─光る波の間─

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陰極まるの日-節分-

2007-02-03 17:16:15 | 日記

旧暦では12月16日。

「陰極まりて陽に転ずる」
の、陰極まった日です。

陰(いん)=おん=おに。
オニが丑寅(うしとら)の方角に追いやられ、
トラに喰われて「陽」へと動き出す。


その節目だから、“節分”♪

 ・・・・
 陰陽道では常に方位である「空間」と
 日や歳や四季である「時間」とは
 切り離さず考える

 つまり「空間」でいう「艮(ごん)」とは
 丑と寅の間 東北を指し
 「時」の流れでは「陰」の気の極まる丑と
 「陽」の気の始まる寅の間
 つまり「陰」と「陽」の消長の終わるところであり
 始まるところなのだよ

 日でいえば 丑の刻と寅の刻の間であり
 歳では12月の丑の月と新年の寅の月の間
 四季では冬と春の間
 易でも「艮」は万物の終を成す所にして始を成す所
 ゆえに万物万象は「艮」において成すと言っている

 ということは……
 「艮」とは 「陰」すなわち陰(おに)の極まる所だから
 あらゆる鬼が集まると言われるのは当然なのだよ
 要は継ぎ目であることさ
 「陰」と「陽」の継ぎ目であり
 「死」と「生」の継ぎ目であること

 丑から寅への移行は再生(よみがえり)を意味する
 死であり誕生であり生まれ変わること……
 変化の意味を持つのだ

 だから神聖ともされたし 再生の呪(しゅ)として
 「陰」である鬼を 「陽」である寅に喰わせたりするのさ・・・


以上『陰陽師』第6巻より、安倍晴明さんによる解説でした。笑

ということで明日は立春。
立春はたいてい寒くなるけれど、春は始まるのだ!

…ま、この暖冬だからね~
春への思いも、いつもより薄いかも。。。(´-`)

*



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