雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

Back East

2007年05月27日 05時14分15秒 | Music
ジャズ路線に戻った最初がこれだもんね!
個人的にはすご~く気に入ったもんね!

実はジョシュアのアルバムってほぼ全部持ってるのね(これって自分でも意外なんだけど)。
どれも好きなんだけど、唯一持ってないというか好きになれなかったのか”エラスティック”だった(ライブの印象があまり良くなかったからかな、、、)。
それでアコースティック路線に戻って、さらにサックス・トリオでしょ?
やっぱ、聞かなきゃね。

ピアノレスのサックス・トリオ。
昔ソニーロリンズでそういうフォーマットあるけど、やっぱりこれってサックスに負荷がかかるし(もちろん他のメンツにもね)、誰でもできるもんじゃないと思う。

お父さんとの掛け合いのトラックもいいけど、全体を通してトラディショナルな安心感がありつつ、やっぱりクールな感じ(と、なんか平たい言い方になってしまった)。

ライブを観た事がある人はわかると思うけど、ジョシュアの佇まいはカッコイイもんね、ほんと。
いつも着てるものもセンスいいから、ほんとずるいよね(笑)。

前のアメリカ大統領選の直前のNYで、ケリー候補を応援するベネフィット・コンサートがあったの。
それはジャズ・ミュージシャンによるもので、ディー・ディーや、ブラッド・メルドーやジョシュアやチャーリー・ハンターもケリーの応援してたのね。

そこでジョシュアの出番になって、紹介される時に「ドレス・ルームをもつジャズメン~」と紹介されてたけど、全然嫌みがないくらいピッタリだった(笑)。

蛇足だけど、そのコンサート会場に入ろうとしたら(チケットは買ってあったんだけど)「あれ?君ってアメリカ人??」とボランティア・スタッフに聞かれて「いいや、違うよ。」「このコンサートの主旨的に寄付金はアメリカ国民以外からは受けられないんだよ」「え、そうなの??でもチケット代はクレジット・カードで払っちゃったよ!」「う~ん、まあいいか寄付金は君の友達からだけもらうよ」というやりとりがあって、正式には入場できないものだったのね。いっしょに行ったメリケン・シチズンの友達が、寄付をしたので、という事で大目に見てもらいました。

このアルバム、え~星5つで、楽勝で今年のベスト5に入ります。
ジャズ好きにはお勧め。
プレイヤーにはチョーお勧め。


チョ~お宝、動くUK

2007年05月24日 03時32分56秒 | comping
年齢四十歳以下入場禁止於理解不能帯域
嗚呼我欲感動的伝皆様哉

というわけでyoutubeで痺れるものを見つけてしまった。
U.K.

これの貴重さがわかる人どうしで使用されている機材の名前を上げよう!!

まず、アランホールズワースのアンプは確認できん!!
でも、このギターがファイヤーバードだって事は確かで、師がこんなギターを所持していたのは全くしらなかった。

ジョン・ウエットンのベースは改造PBか?
あのアースが上手く落ちていなくてステージ上で感電してコンサートが金網デスマッチと化したと云われているあのPBか??

エディー・ジョブソンのローズの上にあるのはYMAHA CS-80かな?
そもそも、このローズはスーツ・ケースで正しいのだろうか?
スーツ・ケースの発売年月日っていつだっけ、僕が生まれたときにはすでにあったからな(すいません、ウソです)。
そんで振り返った、ミニムーグの右側にあるのはオーバーハイムのOB-4かな?
パネルが白く見えるけど、、、、

でもビルのドラムにマイクが立ってないって事はこれはもちろんプロモ画像で皆さん当てぶりってことだから、ギターもレコーディング時使用機材ではないのか?

