Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

白市 伊原家住宅

2024-01-18 10:29:23 | 読書
昨日の続きで繰り返しだが,1/13(土)-28(日) は東広島市民美術ウィーク.美術館では公募の入選作品などを展示している.これにあわせて我が街・白市では,点在する登録有形文化財住宅で美術展の招待作家・無鑑査作家による作品展示ちゅう.
以下は展示住宅のひとつ,伊原家住宅について.

文化遺産オンラインによれば,これは白市中心部の地主宅で,主屋は街路に北面して建つ.入母屋造妻入の二階建で正面に下屋を付す.土間沿いに4室を配し,西面に座敷,南面に化粧室を接続し,随所に趣向を凝らした造作を施す.入母屋の小棟を重ね,繊細な格子が並ぶ表構えが特徴的な大型町家.

写真・左の門と,写真・中の,門を入った玄関の傘をデザインした天井については「百年名家」と題したブログに記した.門を通して遠くに四角く光って見えるガラス戸の外側が,写真・右の庭園.


上・左の書籍のタイトルは写真ではよくわからないが,右端上から2段目の厚い4冊は「資本論」であった.
写真・中の床脇の地袋ではレールが円弧を描く.書は頼聿庵,頼山陽の長男によるもの.広島城の HP には彼の生涯が書かれており,作品が何点かアップされている.
右は東広島市美術館が展示した現代の作家 金谷雷聲による書.吉田松陰の辞世の歌で,親が自分が処刑されたことを知ってどんなに悲しむだろうかと,先立つ親不孝を悲しんでいるのだそうだ.


1916 年の建築だそうだが,和モダンの雰囲気も.
左は浴室.ただし中央には美術館展示 : 正司 強によるオブジェ.
右は洋室の壁燈.帆船があしらわれている.
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