Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

窓から逃げた100歳老人

2018-03-21 09:02:12 | 読書


ヨナス ヨナソン),‎ 柳瀬 尚紀 訳,西村書店 (2014/6).

スエーデンの小説.英語版からの間接訳.

Amazon の内容紹介(「BOOK」データベースより)*****
お祝いなんてまっぴらごめん! 100歳の誕生日パーティの当日、アラン・カールソンは老人ホームの窓から逃走した。ひょんなことからギャング団の大金を奪ってしまい、アランの追っ手は増えていく。けれども、当の本人はなるようになるさとどこ吹く風。それもそのはず、アランは爆弾つくりの専門家として、フランコ将軍やトルーマン、スターリン、毛沢東ら各国要人と渡り合い、数々の修羅場をくぐり抜けてきた過去の持ち主だったのだ。20世紀の歴史的事件の陰にアランあり! 過去と現在が交錯するなか、次々展開するハチャメチャ老人の笑撃・爆弾コメディ、日本初上陸! *****

2009年にハードバックやオーディオブック,2010年にはペーパーバックとして出版され,スウェーデンでベストセラーとなり,さらに2012年7月までに世界中で300万部が販売された...のだそうだ.翻訳された時点で買いたくなったが,なぜか買わなかった.

図書館で発見.

訳者はあとがきで,この小説をフランス語版で読んだとき,何度も声をたてて笑った,ビールを吹き出した...と買いている.

全400ページ強.じつは1/4ほど読んでリタイア.
随所にくすぐりがあり,つまらなくはないが,訳者がいうほどおもしろくない.あと300ページこの調子で続くのかと思ったら嫌になったのだ.
昔は読み始めた本は全部最後まで読んだものだが,いまや40捨50入で100歳老人の私としては,視力の無駄遣いはやめることにした.ごめんなさい.

この,訳者あとがきのような文を前にも読んだ覚えがある.伏見康司訳「不思議の国のトムキンス」の序文は「此の本を讀んで私はげらげら笑った」で始まっている.こちらは相対論に無縁な人には面白くもなんともないだろう.「100歳老人...」の場合とは違うな.
コメント
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