はさみ屋のブログ

理・美容師の使うカットシザーのメンテナンス・アドバイザー(研ぎ・調整・販売)

ハサミの研ぎ師

2005年01月14日 | 職業

 研ぎ師なんてさぁ・・・ 切れ味を商売にしてメシ喰っているんだけどさぁ・・・

ハサミの研ぎ師兼ハサミ屋なので、当然ながらお客様はプロの理・美容師なんだよね。
そのお客様がさぁ・・・ 案外切れ味の事を知らないんだよね。

それはそれで構わないんだけど・・・ たまにはハサミを良く知っていて
話題に喰いついてくるお客様に出会いたいのも本音でね。
切れ味を「これだ!」とか「なんやねん?」とかやりたいのね。内心は。

もちろん訳のわからないお客様の言い掛かりじゃ無くて・・・
ハサミの事をよく知っている事が条件だけどね。

砥石の事や金属の事を話し込んだり、うっかり見落とした手抜きを見破られて・・・
反省とか自粛をするような緊張感を取り戻したいんだよね。 たまには。

それが・・・ 既存のお客様には望めないとしたら・・・ 同業者でも可!
マンネリ防止の会話の出来る、そんな仕事仲間も欲しいじゃない? 
それとかね・・・こんなカット・テクニックを可能にするハサミを作ってくれとか・・・
ここを加工してくれとかね。 つまり・・・ 刺激が欲しいのよ・・・ おそらく・・・ 

オイラ・・・ ハサミが研げる評論家じゃ無いんだから、相手の好み合わせられないことも有る。
「ふふふ・・・ぬかったな」 的な突っ込みも・・・ 無理難題な刺激とかが無いと・・・
知的好奇心が退屈してしまうんだよね。
日々の緊張感や張り合いが無いんだよね。それはそれで有り難い事だけど・・・

元来は・・・ 怠け者のオイラだから・・・
お客様から「来てくれコール」のお呼びが掛からないと・・・
永遠にサボる事の方を選択して・・・ お家でぬくぬくしてしまう。
(正しい自己分析は出来るのだ)

さてさて、おびただしい仕事量と迫り来る緊張感のまったく無い毎日でも・・・(ひまなだけ)
「誰かこいつを庭に埋めてこい」ってな緊張よりも幾分マシなんだと考えて感謝しましょう。

今日はお座敷がふたつ・・・ 雪にもめげずに・・・出掛けるかぁ。
本業の研ぎ屋さんを辞めて・・・ 副業のハサミ屋さんに転落しない程度の
努力はしなくては・・・ 技術屋として飯を食っている以上。

そんでもって誰かハサミいらんかぇ~♪、定価の半値でどうよ?
専用の研ぎ師のオマケ付きだよ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