はさみ屋のブログ

理・美容師の使うカットシザーのメンテナンス・アドバイザー(研ぎ・調整・販売)

意味不明な提言。

2005年02月20日 | Weblog
 ハサミメーカーには恐らく理解できない、私が作って欲しいハサミのイメージが有る。こちらの希望を伝えると・・・ 依頼内容と微妙に違うアイテムで仕上がり・・・ いつでも「今ひとつ」が伝わらない、もどかしさを覚える結果となってしまう。これでは、オリジナル制作の意味は半減するし、わざわざ作る必要もない。 そこであらゆるメーカーへの提言として、同じタイプの他社製品は良く売れるのに似たような自社製品が売れな . . . 本文を読む

はさみ

2005年02月19日 | 職業
 「はさみの研ぎ師」なんて胡散臭い呼び名で、刃物を扱う商いをしている手前それを繰り返している内に「はさみの事は」、嫌でも詳しくなってしまいます。 サロンから研ぎ調整で出てくるハサミの品質も、ピンからキリまで千差万別ですね。 すでに寿命の尽きた年代物から、奇をてらったデザイン物まで出てくるモノ(カット・シザー)は、何でも手入れをする事が私の仕事だから・・・ 当たり前と言えば、当たり前の事です。 . . . 本文を読む

チョップ・カット

2005年02月16日 | はさみネタ
 毛先の毛量を調整するテクニックのひとつにチョップ・カットが有りますよね。他にも毛量を調節するテクニックに、ストローク・カットなどを始めとして・・・ 「エフェクト・カット」「スライド・カット」「セニング・カット」「ツイストセニング・カット」などのカッティング方法があります。 その中でも作業者にとって厄介なのは、チョップ・カットだと思います。何が厄介なのかと言えば、うっかり指を切る確率が高いカット . . . 本文を読む

カオス(混沌)

2005年02月11日 | Weblog
 ビッグバン以前の宇宙とでも言えば分かり易いだろうか? ビッグバン以降はコスモ(宇宙)と変化し・・・ 秩序と調和を持つ世界に変化した。 混沌とは区別がハッキリしない状態を指す。 カオスとは数理生態学の問題で最初に発見されたのだが・・・ これは、連続ならロジスティックだが差分近似ではパラメーターによって 分岐が生まれる。 分岐はさらに乱雑でデタラメな状態に至ることも有る。 微分方程式もしくは差分 . . . 本文を読む

コインの表と裏

2005年02月10日 | Weblog
「H」と「T」  英語でコインの「おもて」と「うら」を何と言うか知っていますか? 「おもて」を「Head」、「うら」を「Tail」と呼ぶのです。 でも、何故「おもて」が「Head」で「うら」が「Tail」なのでしょう。 コインの絵柄が日本とは違うので・・・ ピンと来ないでしょうが・・・ 「Head」は人間の頭、つまり人物の肖像が有る方で 「Tail」はしっぽ、つまり動物の絵が有る方なんで . . . 本文を読む

ドライカット

2005年02月09日 | Weblog
 ハサミメーカーによっては「ドライカット専用」とのうたい文句で 笹刃や柳刃のカットシザーをカタログに掲載していたり・・・ します。 また美容室でもドライカット用のハサミが欲しいと言われる事が有ります。 しかし、カットシザーには「ドライカット専用」なんてハサミは存在しません。 それは、目的のテクニックに向いている形状と刃付けでしか有りません。 そこで、まずドライカットとウエットカットとの違いに触 . . . 本文を読む

毒掃丸は独創眼

2005年02月08日 | Weblog
 製造業は売れる商品作りを目指して、新しい商品の開発をするのが 世の中の常道だと思う。(サロンなどでは商品をサービスに置き換え可) しかし売れる商品を作る為に、何故か・・・ 目新しい事に躍起になって アンテナを張って、無駄な情報収集をしているのが一般的な考えの様だ。 (同業他社の売れ筋にアイデアの種をもらう為) それでは簡単には自分で売れる商品など作れない。 いつでも後出しジャンケンで負けるのだ . . . 本文を読む

動刃と静刃②

2005年02月07日 | セニング
 ハサミには動刃と呼ばれる刃と、静刃と呼ばれる刃が有ります。混乱を招かない為に、理美容のカット・シザーを例にとって説明してみましょう。裁断バサミだと刃の形状が、目的別に変えてあるから、理解し易いんだけど・・・ まずハサミは手で持つ部分をハンドルと呼びます。 そのハンドルの部分で、親指が入る場所の先に付いている刃を動刃と呼びその他の指が支える方の先に付いている刃を静刃と呼びます。 さて 案外知ら . . . 本文を読む

売らないセールス。

2005年02月04日 | Weblog
 セールスを一度も経験した事の無い人には、セールスは苦手と思います。 セールスは自転車に乗る事や泳ぐ事に似ていて、多少のコツを必要とするからです。 殆どの人がセールスを難しく考えてしまいますね。 理由は商品を説明してお客様に、その商品を 「売らなければ!」 と勘違いしているからです。ね。 また「人と話す事が苦手だから、セールスには向いていない」ってのも誤解ですね。 それも「商品の説明をしなくて . . . 本文を読む