マイケル・ブレッカー/PILGRIMAGE

2007年05月23日 00時03分58秒 | Music
マイケル・ブレッカーの遺作となってしまったタイトル。
メンツもオール・スターといった感じだけど、録音もミックスももの凄く良い。
そして何よりも曲が素晴らしいのね。

これはお勧めです!
パット・メセニーの音も最近のご自身のトリオ編成のCDよりも良いのではないかな、、、、
ラリー・グラナディアスと一緒に活動した頃の99→00当時の音は今ひとつまる過ぎて好きになれなかったし(ちょっと話が古いけど)。

そんで、ブラッド・メルド-も相変わらず良いぞ!
パットメセニーとのDUOのCDと比べても(しょうがないんだけど)かなりいいよな~。

結果的に最後のアルバムになってしまったわけだけど、そこにピークとも言える傑作を持って来れたのはさすがマイケル。
ヘッド・フォンで爆音で聞きながら涙してしまった。

こんな事書くとちょっとしらけるかもしれないが、M2の0”45~46秒目に繋いでる箇所があるんだよな~。
なにがあったんだろう、、、、、

もしかしたらアナログ録音??
俺が現場に入ればもっと奇麗に編集できたのではとつい思ってしまった。

それとこのジャケットのデザインが正直気に入らん!!
ある意味マイルストーン的なお皿に相応しいとはとても思えない。

マイケル・ブレッカーを初めて聞く人(が、このブログを読んでいるかどうかは知らんが)これを買っても気に入ると思う。
ぜひ、買いなさい!!

う~む。

2007年05月16日 00時44分47秒 | CM
飛び込みの仕事が多くて、my GWはまだこないのだ。
ほんとは今日は曲じゃなくて原稿を書かないといけない日だったんだけど、また一日遅れてしまった(涙)。

忙しい事は幸せな事だからね、、、

とい~つつも、夕方渋谷のウォーキンで息抜き(笑)。
フルアコにかこまれるとスゴい落ち着く(?)。

175の厚みを見比べてるだけでも楽しいのはなぜか?
参考にタクサカシタ氏のギターを見せてもらった。
やっぱりスゴい作りだね。
メイプルのトップがボディー厚の半分あるので見た目よりもかなり重いけど、細部の仕上げの上品さはさすが!


あと一息

2007年05月14日 05時43分53秒 | CM
GW明けてから毎日録音の日々も後2日。
水曜日から僕のGWが始まるのだ。

忙しくなると無性に旅行がしたくなるのよね。
仕事の合間に、ホテルの予約をチェックしたり飛行機の乗り継ぎの時間を調べたりするのが結構好きなんだよね。
ま、空想してるだけなんだけど(笑)。

ここ数日はクロアチア旅行へのシミュレーションが楽しい。
もちろん直行がないのでヨーロッパのどこかで乗り継ぐんだけど、どこがベストなんだろ。
どうせだったら昨年トリエステで行き損ねたレストランに行ってみたいから、また車でトリエステ~スロヴェニア~クロアチアという行程もあるかな。

でもクロアチアの情報って結構少ないんだよね。
10年ちょっと前まで戦時下だったし、そんなイメージ強い、かな。

一番の問題はユーロが高い事だな(涙)。
海外口座があるから手数料をそんなに気にしなくていいけど、うっかり成田で両替したら170円になるよ~!!
スペインでガットギターを買うとゆ~夢もどんどん遠ざかるのね。

熱狂の日

2007年05月11日 04時25分26秒 | Music
ちょっと前だけどGW中に有楽町で開かれたクラシック音楽の祭典”熱狂の日”。
チケットが二つとれたので行ってみやんした。
他にも行きたい&ゲット可能なプログラムもあったんだけどなんせ、GW中も毎日書いてたんで無理だった、残念。
こんなに割と現代音楽に近いプログラムがまとめて見られる、イベントはほんと素晴らしいと思う。

まず、5月5日のプログラムナンバー446の2台のピアノと打楽器のためのソナタ(バルトーク)&バレエ音楽「結婚」(ストラビンスキー)。

”2台の~”を生で聞くのは初めて。これも難しい曲だけど、大好きで昔レーザーディスク(みんな知ってる?または覚えてる?)でリハーサルの様子を収録したのを持ってたんだけど、演奏してたのだれだっけな。

興味深かったし、とっても楽しみにしてたのはストラビンスキーの結婚。
これはピアノ4台!!と打楽器&SATBと合唱という構成なの。
あいにくピアノ鍵盤はステージに向いてなかったので手元の様子が見られなかったけどね。
合唱団の衣装がロンドンの空港の手違いで東京に届かなかったのでみんなお揃いのTシャツを来てた(笑)。
農村が舞台の話なので、そんな衣装なのかなと勝ってに想像。

