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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

100円CDの太田寛二トリオ

2007-03-14 12:43:07 | ジャズ
ダイソーのCDはお買い得.写真のMJQのは200円だが,アルバムDjangoがほとんどまるごと入っていて,おまけに,おまけもある.
100円CDのなかに太田寛二の名前があった.むかし住んでいた街に「ロメイン」というライブハウスがあった.ここにベースの稲葉国光さんに連れて来られてピアノを弾いていた,かわいい坊やが太田寛二さんだった.100円CDに登場するとは

購入したのが,ジャズ・リラクゼーション Vol.9「永遠のアメリカ名曲集II」.見た目にこだわる私としては,もうちょっとジャケットをなんとかしてもいたいところ.
内容は,つねづね,なぜみな演らないかと思っていたフォスターのが数曲.予期したようにジャズのオリジナルみたい.「おおスザンナ」なんか編曲を拝借したい.「線路はつづくよどこまでも」はホレス・シルバーでした.やっぱり.
トリオのあとのふたりもライブハウスによく出ている.ベース(西沢秀樹)は「主人は冷たい土の下に」ではテーマをとるし,タイコ(横山和明)もソロに4バーズに出番が多くてはりきっている.

太田さんについて,バリー・ハリスの直弟子とどこかに書いてあった.しかし「金髪のジェニー」や「夢路より」を聴くとパップ・ビアノからはみ出す,叙情的・日本的なところも魅力.曲目はほかに「谷間の灯」「七つの水仙」「草競馬」「ヤンキードゥードル」.最後のはぼくはアルプス一万尺という歌詞で知っていた.

ジャズの場合,一発録音でお茶を濁すことも可能.でもこれはちゃんと準備された演奏だ.太田さんのシリーズを全部買いそろえても1000円足らず.でもこれでいいんだろうか.
もちろん太田さんのふつうのCDも出ている.アマゾンでみたところ,いちばん新しいのはニューヨーク録音のYou Could See Me Nowらしい.

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