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雑感な日々

音楽の仕事にまつわるあれこれ

夏休み

2008年07月16日 06時28分33秒 | Europe
今日から夏休み。ミラノから徒然なるままに移動しながらの旅。ミラノに到着したのは19時だったんだけど、夏だからまだ全然明るい。空港からレンタカーでミラノまで行くので、この明るいのは結構助かるのよね。ハーツ・レンタカーのゴールド・クラブに入会しておくと店頭での手続きがかなり簡略になってこれも助かる。さて今回は左ハンドルのマニュアル運転で右側通行。ま、右側通行は海外でなんども運転してるから、ま、いいとして、、、問題はマニュアルだよね。20年以上前にシトロエンに乗ってたときにその状態だったけど、そもそもマニュアルっていつ以来だっけな(笑)。

しかし、体で覚えた事って忘れないもんだね。シートポジション決めたら体が勝手に動いてくれた(笑)。ただ今回のオペルのシフトのリバース・ギアの入れ方がわからんかった(涙)。ノブの付け根を上に引っぱりながら左上に倒すとRに入るのね。

ま、ミラノ空港のレンタカー用の駐車上にS字クランクがあって、お約束でエンストしました。

さらに僕の後ろからイタリア人のにいちゃんが4人乗ってる、小型車「マジかよ、こいつエンストしてるよ、さっさと行けよ!」とボディーランゲージでルーム・ミラー越しにプレッシャーかけてくる(汗)。

空港を出て高速にのっちゃったらこっちのもんだもんね。気分は一昨年のヨーロッパ旅行の続きのようで、なんか懐かしい(笑)。

夜はミラノ・ジャズ・フェスでパット・メセニー&ゲイリー・バートン。ドラムはサンチェスで、ベースはスティーブ・スワロー。メセニーがゲイリー・バートンのバンドに入ったのが35年前だそうで、その時のベースがスワロー爺さんだったとMCで言ってた。みなさん、第一線で長いですこと、、、

この間、メセニー&メルドーの公演を渋谷で観たときにメセニーのギターにピエゾが仕込んであって、時々アコーススティックな音を出してたけど、今回はさらにその延長のアプローチがあって、サウンド的にはかなり面白かった。野外だったから、ピカソ・ギターのパフォーマンスもかなり効いてたな、、、低音、ものすごい出てたし(笑)。


帰りの機内で

2006年11月17日 20時14分06秒 | Europe
ローマから帰る機内で、初老のイタリア人男性を見かける。
う~ん、どこかで見た事がある、、、、
でも思い出せない、、、、
あ、そうだイタリアの革手袋の創業者セルモネータさんではないか??な?
でも見た、と言っても小さい写真だったから自信がない。
もともとセルモネータの手袋を愛用していたのはうちのヨメはんで、イタリア本国だったら男性用のサイズも多いかな、と思ってた程度だったのね。
そんで、イタリアでも(ウイーンでも今年できたばかりのお店をチェックしたけど)サイズがあっても、欲しいデザインがないとかでずっと買わずにいたんだけど、ローマの免税店にあったので即げっと。
因に免税店ということもあるけど値段は日本で買う3分の2くらい(もちっと安いかも)というのも僕をガンガン後押し。

で話は戻るけど、確信が持てずアテンダントさんに小声で聞くと「そうなんです、私たちも昨日たまたまローマのお店で買い物をした際に明日JALに乗って東京へ行くんだよと言われたんでビックリしてたんです。でも内緒にして下さいね。」と教えてくれた。

で、にわかセルモネータユーザーであるにも関わらず本人がうろうろしてる所を話しかけてサインをもらう(笑)。
「僕もヨメもあなたの手袋を愛用してるんですよ!」

飛行機を下りてからもたまたま近くを歩いていたんで手袋をはめてるヨメを紹介。
「君たちはオオサカへは行かないのか?乗り換えはどっちかな?」なんて会話をしたのだった。
大阪の百貨店をまわって、来週東京では三越と和光等でセールスをするんだ、とのこと。


