鳥と魚〜5月28日 2017-05-30 10:33:46 | 散文(ぶん) ある日の出来事。鳥と魚の店で、わたしは鳥を買い求めた。手にいれた鶏の喉の鳴る音を聞きながらその店の前にあるベンチでくつろいでいると、赤い服をきた少年がやってきて、はっきりとこう述べた。「ぼくは魚がほしい」けどもその店では、もう魚は扱わなくなったらしい。店主の説明する声が風のあいだから聞こえてきた。鳥と魚の店の本部より、いまある魚の在庫が尽き次第、今後の魚の取り扱いについてはおのおの店の判断に委ねる . . . 本文を読む