新・名も無い馬ですが・・・・・

2013年11月3日に旅立ったマイネルスティング。
その想い出と一緒に、これからも名も無い馬たちの応援をしていきます。

追悼・・・・・・コーセイ  ★さよなら、四白流星の乙女★

2014-06-16 | 日記
6月15日、悲しい悲しいニュースが飛び込んできました。
浦河の渡辺牧場さんで余生を過ごしていた、1989年中山記念(G2)馬コーセイが亡くなりました。
父、タイテエム譲りの派手な流星で、1980年後半の競馬界に、牝馬ながら牡馬に混じって頑張ってきたコーセイ。
繁殖さんを引退したあとは、優しいオーナーさんに守られて、牧場のお母さんや仲間たちとのんびり、静かな日々を送っていました。

私がナイスネイチャのFPになり、渡辺牧場さんにお伺いするようになった頃、コーセイも牧場に来たばかりでした。
確か、まだ1頭で放牧されていたように記憶しています(たぶん)。

牧場の奥様によると、腰が悪くて多少のふらつきがあるとの事でした。
ただもの凄く人懐こい仔で、めちゃくちゃ可愛かったこと覚えています。


     
              
                初めて会った時のコーセイです。





次にお伺いした時には、無二の親友になるウラカワミユキと一緒でした。
それからず~っとミユキのそばには必ずコーセイがいました。

3才年上のミユキは、ニンジンさえ絡まなければ優しい相棒でした(爆)。
コーセイは自分のボールに入っているニンジンを少~し残し、一服しに(グイッポです、笑)柵の方に行ってしまうのです。
まるで、「あとはミユキちゃん食べていいよ」とでも言うように。
ミユキもあ・うんの呼吸ですんなりコーセイのボールに移動し食べちゃいます。
ニンジン命の(笑)ミユキがコーセイのニンジンを横取りしようと威嚇しても、コーセイは一度も逆らったことはありません。
何気にその場を離れてグイしに行きます。
空気のしっかり読める仔でした。


2010年から2013年までのコーセイです。
年代はごちゃ混ぜになっています。
整理する時間がなくてすみません。





        
         


                    
        



        
      




                   




         





              


  

   
          



 

       






            



   


                
    





スティングの美容師さんのNさんが、コーセイの前髪をカットしてくれた事があります。
わりとお馬さんは、前髪を触られるのを嫌がる仔が多いみたいです。
スティングは典型的で、めちゃくちゃ嫌がります。
なので、だれか一人がニンジンを食べさせている間に、Nさんが素早くカットするのです。
手際のよいプロの方だからできるのですよね。
それが、コーセイはされるがままで、ジーッとしています。
それを撮った画像があります。

コーセイがどんなに優しくて、その上、人を信頼していたかわかると思います。



       



             




         





競走馬としては“抽選馬の星”と呼ばれ、牡馬を蹴散らしてきた女傑でしたが、素顔の彼女は可愛くて優しくて、女性らしいお馬でした。

「たおやかな乙女」 私はコーセイを思う時、いつもその言葉がうかびます。

コーセイ・・・・・・愛らしい貴方に会えて嬉しかった。

もう脚が痛いこともないから、虹の橋の向こうで思いっきり走りまわってね。
一足先に逝ったスティングもいるから、仲良くしてあげてね。


コーセイ・・・・・・お疲れ様、そして素敵な思い出をたくさんありがとう!




        




コーセイをこれまで支えて下さったコーセイ母さま、そして毎日コーセイをお世話してくださった牧場さん、幸せに余生をおくれたお馬を見せて頂いた事、心から感謝いたします。
ありがとうございました。                      

♪ 新しいステージを目指して!! ♪   

2014-06-13 | 日記
もう2カ月も前の話なのですが、母の49日法要で札幌に帰った時、妹が意味ありげに「スキャンダルが発覚したよ」と言うのです。
私、何かスキャンダラスなことしたっけ?
随分前から、私の周りは犬や猫や馬、そしてそれらが好きな人達ばかりで、浮いた話のかけらも無いのに・・・・(悲しい)。
一体何事かと聞くと、母の死後いろいろな手続きで、父や母の古い戸籍謄本などが必要になり、昔住んでいた役場から送ってもらったりしてたとか。
初めて見た、父と母の過去。
そこには何と驚きの事実が・・・・・(ワォ!!)
私の誕生年月日より、1カ月ほど婚姻届が遅い・・・・・ってことは出来ちゃった婚?