2日続けて

2006年11月16日 20時31分56秒 | Europe
昨日の夜に行ったレストラン「ソラ・レッラ」。
帰りの飛行機の時間が夜だったので、昼も行くことにした。
それくらい旨かったの。
そんで、ランチのメニューも気になってたのでやっぱり行かなきゃね!
行ってみるとランチのメニューは無くて、夜のメニューと同じなのでした。
ま、それはそれでラッキー!だって昨日頼めなかったものにトライできるって事だもんね!
いや~幸せ幸せ(笑)。

僕はトマトソースのラグーを使った自家製手打ちのタリアテッレ。
ヨメは昨日、僕が頼んだ豚の頬肉のパスタ(ここのいちおし)。
普段、僕等はそんなに量を多く食べられないから途中でお皿を交換して数多くのメニューを試すんだけど昨日はあまりに美味しすぎて皿を交換するのを僕が拒んだのでした。

で、パスタの後は昨日とは別のアーティチョークの料理。
お皿にポンとアーティチョークがのってるだけなんだけどね。
昨日はフライしてあるやつで、今日頼んだのはワインで蒸して(飛んでるから全然大丈夫)ニンニクとオリーブオイル使ったお皿なの(こっちは良くローマ料理ってことで本にのってる)。

こっちも旨いんだ(笑)。
でも最初にいったらフライした方をお薦めします(これはユダヤ風と書いてあった)。

最終日

2006年11月15日 07時35分59秒 | Europe
今日は旅行の最後の宿泊日なんだけど、僕等はブランド物の買い物はしないし(ウソです、時々します)、ヨメはんはローマが初めてなので所謂、名所めぐりに使う。コロッセオ(ここは僕も初めて中に入った。昔はコロシアムと日本語表記してたと思うけど最近はこうなのね)、からコンスタンティヌスの凱旋門~からあとはお決まりで”真実の口”までね。15年前に来た時は”真実の口”に手を入れなかったけど、今回もあまりにリスクが大きいのでやめといた(笑)。それからは少しお土産を探したんだけど、イタリアにしかないものでほんとは是非持って帰りたいものって、プロシュートとかトリュフとかチーズとかの生ものばっかりなんだよね、当然無理なんだけど(写真はイタリアのブロッコリー、日本のとは全然違うのね。味は似てるけど、先端恐怖症の人は凝視すると倒れるかも)。そんで他にもちょいダサめな小物はあるんだけどローマに来てない人がそれをもらってありがたがるか??っていうとちょっと難しいもんね。CDもね、ポップスはダッ~ッ~サイもんばっかりなのね、イタリアって、、、、それからベストセラーのコーナーにデペッシュ・モードのベストとがあちこちのCDショップでならんでるんだけど、ワケが分からん(笑)。でも少し前に日本でボンジョビのベストがちょっと売れたのと同じかな?ただ歌の下手な歌手のCDというのは無いみたいで、一応にみな歌はうまい。
音楽もののDVDが結構あるんだけど、PALはだめだよね、日本じゃ、、、確かめてくれば良かった。オペラもののDVDが結構たくさんあってリージョンフリーなんだけどPALじゃな、、、
夜はローマで是非行って見たかったレストラン、「ソラ・レッラ」の予約が奇跡的にとれたので~す、っと。ローマ市内を流れているテレベ川にひとつだけだる中州の島、ティベリーナ島にあるレストラン。ここはほんとに旨かったのでメニューは書き留めてきましたから興味のある方はメール下さい(笑)。イタリアのレストラン紹介本には必ずと言っていいほど載ってるし、多分インターネットで検索しても出てくるんじゃないかな?ワインが飲める人はなお楽しいと思われます。
明日は帰りの飛行機に乗るから多分ブログ書かないと思うけど、フランクフルトから距離にして2800キロの旅、無事に終わりそうです。ローマ以外はどこも面白かったかな。車の少ないベニス、フィレンツエからローマに来ると、ちょっとメゲルのね。そんでイタリアはとにかくなんでも時間がかかるでしょ?駐車違反の反則金納めるのに郵便局で並ぶんだけど平気で30分かかるのですよ。窓口が3つあるのに(笑)。それから帰りの荷物がどうしても増えるからローマで必要なガイドブック等は郵送したんだけど、それを送るのも窓口で並んで40分弱。イタリア語はわからないから何話してるのか分からないけど、ず~と話してるの。郵便送るのになんでそんなに話す事あるのかな?イタリア人のお昼休みは長いけど(普通のお店でも未だに昼休むところ多い)、そりゃ2時間は休まないと、ランチも郵便局での用事も終わらないよね。美術館の入り口とかでもそうなのね。オーディオガイドの事とかオプションの事とかず~と話してるの。俺も心の広い男だからレストランのメニュー選びに時間がかかるのは許そう、な。でもさ、美術館のチケット買うのになんでそんな時間かかるわけ?同じチケットを僕等が買うと15秒くらいで済むわけよ。食材屋でプロシュートの値段をチェックしようと見てたら、生ハムに下ろすのに1枚、1枚ナイフで下ろしてるの。となりにスライス用の機械はあるのにだよ(笑)。あの薄さを手で下ろせるというところに感動するべきなのか、機械を使わないところに関心するべきなのかよくわからんのですわ。
でもイタリアの食文化の本に書いてある事で意外とそうでもない事を発見したの。
まずディナーの後にカプチーノは頼まない(特に男性は)、はウソですね。イタリアに入国してから何度も見ました、その光景。
それと前菜の後に、プリモピアッティ(普通はパスタ類)は飛ばしてもセカンディピアッティは(メインね)は頼むべし、、、とよく書いてあるけど。ディナータイムの(ちゃんとした)レストランでも前菜、パスタで締めにデザートというパターンにしてる人も良くみる。前菜飛ばしてる人もいるし。やっぱりたかだかレストラン、されどレストランってな場所だから何をどう頼もうと人の勝手ってことだよね。
ま、他にも書き足りない事があるので日本に戻ってからもまた続きを書く、かも。

