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こえじた

2024-06-06 | 日記

 「こえじた」と聞いてピンと来る人など、どれくらいいることでしょう。農家の高齢者なら、おそらくすぐにわかるでしょうが、自分の年代になると、わからない人も多いかもしれません。秋田弁とも言えないような、超ローカルな言葉です。

 

 「こえ」は堆肥のこと。稲わらや刈草などを積んで、それが腐熟したものです。遥か昔のことですが、田んぼに堆肥も入れていたころ、春早く、その積み込んでいた場所は、空きスペースとなりました。まだ雪のあるうちに、堅雪になった日にそりに積んで運んだのです。その堆肥を取り去った場所が「こえじた」。腐植に富んだ一角です。

 「こえじた」には、春一番にほうれん草の種などが蒔かれたものです。寒さに強い特性があるからだと思います。ほうれん草は土壌が酸性だと、ちっとも良く育たないので、そういう意味でも「こえじた」は、最適の場所のようだったようです。

 

 今年の春、この「こえじた」が出現?しました。それで何十年かぶりで、ほうれん草を蒔いてみました。最初はうまく育たなかったのですが、もう一回蒔いたところ、これがなんと大当たり(笑)。ポパイ顔負けの、食べ放題の日が続きました。6月に入り、そろそろ「とう立ち」も始まりつつあるので、もう十分ごちそうになったということで、わずかに残っていた株を今日刈り取りました。

 春菊も一回目は失敗。2回目は生長中です。時期的に花が咲いてしまう頃になっているので、食べることができたとしても、「終わり初物」になってしまうかもしれません。いづれにしても、数日中に若い葉を一度は天ぷらで食べられそうです。

 

 2.8m×3.3m、3坪弱の「こえじた」。ここの様子を、不定期で報告していきます。

 今日、ほうれん草を刈り取って、夕方耕しました。

 明日、鍬で均して、ニラの種を播くつもりです。

 近所のおばあちゃんに、「おめ、イモそんたに植えで、なんとするつもりだ?」と聞かれました。どうするかはさておき、今年の生育は、葉の色も程よい緑色で、姿も極端に大きくなく、おいしいジャガイモができるかなと期待しているところです。これは「こえじた」とは別の場所。

 ジャガイモの花の色は、薄紫というかピンクと言ったらよいのか、それと白の2色があります。品種によって異なります。もっとも代表的な「男爵」という品種は、ピンクです。

 

 


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