いつ頃、どこの誰が考えたのか知らないがセニングと呼ぶハサミが有る。
俗にスキ・バサミとも呼ばれる変わり者で、サロン(ペットサロン含む)以外では全く出番の無い、かなり中途半端な切れ方を良しとするハサミだ。
発案者が最初に考えた事は、パネルの三分の一程度しか切らないハサミが有ったら仕事が早く処理できるのでは?だったのでは無いかだと思う。
きっと、最初はカットシザーの片方の刃をク . . . 本文を読む
セニングのカット指数の曖昧さは言葉では説明しがたい。個人的には、まずは試して見るに限ると考えている。
良く「どのくらい切れるの?」と聞かれるので、その都度20%とかこれは15%位かな?とイメージで答えているけど・・・
セニングに置けるスキ率の表現に用いる、この「何%」と決めてかかる言い回しほど曖昧かつ抽象的な表現は無いのですね。
同じセニングでも、ドライでのカットとウェットでは若干の違い . . . 本文を読む
ハサミには動刃と呼ばれる刃と、静刃と呼ばれる刃が有ります。混乱を招かない為に、理美容のカット・シザーを例にとって説明してみましょう。裁断バサミだと刃の形状が、目的別に変えてあるから、理解し易いんだけど・・・
まずハサミは手で持つ部分をハンドルと呼びます。 そのハンドルの部分で、親指が入る場所の先に付いている刃を動刃と呼びその他の指が支える方の先に付いている刃を静刃と呼びます。
さて 案外知ら . . . 本文を読む
過去に複数のお問い合わせが有りましたセニングだけでの
カットに付いて簡単にお答えしておきます。
まずスキ率60%位のローゲージ・セニングでベース・カット。
取り合えず普通のブラント・カットと変わらない方法で長さを揃えます。
カット・シザーとの違いは毛先に「ぼかし」が付いた状態で切れます。
次にスキ率30%位のミドルゲージ・セニングで
パネルに取った毛先を4~5cmの長さに対して45度のタテ使 . . . 本文を読む
ハサミには動刃と静刃とが有り ハンドルの親指の入る方の先に付いている刃を動刃と呼び・・・その他の指が支える方の先に付いている刃を静刃と呼びますね。さて 案外知られていない事として・・・一見 両方の刃が対象物を切っていると思われているが・・・実はちょっと違う。
混乱を招かない為に 理美容のカット・シザーを例にとって説明してみましょう。裁断バサミだと刃の形状が目的別に変えてあるから理解 . . . 本文を読む
さてセニングには正刃と逆刃の種類が有る。また埋め込みネジやマイナスネジなどフラットなネジを使いハンドルをメガネタイプにする事で正・逆両用の使い方が可能な物もある。 正刃は美容師さんに好まれ、逆刃は理容師さんに支持される。これはカットテクニックの違いから来るもので、どちらが良いとかの話では無くどんな使い方をするのかで決まるので理・美容の枠にとらわれる事無く、どちらも使いこなせれば良いと思うのだが・・ . . . 本文を読む
セニングって出番が多いよね。 その割に切れ味には無頓着な扱いをされるけどバッサリと切らない様に作られているので、仕方ないのか? 使う人の手の感覚が左右されるとしたら・・・ 鈍すぎる人が多い様な気がします。むしろ普通のカットシザーよりもマメに研ぎ調整が必要なのに・・・ . . . 本文を読む