Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

40年前のお笑い事情

2021-12-06 09:01:55 | 読書
小林信彦「笑学百科」新潮社(1982/1).

「夕刊フジ」に 1981 年2月から6月まで 101 回にわたり連載されたものの書籍化.後に文庫化された.
トップ画像右のような峰岸達のカット 芸人の似顔絵が各項に挿入されていて,どれも若い !
巻末に,この手の本には珍しく索引がある.やすし/きよし,ビートたけし,萩本欽一,紳助/竜介,タモリなどが何度も登場している.このあたりに著者の評価も高いようだ.
昨今,ビートたけしはいばりくさっているし,タモリが NHK で「さすがですねー」などと言われて,やに下がっているのを見て,歳はとりたくないものだと思うのは,ぼくだけではないだろう.
ウディ・アレン,サミー・ディヴィス Jr,ブルース・ブラザースなど,外人も登場.次第にネタが切れてきたらしく,最後のほうには植草甚一,内田百閒あたりも登場.「新・悪魔の辞典」は,井上ひさし調だが,あまり出来は良くない.

最終回「フィナーレ」で,「本気でとりかかると文章がカタくなる」と書いているが,そのとおりで,続けざまに読むとあまりおもしろくない.

古書店で 100 円だった.

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