Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

レーベルとプレスによる LP レコードの音質の差異

2016-11-23 09:35:48 | ジャズ
「レーベルと...」はこの本のサブタイトルで,メインタイトルは
「ジャズ名盤セレクション」山口 克巳著,誠文堂新光社 (2015/6).
3240 円.もちろん図書館で借用.

レコードそのものに焦点があり,カタログでも録音の本でもない.「名盤」とあるが,演奏内容にはほとんど立ち入らない.この本に挙げたのは全部名演ということらしい.

LP は全部 とうの昔に断捨離し,プレイヤーもないから,自分には縁がないはずの本.しかし,生え抜きの CD 世代・音楽配信世代ではないから,むかし持っていた/あるいは/憧れていたお宝の目録を眺めているみたいでいつまでも飽きないのだった.

熱心な LP ファン (オタクの世界の住人) には,ここの記述にはそれなりに異論も多そう.

内容は...
オリジナル盤とファーストプレス盤,モノラール盤とステレオ盤のペアにはそれぞれ1章ずつ,アルフレッド・ライオン : オリン・キープニューズ : レスター・ケーニッヒ,すなわちブルーノート・レーベルには1章,リヴァーサイドには2章,コンテンポラリーには3章,録音の歴史,LP と EP ; フラット盤とグルーヴガード; 軽量盤と重量盤; 廉価盤: 海賊版,マスターテープとカッティングとプレス,アームとカートリッジの調整.ジャケットのデザインと材質.レーベルのデザイン,...

こうした文章がジャケットとレーベルの写真の中に散りばめられている.著者がレコード・ジャケットのデザイナーだけあって,レイアウトが良い.

こちらは本書より,ロリンズの Way Out Wast のジャケットたちとセンターレーベルたち.音質もそれぞれなんだろう.拡大するとキャプションが読める.

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