ローマのオペラ座

2006年11月14日 07時30分03秒 | Europe
14日。ローマに来たからにはやっぱりオペラ座。ちょうどトリスタンとイゾルデの初日。チケットは当日にオペラ座のボックスオフィスで買う。東京から手配してもらうよりも全然安い(ま、当たり前だけどね)。1度、ボックス席っつ~のがどんな感じかトライして見たかったし、トリスタン~ってほとんど主人公2人の掛け合いのパートが多いからたいくつしそうだし(だって、ドイツ語オペラで字幕イタリア語じゃね、、、そんで長丁場のワーグナーでしょ)オケピットを高見の見物といきたかったわけ。
そんで、ボックス席というのは場所にもよるんだけど全体は見難いのね。僕等は右側のボックス席(前方4階、写真の一番上のボックスの左から6個目、オケピットの真上も数える)だったんだけど、ステージの右端で歌われるともう見えないのでした。でもオケはバッチリ見えたから全然退屈しなかったけど。でも今日はフレンチホルンが外しまくってたのでちょっとがっかり。でも響き自体は結構好きだな、ローマのオペラ座。初日なのでVIPやお金持ちが沢山来ていたようで、それを取材にテレビカメラがたくさん入っていた(勿論だれだか知らないけど)。
内容はもうとっても良かった。表現が普通だけど本場は凄いっすね。だって歌詞が全然わからないのにこんなに長い時間楽しめる劇って素晴らしいよね(笑)。19時スタートで、第3幕まであってインターバルを30分ずつはさんで、終わったの夜中の12時15分くらいだからね、やる方は体力勝負だよね。5時間超えるんだもんな、、、。
聞く方も大変だったけどね(笑)。ほとんど同じ姿勢を強いられるし(実はボックス席が僕等だけなので靴脱いで足伸ばしてました、スイマセン)。演出がまたとっても良かったし(と言っても僕はオペラ初心者なんでこれはあてにならんけど)。
オペラが終わって、僕等のホテルにもどっても食べるものがないし、オペラ座の近所をうろうろしてBARがあったのでそこで軽食をとったのね。そしたらブラスセクションの人たちが楽器を持って同じBARに入ってきた。この芝居はブラスの出番が意外と少ないから(フレンチホルンは忙しいけど)妙な疲れ方するんじゃないかな?なんて思ったりして。だって上から見ててもほとんど足組んで”待ち”状態だもんね(笑)。

