あなたの大切なことって何ですか

私の大切なことって民謡を磨き人に喜んでもらえることなのです。　民謡を磨くといっても、ただ民謡ばかり練習を重ねれば磨けるものでもありません。　私にとって民謡を磨き育てるということは、自分に経験を積んでゆくということになるのです。　どんな経験を求めているのかと考えてみますと、やはり最も私にとって重要なのは、民謡を愛する人との出会いなのです。　そんな中でも民謡が上手な人はこの国には山程いらっしゃいます。

私が知っているずば抜けた多くの民謡人は、その才能をテレビで発揮することなく、この世の人生を生きてらっしゃいます。　このことは正直、私にとっては余りに勿体無い事実であり、大変寂しく、そして残念に思うのです　　そんな尊敬する民謡人さんの、せめてＣＤが欲しいと思っていても、発売もされてはおりませんですし、聴くことさえ出来ないのが現実です　　ああ、私の好きな民謡人さんのＣＤ作成して、私に5000円くらいで譲ってもらえないかな　あのー　良かったらレコーディングに伺いますけれども　

話は変わりまして　この日曜日に２０１６民謡フェスティバルがＮＨＫホールにて華々しく開催される予定ではございますけれども、その輝く数え切れない多くの民謡人は、その大会に出ることが出来ない方々がほとんどなのです。　つまり今の日本、この国の中には、信じられないくらいに感動できる民謡を表現できる素敵な民謡宝人が、たくさん眠っているのです　　そんな中の僅かな一部の民謡人がテレビに出演できるという、これはまさに民謡界の華の舞台ですね　　出演される民謡人さん、そして惜しくも逃してしまわれた民謡人さん、どちらも応援しております　

その目指された晴れ舞台に惜しくも出場できなかった素晴らしき民謡人さん　たくさん存在されることと思います。　私もその中の一人です。　下手でも、そして各地の大会で優勝するレベルに決してございませんけれども、　民謡を心から愛する　という大会だったなら、みーんな優勝できることでしょう　　私は、晴れの舞台に立てるほどの力は全くございませんけれども、きっと私にでもできることがある　　そう信じて、私は人生を日々、生きて頑張っているのだと感じております。

私との出会いを待っている人が（私の民謡でも好んでくれる方）、この世の中に、どこかに存在する限り、なんとか自分の民謡を何かの形にして、残してゆきたい　今、心の中にある民謡心の色は、今でしか表現出来ません。　後１０年後に生きていて民謡を続けていたとしても、その色彩は変化していることでしょう　若さ、人生経験、苦労の道、喜び、遊び、家族、仲間、それら様々なことの全てが、今のあなた様の民謡の中に確実に生きていて、そして反映されていると思うのです。

これまで頑張った自分の民謡とは、一体何なのか　どんな音が、あなたを表す音なのか　そこに音程や技術のことなど関係はありません。　音というものは、本当に不思議で、音が合っていなくったって、一生懸命に向き合い、音を出していれば、その人の人間性が良ければ、音も、そのような音として現れてくるのです　　音楽というものは、ただただ正確に正しく表現を行えば良いという単純なものではなく、極端にいうと、音痴であっても、その人の人間性によれば、人を感動させることの出来る不思議な力を持つということ。

私が名詞を渡してきた競技者の皆様へ、素人の私でも良ければ、レコーディング致しますので、いつでも遊びに江田島までおいでくださいませ。　あなたの今を残しておくのをお手伝いさせていただきますので　　その前に私の今を残しておかないとですね　　ご拝読、誠にありがとうございます　

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追伸　私はあなたの唄を素晴らしき振る舞いを　共に競った思い出を忘れません　そして私にささやいてくださった有難いお言葉　一生をかけて素晴らしき心の民謡を製作してゆく糧に使用させていただきます　ありがとう