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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

緊急地震速報の誤報

2009-08-26 08:43:08 | エトセト等
関東地方に緊急地震速報は出たが何ごともなかったそうだ.原因は地震計のデータ処理ソフトを業者(M 電気)が無断でいじくった所為だと言う.20年以上前にお付き合いしたことがある,あのM 電気さん?

それはそうと,1台の地震計からのデータをまるごと信用して速報するのかよ? と思って,気象庁のウェブを見たら,確かにその通りだった.どこか1カ所の地震計が大きく振れたら,とりあえず第一報は出してしまうらしい.信頼性よりも緊急性を優先,フェイルセーフである.

しかし間違ったデータが送られるのは地震計ソフト改ざんが唯一の理由ではない.企業の生産現場の制御用センサだったら冗長性を持たせるのが常識だろう.この場合だったら,地震計を複数台置くことになる.大きな揺れを観測するだけなら,高感度・高価格な地震計は必要ではない.ソフトなんか介在する余地のない素朴な機器が良い.はやいはなしが,ビールの空き瓶かなんか置いといて,これがひっくり返ることもあわせて,第一報発信の条件にしても良いのでは.
なんちゃって,門外漢の無責任発言です...

それはそれとして,地震計は約25kmおきに設置されているらしい.地震p波の速度は秒速5ないし7kmとのこと.数秒経てば,最初のとは別な地震計からも刻々とデータが入り,最初のデータがおかしかったことは分かるはず.実際 上記ホームページにも「緊急地震速報とは、第1報発表の迅速性は確保しつつ、時間とともに精度を上げながら複数回発表されるものです」と書いてあるが,ちゃんと「誤報速報」も流したんだろうか.

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