goo blog サービス終了のお知らせ 

Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

Experimental Jingle Bell Jazz - ジングルベルを実験ジャズで

2013-12-15 20:43:28 | ジャズ
しだいに曲を盛り上げるには

1 しだいに音量を上げる
2 しだいにテンポを上げる
3 しだいに音高を上げる

の3つの方法があるだろう.1 の例はラベルのボレロ,2 の例と言えるかどうか分からないが,学生のジャズではかってに盛り上がって 最後にはずいぶんテンポが速くなっていることがある.3 は,よく分からない.

クインテットで演奏する機会があったので,1,2,3 をすべてひとつの曲でやってみようということになった.題材は,時節柄ジングル・ベル.

しだいに音量を上げるために,ボレロにならって,ピアノソロ,ピアノトリオ,カルテット,クインテットと,しだいに編成楽器を増やしていくことにした.

テんポの上げ方はドラマーに任せる...とか言ったくせに,やってみるとドラマーへの注文がすごく多かった.

この歌は
dashing through the snow....
で始まる部分 A と,
jingle bells, jingle bells, jingle all the way...
の部分 B の AB 構成.
アドリブでは B の部分を繰り返し,16 小節毎にキーを全音ずつ上げることにした.「音高を上げる」の具体化である.

結果として,ピアノソロとピアノトリオによる key in C のテーマの後,アドリブは 16 小節毎に B 部分を,
ベースソロ(C),ピアノトリオ(D),カルテット(E),カルテット(Gb),クインテット(Ab),クインテット(Bb),ドラムソロ
となった.その後はクインテット全員合奏による AB を通した後テーマ.
テンポは最後は最初の数倍となる.

公民館とカフェと,2回この曲を演奏する機会があった.どちらでも喜ばれたが,2回目の方がこなれた結果,うまくいったと思う.もう一度くらいやりたいところ.

写真は,ブログの内容とあまり関係がありません.

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg