Sixteen Tones

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捕物帳たち

2022-06-05 09:47:32 | 読書
「半七捕物帳」を読んでいる.何編かは既読のはずだが,全然覚えていなかった.昨日読んだものも今日は忘れる,の境地ではあるが.

Wikipedia によればトップ画像が「五大捕物帳」だそうだ.
捕物帳をミステリに仕立てるのは難しそう.日本家屋では密室は成り立たないし.
多分いちばんミステリっぽいのは人形佐七ではないかと思う.「若さま侍捕物手帖」の若さまは安楽椅子探偵.

都筑道夫は「右門捕物帳」について「きわめて魅力のある謎が、論理をまったく無視して、いいかげんに解決されるありさまには,泣きたくなるくらいで,読むにたえない」と評している.その都築には「捕物帳もどき」という怪作がある.読んだと思うが内容は覚えていない,

銭形平次は昭和 20 年代ドラマとして放送され,ラジオにかじりついて聞いた覚えがある.やはりストーリーは蒸発したが,平次のハンサムな声が滝沢修,八五郎の渡辺篤,ふたりの名前は毎週聞いたせいかまだ覚えている.渡辺篤史は篤の子供と思っていたが違うらしい.後年 NHK の,長谷川一夫の忠臣蔵で,吉良上野介役の滝沢修を見て,夢破れた気になった.

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