けたら歌詞がOld Latinだったのでお手上げ状態だったのね。

上記のワードビルダーは、凄く簡単に説明すると入力した英単語を子音と母音に分解して強弱も作ってくれるのね。
フローチャート的に言うと、鍵盤を弾く→一旦外部のワード・ビルダーに行く→子音母音でわけて5ch分のMIDIデータになる→ProToolsに戻ってくる(当然5MIDIトラック必要)→そんでコンタクト・フォーマットのシンフォニック・クワイヤにそのデータが送られる、とこんな感じ。
だから38GBほどあって非常に容量デカイんだけど、さ。

でも楽しいよ。

もし、

2006年09月23日 03時29分28秒 | comping
もし、これからX-men3を観る人はエンドロールが終わるまで席を立たない方がなにかとよろしいかと、思います。
僕はエンドロールが始まって、さてと、と腰を上げたんだけどヨメはんが「なにかありそうな気がする」というので待ってたらなにかありました(笑)。

Bach&iChat

2006年09月22日 00時34分53秒 | Music
現在、仕事絡みでBachの譜面と毎日睨めっこしてる。
久しぶりなので楽しいハズ、なんだけどこうCMが忙しいと結構大変。
だいたいモーツアルト時代までは譜面に強弱の書き込みってほとんどないからね、自分でニュアンス付けて行くわけだ。
かと言って僕はバロックの演奏技法に詳しくないので、スコアを観ながらカフェでiPodを聞くという”仕事”をしているのだ。
ただトリルが上から入ってるのか下から入ってるくるのか分からないかったりするけど、どうせそこはヴィエナのライブラリーを使ってしまうから深く考えずに進む。

もし誰か良いリンク、または参考文献があれば教えてくり。
それとバッハのスコアの一小節目の手前に八分音符のハタが斜めじゃなくて完璧に横を向いてる音符があるんだけど、あれはなんのサインなんだろ。

それとその仕事はパリとやりとりしてるんだけど、たまたま、偶然、相手のアーティストと同じ譜面を使っていたのがかなり助かる。
だって「何ページめのさ、22小節の二分音符ってさ~」みたいな会話が簡単にできるのでさらに助かる。
そうそう今回は相手もMacユーザーなのでiChatを使っている。
パリの通信環境はむこう時間の夕方過ぎると如実に悪くなるので、ビデオ映像は切ってチャットだけしてしまうけどね。
軽いデータならいちいちメールを使わなくても相手のユーザー名の所にドラッグするだけで向こうに行くからさらに便利よん。

いや~でも、ペットもC管だし移調楽器がないっつ~のがかなり救いだね(笑)。
ティンパニーもルートと5度しかないからね、データの制作自体はあっという間に終わる。

CMの忙しさもあともう一息って感じ、、、、、、、、ヘロヘロ。

フィガロの結婚

2006年09月19日 03時24分15秒 | Music
僕にしては珍しくオペラ。
オーチャード・ホールでフィガロの結婚。

字幕があるので歌詞がわかるのは助かる、よね、僕のようなオペラ初心者は。
二期会なので、全員日本人だったけど充分楽しめた。
ロック系のコンサートばかりに慣れるとクラシック系の生音は(開演してすぐは)ちょっと小さく感じるから拍子抜けするけど暫くすると慣れる。

だいたい、オペラの時ってオケピットに入る編成だから小さいしピットは囲まれて音が外にとびにくいしね。
もう少し色々観たいな、っと。


ブラメ

2006年09月17日 02時17分14秒 | Music
そう、ブラッド・メルドーを最近巷では”ブラメ”と呼ぶのだが、これはとても好きになれないよね。
なんでも、自分の目線に引っ張ってきちゃうのって、ちょっとどうかな?
特に彼の音楽が僕は大好きだからね、”ブ・ラ・ピ”にかけるよな呼び方はちょっと戴けないな。