これを生で見られる機会もそうそうないと思うし、曲も演奏も僕は十分楽しめた。

もう一日はスペインのビルバオ交響楽団と日本の普友会合唱団のラヴェルの「ダフニス~」。
なぜかほぼ中央前から2列目の席がとれた。
ヴィオラを始めてからオーケストラをこんなに至近距離で見たのは初めてで、なにかっていうと弓の持ち方ばかり気にしてみてた(笑)。
演奏は悪くはないけど、ものスゴく良くもない。
国際フォーラムがどの程度やりやすいのかは僕の知るところではないけど(国際フォーラムでクラシックを聞くのも僕ははじめてだし)オケ全体のノリが今ひとつ噛まないのね。

あえて良く言えばウネルと言いたいところだけど、そういう感じでもないな。
でも十分楽しめたので、このイベントが毎年開催されるといいよね。

会場には子供も多かったしみんな楽しそうだったのもよいよね。


ロストロポーヴィチの映画

2007年05月05日 05時04分13秒 | Music
映画、、、と思っていったんだけど、フィルムで撮影しているわけではなく流れもドキュメンタリーなのでした。
ここ最近では人にお勧めできる映画です。
が、音楽や特にクラシックには全然興味ない人にはピンとこないかも知れません。

ご本人は先月亡くなられたわけだけど、つい最近まで日本にも来てたしまだまだ元気かなと思っていたんだけど。

ペンデレツキの曲の初演のリハーサル風景が出てくるんだけど、本番のコンサートのインサート・ショットにはどう見ても録音用のマイクが立ってたからレコーディングはしたんだろうな。

本人がそのコンサートを持って引退する事にした理由は本番の出来に納得がいったから、と答えているのでいずれCDになるのだろうか。

このブログがすごい(笑)。

2007年05月03日 14時42分23秒 | CM
リカちゃんのCM音楽を少し前に担当したんだけど、リカちゃんのブログがすごいの。
もともと今回のCMってリカちゃんが”旅に出る”という設定なんだけど、その様子が書き込みされている。
ブログ

ちなみにブログ中の写真は合成ではなく、ほんとにリカちゃんが現地に行って撮影してるそうです(笑)。
この内容に負けないような自分のブログにできるかな?、、、無理だな。
スケール感で完璧に負ける(笑)。

連夜映画

2007年05月02日 05時31分14秒 | comping
ここ3日ほど連夜映画館へ通う。
ほんとは単館ものの映画で観たいものがいくつかあるんだけど、GW中も仕事をしている身としては予約がとれないのはチトつらい。

ハンニバル
バベル
スパイダーマン3

と観たけど、人にお勧めできるものはなかった。
けど、バベルは好きだったな。
「クラッシュ」とか「トラフィック」のように最終的にバラバラな話が結合するような組み立て方って生理的に結構好きなのね。

人へのお勧めがないのは、内容が事前にだいぶわかっていて、新鮮な感じがなかったせいもあるんだろうな。
バベルの予告編でケイト・ブランシェットが撃たれるシーンを挟む必要はなかったと思うな。

バベルは昨年ヨーロッパ旅行中にプラハ市内でポスターやビルボードが沢山あって気になってたのね。
そんで、その後ウイーンの美術館でピーテル・ブリューゲルのバベルの塔の本物を見れたので、僕の頭の中では映画のバベルと完璧にシンクロして、そういう昔々の話かと思ってたの(笑)。

でもなんで日本人が絡むのか全然わからなかったけど、ま、ちょっとSFなのかなとか、、、、
と勝手にストーリーをぼんやり考えていたのでこの映画「バベル」とのギャップはかなりありました、と。

ハンニバルは、他のシリーズを観なくても内容はわかると思うけど、面白さは半減するでしょう。
スパイダーマンは過去の2作を観てからじゃないと良くわからないと思う、ので要ちぇき。
バベルはサントラの乾いたギター音がスゴく良かった。
話はトータルで2時間30分くらになってもいいから、もう少し描写を細かくして欲しかったように思う。

アカデミー賞をとる作品は日本では人気がないので(笑)、バベルもみんな行かないんだろうな。
昨年の”クラッシュ”もガラガラだったもんね(涙)。