フィレンツエ~ローマ

2006年11月13日 08時33分21秒 | Europe
13日。快晴カイセイ。フィレンツエを早めに出てローマに向かう。高速での移動はこれが最後なのね。天気が良かったので温度も19度くらいまで上がる。トスカーナの景色がまたいいんだ。車での旅行冥利につきるね。それと遠くがかすむ感じが昨日、美術館でみたダビンチの絵の遠景に良く似てるな、と妙に関心。
途中、シエナに寄ろうかなと思ったけど、コースからかなり外れるからね、断念しました。ペルージャはその気になれば寄れるんだけど、、、ま、今回はヤメとこ。
さて無事にローマに入る。ここも10数年ぶり。いや~車の量とスピードが素晴らしいです、ほんとに(笑)。そんで初めて気がついたけど、信号が少ないのね、この街は。渋谷の街から信号をなくしたら日本人は途端に現在のスピードは維持できなくなるけど、ローマの人たちは走れちゃうのね。昔もそうだったけどフィアットの小さめの車が多いし、やスマートとかトヨタのヤニス(日本のヴィッツ)、ホンダのジャズ(日本のフィット)が結構多い。オーバハングが長くて、ロールの量が多い僕のボルボV70はこの街にはちょっと似合わないのね(笑)。さらに運転してるのがローマ初ドライブの僕だからね、なおさら無理があるよね。しかし、イタリア人のゆずりあいのスピードが速いのね(笑)。よく、イタリア人を説明するのに出てくる”ルールは少ないけど自己で責任は持つ”っていうやつですかね。でも街の様子を見て、サッカーを思い出したのね。彼等、いちいち目を合わせないでパスを回していくでしょう、あの感じ。やっぱり日本人向きじゃないんじゃないかな、サッカーって。ホテル到着後、近いのでバチカンへ行く。あれれ?昔は教会内で写真厳禁だったと思ったけど、みんなビデオも回してるし、フラッシュ焚いて写真撮りまくってる!!昔から良かったのかな??御決まりのバチカン市国からハガキを出す。消印がイタリーではなくて、バチカンになるからね。

それと、トレビの泉い戻ってまりました。
今思い起こす事10数年前、当時改修中で水が張っていなかったとは言えコインを泉に投げ込まなかった事を密かに後悔しておりました。泉を背にして、肩越しにコインを水に投げ込むと再びローマに来る事ができると言われている、あれ、です。
ま、その言い伝えにたよらずともこうして再びローマに来れたわけですが、瀬川も歳をとりまして、そんな言伝えにすがりたい、その一心でコインを投げ込むのでした。
その横で、泉に”向かって”思い切りコインを投げ込む日本人が居て、誰かと思ったらうちのヨメでした。
それで、この場合の所作について説明したら、「あ、そうなの?じゃあもう一枚投げる」と言って肩越しに投げ込んでいました。