さて、オペラシティーでのトリオ演奏だったんだけど、ホールで、それも日本の比較的最近できた”若い”ホールでこういうジャズ・トリオを聞くのは事前に想像していたがやはり音響的には快適ではなかった。

「素晴らしい響きね」と宣っていた隣のお姉さんたちもいらっしゃったが、体育館でドラムを叩いてワンワン鳴るのと、響きが素晴らしいというのは別物なんですよ。

本編、つまりアンコール前は流れがソフトで一部退屈した部分もあった。
というのも一曲が短いのですよ、僕が過去に内外で観たブラッドの演奏と比べて。
例えばブルーノートだと一曲10分程度は軽く行っちゃうけど、今回そういうdeepなものは前半にはなかったのね。
せいぜい、NYで観たDeeDeeとduoでサマータイムをセッションした時くらいかな。。。。。短いと言えばね。

でもアンコールを結局計4回やったのかな(一曲ずつだけどね)、その中でもピアノソロで始まったcount downはシビレタ!!
あまりにもったいないのでどのようにシビレタからは内緒にするとして(笑)。

でもやっぱりクラブかPAが入った場所で観たいよね。
だって昨年は名古屋のブルーノートまで観に行ったけど、ブラッドとの距離わずか2メートルくらいのところに座れたもんね。
あそこの小屋はちょっと変わったレイアウトだよね、行った事ある人わかると思うけどステージにと同じたかさの客席があるのよ(笑)。


NY Sprit

2006年09月12日 05時41分57秒 | CM
守秘義務により詳しい事はまったく書けないんだけど、先週の土日でNYのCM音楽プロダクションThe Lodgeのスタッフと僕のスタジオで缶詰になるという貴重な経験をした。

昨年のサンレコに書いた通り僕はロッジとフリーランス契約をしているのだが、そんな縁もあっての今回の作業。
2日で15タイプを作るという内容なのね。

で、僕を含めた3人ともProToolsをかなり速く使えるし、僕のスタジオは2カ所から1つのProToolsを操作できるので作業が始まるとほんとうに止まらない。

特にDrewの要求は1トラック1トラックに対して結構厳しいし、基本的にはクオンタイズを嫌うので(ま、これは僕もそうなんだけど)結構大変。そんでさらにスピードも求められるからね。

3人の作曲家とコラボするのはもちろん初めてだし、おまけにNYの英語なんでそこは僕には結構キツかったけど、とてもよい刺激になったのでした。

作曲家どうしでコラボするのは信頼関係があればかなり面白いね。
ロッジがNYで現在No1になったのも頷ける。
お互いに言い訳したヤツが負け、みたいな状態になるから鬩ぎ合いが延々と続く状態。




Strike

2006年09月01日 02時47分44秒 | CM
digidesignから出たStrike、結構いいぞ!Strike

つい数日前にEZ Drummerを買ったばかりだったんだけど、Strikeもまた良いのね。
サンプル音源を聞いた限りでは実はあまり期待してなかったの(笑)。
でも実際に曲を作りながらいじり倒すと結構ハマル。

これと対局にあるのはGURUだろね。
グリッド式の楽しみとはまた別だからね。

Strikeはいろいろな”加減”を調節できる機能があるのね。
叩きムラ(打点の話)とか、ベロシティーのムラとかね。

そんで、そもそもBFDもdfhも所有してるのになぜEZ Drummerを買ったかっつ~と、
ディテールを追い込み過ぎて次に進めない感じがウザクなってきてしまったの。
職業がら最終的にはドラムは生にする事が多いから”追い込み”に時間とられても結局生にはかなわないからね。
特に僕がハマリやすいのは”デッド”でppとせいぜいmfくらいの強さで叩いてコンプ思いっきりかけるタイプの8ビート。
これを追い込むのには確かにBFDもdfhもバッチリなのね。

ま、でも年がら年中そんな曲ばかりでもないので、、、、、
とまあ、そんなこんなでStrikeまで買ってしまったわけだけどProToolsユーザーには☆☆☆☆☆のお薦めです。