よみびとしらず。

あいどんのう。

花と神話

2020-09-11 10:43:47 | 散文
たなびく髪は流されて花の匂いはあなたの元にのみ行き渡る満月の夜を待ちわびながら本当はいつも丸い輝きは闇夜に溶け込む音も立てずに開いた声にきくこともなく花は枯れて種を宿したひらく理(ことわり)はきく耳もたずにひらくには頑なな花の蕾は悲しみを湛えて瞳を閉じた生まれ変わりのその前に神様なんてわりとどうでもいいものになっていた . . . 本文を読む