Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

脱ハンコへの障害

2020-10-09 09:45:25 | エトセト等
50 年くらい前,大学に就職した頃で覚えている光景に,秘書こと事務補佐員嬢が数本のハンコを使いわけ,教授・助教授・助手の出勤簿をならべ,月一回くらい捺印する場面がある.学部時代の工場実習ではタイムレコーダなるものを経験済みだったが,大学にはそんなものはなかった.

最近まで似たようなことをやっていたのではないかな?

この前,某法人の事務員さんに聞いたはなし.
脱ハンコということで,一気に捺印はやめて署名ということになった.
今までは偉いさん・偉くないさん ひとりひとりから預かっていたハンコを必要に応じて引き出しから出して押せばよかった.ところが今では在宅勤務も増えるなか,署名してもらうために偉いさん・偉くないさん御当人を捕まえるのが大変.事務はハンコ時代よりはるかに滞っている...

ハンコを署名に変えるのではなく,ハンコ/署名そのものをなくす努力が必要だ.
ハンコを押させるということは,こっそり他人に確認・決定を委ねるということである.ハンコ/署名をやめるということは,おおっぴらに確認・決定を他人 = 下部に委譲することである.これには自民党議員連盟のような人種はおおいに抵抗しそう.

結果は,せっかくハンコをやめると,事務カタによる偽署名が日常化するとか...

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