疑問を持った妹が親戚にに聞いてみると・・・なんと、父は身重の母を置いて1人で地方の街へ行ってしまったのだとか。
その時まだ二人は未入籍!
おまけに、その頃父には別の好きな女性がいたらしい。
もしや父は逃げた・・・・・・?
困った母は、父の母に事情を話し、居場所を聞き、探しに行ったそうな。
やっと見つけて話し合いをして、とりあえず戻って出産、そして1人で出生届を出した後でやっと父が帰って来て、婚姻届を出したそうです。 めでたし、めでたし、って、1つ間違えたら私はテテナシ児だったじゃないか!!
あの、清廉潔白が洋服を着ていたような父がそんな事をしていたなんて。
常に人の心を大事にして、穏やかで優しかった父が・・・・。
やはり、父も人の子だったと云うことです。
もう遠い遠い話で、天に還った人ですから笑い話ですみましたが、人の一生は紆余曲折、どんな人にもドラマがあるのだなぁと、妹と話したのでした。
それにしても、我が親ながら人ってわかりませんね。

出来ちゃった婚の元祖から産まれたエドリンです、こんばんは。




    

昨年引退し、チームテイオー・トウカイテイオー産駒の会第1号となったヤマニンバッスル君。
今、乗馬の訓練に頑張っています。
先日、雨の中を代表のソロモンさんが訪ねてくださいました。

詳しいことはこちらのフェイスブックで見て下さいませ。(まるなげでっす。クリックしてね


父テイオーに良く似たバッスル君、競走馬としては花を咲かせることは出来なかったけど、その穏やかな性格と、父譲りの美しさできっと乗馬会のアイドルとなるでしょう。

テイオー産駒には乗馬で活躍をしている仔達がたくさんいます。

バッスル君、第2のステージで主役になれるよう頑張るんだよ!





イケメン・バッスル




              
               パパに似てま~す




               
               乗馬姿もいけてるでしょ。




      
               
               愛されキャラです             


                        (画像すべてチームテイオーさんよりお借りしました)


バッスルの応援をして下さる会員さんを募集しています。
ルドルフ、テイオーファンだった貴方、そうじゃないけどバッスルが可愛いと思って下さった貴方、一緒にバッスルのこれからを見守っていきませんか?
ちょっと気持ちが動いたら、こちらのサイトを覗いてみて下さい。

          引退馬ネット・テイオー産駒の会









もう1頭のテイオー産駒、ケイウンコユキのその後です。

5月に産まれた牧場を卒業し、中札内の乗馬クラブに仲間のケイウンルビーと一緒に就職(?)したコユキちゃん。

だんだんと環境にも慣れたようで、乗馬のお稽古も始まりました。

2頭とも落ち着いていて、素直で、これからお稽古を積んでいけば立派な乗馬になれるとのことです。

ご紹介下さったHさんが様子を見に行って下さいました。

アトリエ鼓動さんのブログにその時の模様がアップされています。

牝馬なのに立派で優雅な馬体だと、コユキちゃん褒めてもらいました。
テイオーの娘ですからね(ドヤ顔)。

名古屋競馬でデビューした時から応援していたコユキです。
今はオキテが名古屋競馬で頑張っています。
そして、サーチエネミーが一時地方に転厩したのも名古屋競馬です。
何か縁を感じてしまいます。

そのコユキも第2のステージへと向かいました。

乗馬で頑張って、年齢がきたらまた産まれた牧場へルビーちゃんと元気に帰っておいで。
その為に今、牧場さんでは里親の会を作って準備してくれているんだから。

その日まで、乗馬のお仕事しっかりネ!

でも、もう、電牧線、千切っちゃ駄目だよ。

いつか帰って来るコユキのためにも、里親さんになりませんか?

        渡辺牧場・里親の会、まずはセイントネイチャーから


     

             
             手前がコユキ、後ろがルビーちゃんです




              
              真面目にお稽古してますよ

   
                      (アトリエ鼓動さんよりお借りしました)


     
              
               昨年の11月に撮ったものです







オキテ君ですが、実は6月2日の名古屋競馬で2勝目をあげました。(今頃ですみません

スタートしてすぐに3番手につけ、そのまま3頭で後続を離し、直線で2頭を退けてそのまま楽にゴール。
勝つ時って簡単に勝っちゃうんですね。

そして6月11日、クラスが上がっての初戦、スタートで前に行けず3コーナーくらいまではかなり後ろの方。
それでも根性で直線では粘って5着と掲示板確保しました。
クラス慣れすればきっと3勝目も夢ではないと思わせるような走りでした。
まずは怪我をしないことを第一に、自分の力を目一杯発揮してくれたら良いなと思います
応援してやってください。


     
            
         「おじちゃん、ぬいちゃったよ。イヒッ!」(スティング1勝、オキテ2勝でオキテの勝ち!)




            
            「おいらが教えてやったねんで。 どんどん抜いてええねん。頑張りや。」




    


引退した競走馬を1頭でも多く安心、安定して飼養するため、引退馬を繋養する11の団体や牧場が連携組織「引退馬連絡会」を設立しました。
詳細は引退馬協会のホームページでご覧になってください。




仕事の関係で、なかなかスムーズに更新できずにごめんなさい。
嫌にならずに時々覗いてみて下さったら嬉しいです。




                    (チームテイオーさん、アトリエ鼓動さん、有り難うございました。)