が、3枚投げるとそのカップルは別れる、という話もあるそうで、です、よ。

フィレンツエ

2006年11月12日 08時19分12秒 | Europe
12日。15年ぶりくらいのフィレンツエだけど、少しずつ昔の記憶が戻ってきたり、間違ってたり。昔もこんなに人が多かったかな??所謂観光的なフィレンツエってそんなに大きくないから主要なところは大体一日で歩ける。僕もヨメもブランドものの買い物はほとんどしないけど散歩コースから巧みにはずす。または「帰りに通るから、今何か買うと荷物になるでしょ?」と言ってその店の前は2度と通らない巧妙なフィールド・ワーク。東京の自宅で使っているサンタ・マリア・ノヴェラの石鹸をここで買うとメチャクチャ安いのでまとめ買い。それと日本にはサプリメントが輸入されてないので、気になったものを少し買う。
20世紀初めの「未来派の発祥地」とされるカフェで食事をして(まずかった)、広場にでると、チェンバロムの大道芸人が演奏してるではないか。これが滅茶苦茶巧い!!ハンマードダルシマ(犬じゃないよ)は目の前で演奏してるのを観た事があるけど、この芸人さんたちの巧さはそんな比じゃない。チェンバロムを叩いてるおやじさんは荒井注をイタリア人にした感じの人(またはインコグニートのブルちゃんか)。ウッドベース、パーカッション、アコーディオン、チェンバロムの編成。で、ヨメが最初に気がついたんだけどウッドベースの弦が3本しかないの(なんでかな?)。クラシックからポップスまでレパートリーもすごい。感激してCDを買ったのね。そんで演奏してる4人の他にCDの手売りしているお姐さんがいて、僕がお金を手渡したら「ありがとう、あなたどこから来たの?」「トウキョウ、ジャポネ」と応えたらチェンバロムのおやっさんに「あんた、日本だって、日本!」と声をかけると、このおやじさん、全く表情をかえずに「は~るを愛するひ~と~わ~」と叩き始める。そう、題材はなんでもいいのね(笑)。チェンバロムのジプシーキングスなんですわ。
ウフィッツ美術館も10数年ぶりで行く。ダビンチの特集をしていてすごく楽しめた。例の鏡文字のキレイな文章も本物を観れて改めて感動。やっぱりテレビで観るのとは違うよね!
ディナーも子牛のラグーと内蔵が旨いトラッテリアに当たって、ばっちりでした、っと。
そこの店に日本の雑誌で紹介された記事があったけど、「トリッパ食堂」っていう紹介をしてたけど、トリッパは内蔵の事なんだけどそれでは「内臓食堂」になるから、チト変だよね。日本のホルモン焼き並みに内臓だけだったらわかるけど、普通にパスタもサラダもあるからね。
部屋に戻って昼間買ったチェンバロムのCDを聞く。ハチャトリアンのアレンジとかイタリアンメドレーとか凄いよいのでした。

ベニス~ボローニャ~フィレンツエ

2006年11月11日 08時17分25秒 | Europe
ベニスに滞在中はついうっかり何度かバポレット(エンジン付きの大きい船)の無賃乗車をしてしまったが、船員も忙しくてそれどころではないし、そういう時はできるだけ柔和な顔(ヨン様状態)をするように心がけていたので勿論バレなかった。
さてベニスを後にしてフィレンツエに向かう。途中せっかくだからとボローニャによる。目当てはもちろんボロネーゼ。やっぱり本家本元でね!
ランチを食べるだけで高速道路に戻るつもりだったのでボローニャの地図は買わなかったの。そんで高速を下りるのは簡単(ま、それでも北nordで下りるか、南sudで下りるかは一か八かになるけど)だけど、戻るのがチト大変。イタリアは(ま、ヨーロッパ全部そうだけど)一方通行がやたら多いから”来た道を戻る”のは不可能。そんでレストランは一カ所だけ当てがあったんだけどその日はランチはやってないので諦めた。そんで外観だけで決めてレストランテに飛び込む。手打ちパスタのボロネーゼ、まずまずでした。で、デザートは食べずに店を出る。理由は次ね。
すぐ近くのこの写真のマッジョーレ広場で”チョコレート祭り”をやっていた(ラッキー!)のだ。東京ではチョコレートやアイスクリームはほとんど口にしないことにしてるのだが、イタリアでは解禁(ま、理由は聞かないでね)。このお祭りは北イタリアの有名チョコレート店が軒を並べていて、いや~右も左もチョコチョコなわけだ。大人の男性諸氏がショコラを飲んでる国なわけですよ~いや~天国テンゴク。シナモン入りのショコラータをグビグビ飲んじゃうもんね。で、試食品のつまみ食い。新宿伊勢丹の地下の食品売り場が全部チョコ店だと思って下されば結構。お土産に、、、とは考えたけどチョコをもらって喜べる人材は自分以外に思い浮かばなかったのでそれはヤメといた。
さてボローニャを後に高速道路に戻る。イタリアは”autostrada”の緑の看板をめざすと高速に乗れる。A1でもA11でもとにかくautostradaに入りさえすればどちらにでも乗れるようなジャンクションになっている。チョコ祭りのぶん予定よりも時間を使ってしまったので高速はバンバンとばす。でも山道で結構スピードにのせ難い。おまけにどう考えてもドイツ国内よりも流れが悪い(笑)。対して速くないのに追い越しに居続ける人とか、トラックどうしの追い越しにやたら時間がかかったり(登り傾斜なんだからスピードでないのわかるでしょう??)とかね。
フィレンツエに着いた時はすっかり暗くなってしまった。ポンテベッキオまではすんなり着いたんだけど、ホテルの場所が全然わからん!!だいたい土曜日の夜ですごい人ごみ、、、今走ってる道が一通かどうかもわからなくなる程ごちゃごちゃしている(歩行者天国じゃないんだけどね)。で、ホテルはシノリーア広場に面しているすごく小さいホテルだったの。あれはわかんないよな。ただその建物の所謂ペントハウスだったので眺めはとても良い。フィレンツエでこれ以上、フィレンツエらしい眺めもないでしょう。
そんで、夕飯は日本の雑誌に載っていた「チェナーコロ・デル・ペスカトーレ」へ。その直前まで、「う~イタめし連チャンできついから鮨が食べたいな~。でもな、せっかくのトスカーナだしなやっぱりイタメシにしよう。」と思っていた僕のお腹に、この店はばっちり!値段もいいけど、味もいいよ~!!トスカーナの伝統料理じゃないんだけど、ヌーベル・キュージーヌだな。LAのマツヒサさんのお店(すまん、東京のノブは行った事がないの)の料理のイタリア版(ってよけいわかんないか)って感じ。おまかせのコースにしたんだけど、生魚のカルパッチョなんかもう旨いのなんの。というわけでぐったり。

