iPhone を差すと音が良くなり大きくなるという箱を数千円で売っているので,自分で作ってみようと思い立った.
設計はウェブの,長岡鉄男のザ・バックロードホーン講座が基本.図のように口径がエクスポネンシャルに増加するラッパを発音部に付け加えれば良いのだが,市販のスピーカーではサイズを小さくするためにラッパの軸を折りたたむ.右の図のようにアクティブスピーカーでは高音部は前面からとり,もっぱら低音部を折り曲げラッパで増強する.
筐体に百均のペンスタンドを採用.横倒しにして,ダンボールを右図の橙色のように切って音路をつくった.矢印の音路は断面が長方形で,短辺が次第に大きくなるホーンと等価である.上の図の四角い空気室は省略.じつは設計計算も省略した.
iPhone のスピーカーはいちばん下についているので,図のように差し込む.
音からシャリシャリ感が消え,モサモサしたダンボール音になる.正面では音量が増加する.録音して音量や周波数特性を定量的に測定したい...と思ったが,録音のために iPhone が使えないのだった !