大学ジャズ研の学生さんたちに,ぼくは学生時代ワンターフォーゲル (WV) 部員,いわゆるワンゲルだったと言うと,嘘みたいという反応.心身ともに軟弱なワンゲル部員ではあったが,とにかく「卒部」した.
T 大学はサークルでも OB 組織ががっちりしていて,OB 会費を払っていれば,毎年 100 ページ強の会誌「山路」が送られてくる.なんと来年からは長生き特権で会費も免除だそうだ !
この号ではいちばん古い執筆者は 1962 年卒,新しいのは 1990 年卒である.若い人はこうした会誌に投稿しようという気にならないらしい.でも会計などは 2021 年卒が担当している.
浮かぶのは学生時代の顔で,会誌で現在の写真に接しておやおや.国内外の山行記事が多い.われわれの年代では日頃トレーニングに励んでいる方が多いが,携行酸素ボンベを引きずって外出という方も.さらにメインな内容の 1/4 は亡くなった会員を偲ぶもの.仲が良かった友達ばかりでなく,名前を見て思い出す人も...
東大闘争 (紛争?) 以来 出身大学からは足が遠のき,同窓会的なものも避けている.
それでも最初に勤めた研究所にはワンゲルの3年先輩がおられて,しばしば山行にご一緒したことを思い出す.1年生のときあちらは4年生・雲の上の存在だったのが,このときになって人間的にお付き合いできた.数年前に大動脈瘤破裂とかで逝去された.