禁煙

聖響さんが禁煙してるそうだ。
いいですね♪いいことですね♪
どういう理由で禁煙したのかは謎ですが。
音楽のためとか健康のためとかいうんじゃなく、
喫煙するスペースを探してまで吸うのが面倒なだけとかだったりして。
ほんとに肺が元に戻るには、かなり時間がかかるらしいですが、
体調もよくなり、指揮もパワーアップしてるそうなのでなによりです。

ところで、ダンサーって意外と喫煙してる人が多い。
あんなに体力使うのになんで？と思う。
でも体調管理やダンスのレベルに影響を出したら仕事が無くなるだけのことで、
自分でコントロールできてるうちは、煙草で（精神的な）ガス抜きをするくらい、
大目に見てもいいのかなっていう気もちょっとしていました。

というのも、昔『ダンシング・オン・マイ・グレイブ-我が墓上に踊る-』って、
ゲルシー・カークランドというアメリカのバレエダンサーの本を読んだことがあって。
アメリカだから特にね、ものすごい競争社会でしょ。
才能に恵まれていても劣等感が強く、同期に天才がいたものだから、
いつも比べて焦りを感じてしまい、精神的に追い詰められていく。
そういうプレッシャーに耐え切れず、薬に手を出し依存症になっていく彼女。
そうした状況は、彼女１人だけの話では無かったようだ。
実は彼女が出演したバレエのLDを持っているのだけど、
素晴らしいテクニックとスピード、可憐な容姿で、見ていて切なくなる。

美しい世界の土台には血を吐くような思いがあって、勿論それは見せるものじゃないけど‥。

禁煙の話からだいぶ逸れました。
やっぱり煙草は吸わないにこしたことはないです。「減煙」ではなく「断煙」で。
止めてしばらくすると反動で頭痛がしたり禁断症状がでますが、
体が変わって良くなっていく前には必ず起こることで、そこを乗り切ればしめたものですね。
煙草を吸うとイライラがおさまるというのは、誤った認識が脳に学習されたため。
そこで得られる快感より、失ってるものの方がずっと多いですよ。
かくいう私も元喫煙者なのでした（笑）
ちなみに、私は禁断症状など全くなく苦労せずに止められました。