ベニスでの食事法

2006年11月10日 07時53分41秒 | Europe
昨日なにを食べても旨いと書いたばっかりだけど、まずいものは結構不味い。
オステリア(日本語では居酒屋なそうだ)と呼ぶ立ち飲み屋で奥にテーブルがちょっとあるタイプの店では、割と外れがない。
ただかえって難しいのはレストラン。
旨い店は「今日、明日は予約で一杯」というところがほとんど。
で、結局、夜の開店時間すぐに行って入れてもらう。
だいたい7時スタートの店なら7時丁度に行くと「そのテーブルは8時30分から予約が入ってるからそれまでに食事終わる?」と聞かれるので、「もちろん、むしろ僕等の食事が終わるかどうかは君たち次第だよ!」なんて会話すると入れてくれる。
日本人はメニュー決めるのも食事が終わった後に席を立つのもはやいもんね(笑)。

できるだけ沢山の店を回りたいので、レストランでデザートはとらずに他のスイーツが有名なカフェやバールに移動するので直早だ。

今回トライできなかったけど(結局予約が取れなく行けなかった生魚をメインにしたお店があるの)小さい鮟鱇の料理が心残りなんだな。市場に言った時もズル剥けになった小さいアンコウが置いてあって、どうやって食べるのか不思議だったんだよね。日本にもあるのかな??

音楽絡みの事もちょっと書くね。
普通のお店でかかってる音楽は期待通り、80年代のロックとか歌詞が分からないから新しいのか古いのかさえ分からないイタリアのポップス。
CDを流してるお店でもホール&オーツとかフィルコリンズとか流してるからね、なんだかな(笑)。
昨年リリースのマドンナなんか流れてくると「おっ新しいじゃん」なんて思っちゃうよね。

ま、そんなところは期待してないから別にいいんだけど、ゴンドラの漕ぎ手のおじさんは総じて歌が上手い。
僕が止まってるホテルは運河に面してる(ま、そんなホテルは腐るほどあるけど)けど、「オ~ソ~レミオ~」なんて聞こえて来ると窓を開けて聞き入っちゃう(笑)。笑っちゃうくらい上手いの!!

