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ターシャが長く住んだのはアメリカ合衆国北東部,ニューイングランド地方にあるバーモント州の広大な土地です。
この州は自然に恵まれています。
ワイオミング,アラスカに次いで3番目に人口の少い州。州都はモントピーリア。
州域はなだらかな古期アパラチア山系のグリーン山脈が占め,「緑の山地州」の愛称で親しまれる。
展覧会主催のNHK サービスセンターの宣伝文。
生誕100年ターシャ・テューダー展
アメリカ・バーモント州の山奥で、ガーデニングを楽しみ92歳で亡くなるまで創作活動を続けた絵本作家ターシャ・テューダ―。19世紀風のシンプルライフは多くの人たちから共感され、憧れの存在でした。この度、生誕100年を記念し日々愛用していた家具や食器、キッチン雑貨、ドレス、ガーデニンググッズ等を一堂に展示します。また日本初公開となるドールハウスや2014年に出版された絵本の原画も展示します。是非この機会にターシャの世界をお楽しみください。
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1972年、57歳の時に思う存分庭造りをするためにバーモント州南部の小さな町はずれマールボロに移り住み、19世紀頃の開拓時代スタイルのスローライフな生活を営んだ。
およそ30万坪の広大な土地に、家具職人である長男セスはターシャの希望する年季の入った古びた家になるように18世紀の工法を研究し、たった1人で家を造り上げた。
家と庭の一帯を「コーギー・コテージ」と呼び、電気や水道等、近代設備は最小限に留め暖炉とベッドとロッキングチェアー、薪オーブンがあるような質素な室内と古い道具を使う昔ながらの生活を実践した。
一日の大半を草花の手入れに費やし、小花模様のドレスやエプロンを手作りし山羊の乳を搾り、庭でとれた果実で、ジャムやジェリー(透明なジャム)を作りパイを焼いたりした。16歳の時にパン作りのコンクールで優勝したこともあるほど料理は得意で、料理の秘訣は「近道を探さないこと」がモットー。挿絵入りの料理本(『ターシャ・テューダーのクックブック』)を出版したこともあった。
コーギー犬の「メギー」が良きパートナーで、他にもハトやニワトリなどの小動物と共に暮らしていた。16時半、庭先のポーチでお茶を飲むのが日課。日記代わりに周りの草花や動物達をスケッチした。
毎日のように歩いて10分ほどのところに住んでいる長男のセスが訪ねてきて水遣りや買い物や力仕事など甲斐甲斐しく母を助け、高齢の母親の暮らしを見守っていた。
フリー百科より
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