3日、日曜にスティングが旅立ちいきなり悲しみのどん底に突き落とされ、8日の金曜にオキテが初勝利をあげ、喜びのテッペンまで跳び上がり、と、11月の第1週はまるでジェットコースターのような週でした。
‘禍福はあざなえる縄のごとし’という言葉を実感した日々でした。
やっと落ち着きを取り戻しかけている最近ですが、“もうこの空の下にスティングはいないんだなぁ”と思うと、足もとから寂しさがズンズンと湧きあがってきます。
心が穏やかになればなるほど、寂しさというのはくっきりとその正体を現すものですね。
まだ少し日にち薬が必要なエドリンです、こんばんは。
競走馬と血統の関係
サラブレッドの語源、thorough(完全な)bred(交配、飼育)からもわかるように、競走馬は、より一層強く早い馬をつくるために淘汰と交配を繰り返し、今なお、強い血を残していく努力が続けられています。
サラブレッドが“人がつくった最高の芸術作品”と云われる所以です。
私は血統には全く疎くて、とりあえずバイアリーターク、ゴドルフィンアラビアン、ダーレーアラビアンの三代始祖くらいは知っている程度です。
今現在、ダーレーアラビアンからのエクリプス系が世界の競走馬のほとんどを占め、バイアリーターク・ヘロド系は絶滅の危機に瀕しているそうです。
このヘロド系というのはパーソロンやシンボリルドルフ、メジロマックイーンなどの系統なのです。
これが消滅してしまうと云う事は、ルドルフやテイオーの血統が途絶えてしまうということです。
これってチョウ大変なことじゃありません?
私には、ナンチャラ系とかはさっぱりわかりませんが、父や母父の欄にルドルフやテイオーの名前があるだけで、そのお馬のファンになってしまいます。
大方の馬好き、競馬ファンの方はその程度ではないでしょうか。
自分が大好きだったお馬の仔だとか、孫だからとかいう思いで馬券を買ったり、応援したり、それが一般的な血統に対する見方だと思うのです。
いろんなお馬の仔や孫たちが走っているから競馬はブラッドスポーツというのですよね。
だから、一つの系統に偏ってしまう事は競馬をつまらなくし、ますます馬券離れをおこしてしまう様な気がするのです。
守るべき血脈
2010年生まれの1頭の馬がいます。
父・トウカイテイオー、母・オーロラテルコ、母父ミスターシービー
馬名・・・・・・・クワイトファイン
なんとこの仔の体内には3頭の3冠馬(ミスターシービー、シンボリルドルフ、シンザン)と、5頭のダービー馬(トウカイテイオー、ミスターシービー、シンボリルドルフ、シンザン、タニノムーティエ)の血が流れているのです。
私の様な単純なミーハーおばさんには、その名前を聞いただけで鳥肌ものです。
ところが、神様は意地悪で、この仔走らないんですよね。
デビューは2012年5月、門別競馬場、408キロという牡馬としては小さい体でついて行くのがやっとの状態でした。
それから17戦、走っても走っても後ろの方から数えた方が早い着順。
ついにその年の12月、福山競馬に移籍になってしまいました。
そこでも似たりよったりの成績。
チームテイオーでも、真剣にこの仔の先行きに不安を感じ、心配していました。
そこへ持ってきて、福山競馬廃止の決定。
どうしたら良いのか途方に暮れていた時、やっと神様が重い腰をあげたかのように、ファインに光がさしました。
1人のオーナーさんが、ファインを引き取って下さったのです。
それも、ルドルフ、テイオーの血を絶やしてはいけないという、営利抜きの理由からです。
世の中捨てたものじゃないと、感動しました。
そして名古屋競馬へ移動して8戦目、オーナーさんの熱い思いに応えるかのように、ついにクワイトファイン初勝利です!!
