MJQ こと Modern Jazz Quartet を初めて生で聴いたのは 1966 年の厚生年金ホールであった.当時の録音を Youtube で漁ったが見当たらないので,一曲だけだが,CD ケース絵のスライドショーとしてアップしてみた.Slideshow DVD Creater というソフトをお試し使用した.しかし CD ケースという小さいサイズに描いたものを PC モニタの大画面で見るのはかなりの違和感.
曲はミルと・ジャクソンのブルース Ralph's New Blues だが,当時としては珍しく,ドラムスやベースのソロがある.ドラムソロのバックで喚いているのはジョン・ルイスのようで,いつになく羽目をはずしてしまったらしい.ピアノソロはシカゴの引用で始まり,ブギウギ調になり.ベースソロにこれが伝染する.この方はバックもソロも変わらないことがあるが,この日はなかなか饒舌だ.
この曲の最初のスタジオ録音よりも,テンポが早く,くだけた演奏.
Bluesology も Fontessa のスタジオ録音より,その後の Europan Concert のライブ録音の方がテンポが早くて面白い.
ライブのブルースとなると,MJQ 的にとりすました感じが消え,本音が出るようだ.
このグループにはには Blues at Carnegie Hall というブルースばかりの LP があって,こちらは全曲 Youtube にアップされている.このコンサートと動画の厚生年金コンサートは同じ年で,メンバーは 40 歳代.今思えば,この頃が彼らの最盛期だった.