Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

How High the Bird !

2017-09-17 08:53:42 | ジャズ

既存の曲のハーモニー構造を利用して新しく作曲された曲を contrafact というのだそうだ.有名なチャーリー・パーカーの.Ornithology は How High the Moon の contrafact だが,この動画では,テーマでこの二つの曲を交互に演奏している.Bird はチャーリー・パーカーのことで,また ornithology は鳥類学だそうだ.そこでタイトルが How Hight the Bird なんだろう.

デュオでヴァイブを弾いている Don Thompson はベース (ジム・ホールのトリオで知る人ぞ知る存在) とピアノの名手でもある.
ピアノの Paul Hoffert の活躍はもっと多彩で,トロント大で数学と物理を専攻し,Wikipedia によれば現在は,a recording artist, performer, media music composer, author, academic, and corporate executive だそうだ.カナダにはこういうジャズメンが多いのだろうか?


contrafact と元歌を比較してみたくなるのは誰も同じらしい.ライブで contrafact である Prince Albert と All the Things You Are のふたつを同時に演奏したことがある.また,前テーマを Softly as in a Morning Sunrise,ソロ回しの最後をベンチャーズ風のギターに設定して Walk Don't Run (contrfact) を後テーマにしたことがある.結果は,楽屋落ちのバリエーションであるからして,ジヤズ研の学生さんは面白がってくれた,という程度.
ぼくの場合はアドリブは contrafact のメロディのほうに引っ張られたが,この動画では...

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