お~さすが、流石、本物、本物!!なんて思ってると次の曲が「イエスタデ~イ」なんてくるからガックリ来るけど上手いからゆるすね。「ベサメムーチョ」も結構ジーンとするんだよな、、、夕暮れ時だしね。
でも結構ギターデカイ音してるな、なんて思うとピエゾ付きのやつで船アンプが積んであったりすんのね(笑)。

明日はフィレンツエに移動。
途中ボローニャによって、食事をする予定(多分、午前中もベニスをプラプラするとちょっと無理かも。車移動だと毎回こういうのがテキトー)。

ゴンドラ

2006年11月09日 16時53分05秒 | Europe
昨日ベニスへ渡る数キロの橋を渡る頃はまだ薄明るかったけど、島の外れの駐車場へ車をとめて(羽田の駐車場くらいあってすんなり止められたけど、夏場は止め難いらしい、ベニス本島へは車の乗り入れはできないしほんとに満車になったらどうするんだろ?)、バボレットという大運河を渡るエンジン付きの船に乗り換えて、ベニスへ渡る。ベニスって想像してた20倍くらい大きいのね。なんじゃこりゃ~って感じ。車止めてからリアルトっていう船着き場に着くまでに結構時間がかった(ま、船だしな)。渡ったら渡ってで凄い人ごみでまたビックリ。子供のころから映画やテレビで何度も何度も見てるビジュアルだけど実際くると全然違う。生まれて初めてNYのマンハッタンに上陸した時と同じくらい感動(笑)。ベニスはほんとにお薦め!VENICE OR DIEですよ。
そんでホテルに着いて(ちょっと迷ったけど)、さっそく探索。初日のレストランはアテがあったんだけど、ここがビンゴでした。いや~あんなに旨いイカスミのスパゲッティーを食べたのは初めて。
とここまでが昨日で、今日は朝から市場見学。野菜の色がやっぱりキレイだと思う。イタリアもフランスも。やっぱり色もしっかりしてると味も比例するのかな??するよな。
ついつい楽しくてカフェに入りたいんだけどやっぱりイタリア立ち飲みのバール(BAR)が多いのね。こっちは足が疲れてるから座りたいわけですよ(笑)。そんで所謂パリ式のカフェだとやっぱり観光客が多いのね(って俺もそうなんだけど)ま、せっかくだから染まらねばと立ち飲みのバールでエスプレッソを頼む。だんだん勝手が分かってきたけど、ガラスのショウケースのような所から好きなパンを先にとってパクついて、カウンターに行ってモグモグしながら「エスプレッソをくれ!」と言えばいいんだな。しかし、今日一日でバールも数えたら何回食事したかわからん(笑)。これはドイツとオーストリアの反動だな、、、だってなんでも旨いもんね。それで本にも書いてあったし今の所僕もそう感じてるけど結構薄味なのね、ベニスの料理。それでガーリックをそんなに使ってないようで口が大蒜臭くなったりはしないの。ケーキも割りと甘さ控えめ(と言っても日本のケーキよりはやっぱり甘い)だし。
う~もっと色々試したいんだけどな。食べたはしから吐いちゃおうかな、、、とマジで考えるほどなんでも旨い。
町中で良く「エーシ、エーシ」という声が聞こえて思わず振り返っちゃうけど、なんて言ってるんだろう?それと女性が大声で「チンコチンコ」と言ってるのも当然振り向く。「チンクエ、チンクエ」って言ってるんだと思うけどね(笑)。
所謂みんなが良く知ってる”ゴンドラ”には乗りたいけど結構高いの。コースにもよるんだけど1時間くらいぐる~と一周すると100ユーロ(1万5千円)。ゴンドラには6人まで乗れるから2人だと割高なんだよね。でも大阪式で値切れるんだけど、僕はそういうの面倒なんだよね(笑)。だってさ「兄ちゃんゴンドラ乗って行きなよ!」「幾らなの?」「1時間100ユーロだ。」「え~そんなに高いの?じゃいいや。」「分かった80ユーロじゃどうだ?」「まだ高いな、ちょっと考えるね」「そんじゃ40分のコースで70ユーロでどうだ?」「だから考えるってば!」「そんじゃ予算幾らか教えろよ」というやりとりが続くわけだ。また明日考えてみる、、、、