よみびとしらず。

あいどんのう。

ハチ

2020-08-19 15:29:10 | 散文
あなたは後ろから(はじめから)わたしを追いかけてきて蜂が止まって刺さずに去った懐かしい匂いに誘われて元のあなたとは違えども交わした逢瀬の歓びを太陽だけが知っていた息を切らしたあなたの影に汗はしたたり水面は揺れる暑い夏の日は遠くにありけりいまも昔も居場所を知らずに蜂は羽音揺らして歌うたういつかあなたがみた歓びを月は夜に隠して夢をみた蜂は刺さずに居場所を告げていまここにある、暑い夏の一日 . . . 本文を読む