それからは、ランクが上がっても掲示板を確保するなど、ジワジワと力をつけてきました。
そこでオーナーさんは南関東への移籍を考えました。
中央に近い競馬場で知名度をあげて、ファインの種牡馬への道を切り開いてあげたいという思いなのではないかと勝手に推測しています。
オーナーさんとファインの2人3脚(?)の始まりです。
たとえ、ファインの成績が父や祖父にはとうてい追いつかないもので終わっても、彼の体には間違いなく強い馬達のDNAが流れているのです。
この血を埋もれさせてしまうのは、未来の競馬界の大きな損失になるのではないかと私のスカスカ脳が言っております(爆)。
古くはタニノムーティエ、シンザンファンの方、そして、ミスターシービーとルドルフファンの方、テイオーファンの方、プラス、クワイトファインのファンになった方、みんなでこの血を守っていきませんか。
いつかこの中の誰かのDNAが花開いて、とてつもない大物名馬が誕生するかも知れません。
どんなに科学が発達して遺伝子の操作ができるようになっても、それで、強くて人々に愛されるようなスター馬が生まれるとは私には思えません。
神様はきっとそこまで人間をのさばらせはしないと思うのです。
強くて、早くて、人の心を魅了してやまないスターと呼ばれる馬は、ある日突然、誰もが予想さえしなかった馬から出てくるような気がします。
その馬の父、母父、または父父にクワイトファインの名があったら最高ですね!!
そんな可能性を秘めた馬、それがクワイトファインです。
11月21日、2レース、いよいよファイン浦和デビューします。
まずは環境に慣れることを先決に、無事走ってくれる事を願います。
頑張れ~ファイン!
新聞にも載りましたよ!!
浦和競馬トレセンにて(オーナー様撮影)
祖父、ルドルフに良く似ています。 息子のツルマルツヨシも似ていますが、孫で似てい るのは彼とクインズプレイヤーだと思います(あくまで私の感覚です)。
クワイトファイン、偉大なDNAの宝庫です!
追記です
ファインのブログです。
クワイトファイン号応援ブログ ~トウカイテイオーの血統を守る会~
応援、宜しくお願いしま~す。
Hオーナー様、画像ありがとうございました。
‘禍福はあざなえる縄のごとし’という言葉を実感した日々でした。
やっと落ち着きを取り戻しかけている最近ですが、“もうこの空の下にスティングはいないんだなぁ”と思うと、足もとから寂しさがズンズンと湧きあがってきます。
心が穏やかになればなるほど、寂しさというのはくっきりとその正体を現すものですね。
まだ少し日にち薬が必要なエドリンです、こんばんは。
競走馬と血統の関係
サラブレッドの語源、thorough(完全な)bred(交配、飼育)からもわかるように、競走馬は、より一層強く早い馬をつくるために淘汰と交配を繰り返し、今なお、強い血を残していく努力が続けられています。
サラブレッドが“人がつくった最高の芸術作品”と云われる所以です。
私は血統には全く疎くて、とりあえずバイアリーターク、ゴドルフィンアラビアン、ダーレーアラビアンの三代始祖くらいは知っている程度です。
今現在、ダーレーアラビアンからのエクリプス系が世界の競走馬のほとんどを占め、バイアリーターク・ヘロド系は絶滅の危機に瀕しているそうです。
このヘロド系というのはパーソロンやシンボリルドルフ、メジロマックイーンなどの系統なのです。
これが消滅してしまうと云う事は、ルドルフやテイオーの血統が途絶えてしまうということです。
これってチョウ大変なことじゃありません?
私には、ナンチャラ系とかはさっぱりわかりませんが、父や母父の欄にルドルフやテイオーの名前があるだけで、そのお馬のファンになってしまいます。
大方の馬好き、競馬ファンの方はその程度ではないでしょうか。
自分が大好きだったお馬の仔だとか、孫だからとかいう思いで馬券を買ったり、応援したり、それが一般的な血統に対する見方だと思うのです。
いろんなお馬の仔や孫たちが走っているから競馬はブラッドスポーツというのですよね。
だから、一つの系統に偏ってしまう事は競馬をつまらなくし、ますます馬券離れをおこしてしまう様な気がするのです。
守るべき血脈
2010年生まれの1頭の馬がいます。
父・トウカイテイオー、母・オーロラテルコ、母父ミスターシービー
馬名・・・・・・・クワイトファイン
なんとこの仔の体内には3頭の3冠馬(ミスターシービー、シンボリルドルフ、シンザン)と、5頭のダービー馬(トウカイテイオー、ミスターシービー、シンボリルドルフ、シンザン、タニノムーティエ)の血が流れているのです。
私の様な単純なミーハーおばさんには、その名前を聞いただけで鳥肌ものです。
ところが、神様は意地悪で、この仔走らないんですよね。
デビューは2012年5月、門別競馬場、408キロという牡馬としては小さい体でついて行くのがやっとの状態でした。
それから17戦、走っても走っても後ろの方から数えた方が早い着順。
ついにその年の12月、福山競馬に移籍になってしまいました。
そこでも似たりよったりの成績。
チームテイオーでも、真剣にこの仔の先行きに不安を感じ、心配していました。
そこへ持ってきて、福山競馬廃止の決定。
どうしたら良いのか途方に暮れていた時、やっと神様が重い腰をあげたかのように、ファインに光がさしました。
1人のオーナーさんが、ファインを引き取って下さったのです。
それも、ルドルフ、テイオーの血を絶やしてはいけないという、営利抜きの理由からです。
世の中捨てたものじゃないと、感動しました。
そして名古屋競馬へ移動して8戦目、オーナーさんの熱い思いに応えるかのように、ついにクワイトファイン初勝利です!!
それからは、ランクが上がっても掲示板を確保するなど、ジワジワと力をつけてきました。
そこでオーナーさんは南関東への移籍を考えました。
中央に近い競馬場で知名度をあげて、ファインの種牡馬への道を切り開いてあげたいという思いなのではないかと勝手に推測しています。
オーナーさんとファインの2人3脚(?)の始まりです。
たとえ、ファインの成績が父や祖父にはとうてい追いつかないもので終わっても、彼の体には間違いなく強い馬達のDNAが流れているのです。
この血を埋もれさせてしまうのは、未来の競馬界の大きな損失になるのではないかと私のスカスカ脳が言っております(爆)。
古くはタニノムーティエ、シンザンファンの方、そして、ミスターシービーとルドルフファンの方、テイオーファンの方、プラス、クワイトファインのファンになった方、みんなでこの血を守っていきませんか。
いつかこの中の誰かのDNAが花開いて、とてつもない大物名馬が誕生するかも知れません。
どんなに科学が発達して遺伝子の操作ができるようになっても、それで、強くて人々に愛されるようなスター馬が生まれるとは私には思えません。
神様はきっとそこまで人間をのさばらせはしないと思うのです。
強くて、早くて、人の心を魅了してやまないスターと呼ばれる馬は、ある日突然、誰もが予想さえしなかった馬から出てくるような気がします。
その馬の父、母父、または父父にクワイトファインの名があったら最高ですね!!
そんな可能性を秘めた馬、それがクワイトファインです。
11月21日、2レース、いよいよファイン浦和デビューします。
まずは環境に慣れることを先決に、無事走ってくれる事を願います。
頑張れ~ファイン!
新聞にも載りましたよ!!
浦和競馬トレセンにて(オーナー様撮影)
祖父、ルドルフに良く似ています。 息子のツルマルツヨシも似ていますが、孫で似てい るのは彼とクインズプレイヤーだと思います(あくまで私の感覚です)。
クワイトファイン、偉大なDNAの宝庫です!
追記です
ファインのブログです。
クワイトファイン号応援ブログ ~トウカイテイオーの血統を守る会~
応援、宜しくお願いしま~す。
Hオーナー様、画像ありがとうございました。
前に進みながらも、あんなに好きだったスティングがいないさみしさ、半端じゃないはずです。自分の気持ちに蓋をすると、疲れちゃいますから。
ルドルフの血は、テイオー産駒しか繋げていけないから、大切にしたいです。
一昔前の日本の競馬を支えた血統が復活していくのは、正にロマンだと思います。
それがぎゅっと詰まった、クワイトファイン。浦和は、ちと遠いので行けませんが、絶賛応援中です*\(^o^)/*
本当に凄い配合ですよね。
この遺伝子からどんな名馬がでても不思議はないと思います。
とにかくこの血を繋げる事、これが一番大事なことです。
一緒に応援していきましょう!!
驚いちゃいました、すっかり仲良しだったんですね!
ファインの動画、南関東のデビューを祝って、今度
FBにアップしますね~
ファインは“持っている馬”ですからね、何かをやってくれるはずですよ。
ファインの事を書きたくて、画像をお願いしたのです。
で、ソロモンさんと一緒に会いに行った時に撮ったものを送って頂きました。
感謝です。
ファインは本当にルドルフに似ていますね。
浦和で力を発揮してほしいです!
動画、楽しみにしています!!