新・名も無い馬ですが・・・・・

2013年11月3日に旅立ったマイネルスティング。
その想い出と一緒に、これからも名も無い馬たちの応援をしていきます。

♪スティング君の夏だより♪

2013-07-18 | 日記
私、夏バテというのは夏の終わり頃、暑さが峠を過ぎて、とんぼが姿を見せ始めた頃になるものだと思っていました。
ところが今年は、もう来ちゃってます。
いつもは朝早いのは全く平気なタイプなのですが、それが起きれない。
頭は目覚めていても体が起きない。
体が重く、常に気だるい状態が続いて気力が出てこない。

今年はすでに暑さに負けた感じです。
といっても、夏本番はこれからなのですが。
今からこれじゃ、この先どうなる・・・考えるだけで恐ろしい!
と思い悩みながら、ジンギスカンがつがつ!、ビールがぶがぶ!・・・・エドリンです、こんにちは。




         
    “どこが夏バテなんだか” by クロッピー


       



       ちょっとお別れ



スティングと少しずつ仲良しになり始めている2号君ですが、セリ市に出るための準備として、同期の女の仔2頭と一緒に育成場に行くことになりました。
1カ月ほどで戻ってきますが、ちょっと牧場は寂しくなりそうです。




      
        
   ス「怪我せんように、しっかり勉強してくるんやで」 2「おじちゃんこそ寂しくて泣いちゃだめでし」






        
     「2号君の妹やんか。大きいなったな。」
      
  




        
   「あたち達がついてるから大丈夫よ!! 2号君のことはまかちて!」







        
      「みんな大人になってるんやなぁ」







        
       「なんや寂しいなるな・・・。帰ってきたら優しゅうしたろ。 人参は別やけどな。」
          





そろそろ天敵アブさんも登場しだしたので、夜間放牧が始まります。
次に会いに行く時はきっと馬房の中ですね。
アブにも負けず、暑さにも負けず、おいしい青草たくさん食べて元気に夏を乗り越えてね。






        初勝利



北海道競馬から福山競馬、そして名古屋競馬へと自分の道を探し求めてきたクワイトファインが、7月5日ついに念願の初勝利をあげました。
まるでレースにならなかった最初の頃からみると別馬のような走りで、直線では勝利を確信できるほどでした。
何がファインを変えたのか・・・・・それは現オーナーさんの愛、そして生産者さんの祈りにも似た思い・・そう思ってしまう私はロマンチスト過ぎるでしょうか?
でも、そう思えるほどのファインの進化なのです。

オキテも続いて欲しいです。
願い続ければ思いは叶う・・・・・ですよね。





        お願いがあります



最初は可愛い、可愛いと家族の一員として愛したはずのペットを、諸々の人間の事情で保健所に持ち込む飼い主。
保健所での処分の仕方は決して安楽死などではありません。
ガスによる窒息死です。
信じていた飼い主に捨てられ、その上苦しんで苦しんで亡くなっていく命。
動物も人も、命の重さは変わらないはず・・・・。
皆様にお願いがあります。

保健所への動物の持ち込み禁止および殺処分の撤廃に同意するオンライン署名をして頂けませんか?

下記のアドレスをクリックすると署名TVにとびます。

    
      おんらいん署名


もっと詳しく知ってから、と云う方はこちらのブログを覗いてみて下さい。


       うちの



宜しくお願い致します


























気がつけば7月だった・その2

2013-07-10 | 日記
日本全国、猛暑続きです。
その内、夏は涼しい北海道へ、というコピーは過去のものになるのかも知れません。
その予兆として、一昔前には考えられなかったエアコンが売れているそうです。
車や公共施設など以外、個人の生活にエアコンは必要ありませんでした。
暑い暑いといっても、朝晩には涼しくなるし、何より、使う日数が1カ月から2カ月ほどですから。
それが、近頃は本州地方にも負けないほどの気温、湿度、熱帯夜、熱中症などの襲来で、寒さ対応はしっかりしているけど、暑さには免疫のない道民はもうお手上げ状態です。
帯広や十勝方面は冬のマイナス27度からの寒暖差、何と59度にもなったとか。

皆さんも暑さ負けしないように十分気を付けて下さいね。

こんな時こそ栄養とらなきゃ!
毎日キムチで食欲モリモリのエドリンです、こんにちは。



      今回はすんなり到着したよ~!! 浦河。

前回の時は、Nさんの車の後をついて行ったはずが、どこでどう間違ったか、別の車の後をついていってしまい、よそのお家の庭までお邪魔してしまった私たちでしたが、今度はナビゲーターNさんの奥さんが一緒です。
これで間違ったら、脳のMRAを受けなくちゃなりません。
と云う事で、もうびっくりするくらいすんなり着いちゃいました、ってこれが普通なのかも・・・・

今回のW牧場さん訪問には、ナイスに会う事もありますが、もう一つ大きな目的があったのです。
それは (ジャジャジャ~~~ン)前回の時、セントミサイルに一目ぼれしたTさん、想いがつのって、ついにミサイルのFP(フォスターペアレント、里親です)になっちゃいました。
そのご報告と、ミサイルにご挨拶するというものです。

まず、ここに来たらこのお二方にご挨拶です。

         
   ウラカワミユキ大ママで~す。



         
   ミユキ大ママの相棒、コーセイさん




そして、近くの放牧地にいるW牧場のお坊ちゃま、キャプテンベガ君にもコンニチハ。


         
    「僕に何か用?」
         



いよいよ、最愛のミサイル君の元へ。


         
    美しき親仔の会話・・・・・。



         



                          
     



        
    「ナイスで~す。いらっしゃいで~す」




        
   「今日のバケツ小さいなぁ。」 それバケツじゃないから。   




        
     すっかり穏やかになったナイスの横顔です。(ただ眠いだけという噂も・・・・)
        



                



無事に親仔のご対面を終えて、弾んだ気分で帰路につきます。

どこまでも青い空、緑の山々、ふかふか絨毯のような放牧地に寝転がる仔馬たち、それを守るように草を食む母馬。
馬って本当に自然が似合う生き物だなぁとしみじみ思います。

昼食を済ませて、これで予定終了かと思いきや、まだあるのですよ。
そう簡単に一日を終わらせたりはしないのです。
これぞ「おばちゃん魂」、お馬に会える時はどんどん会いに行っちゃうのです。

てな訳で、この後向かったのは「ホロシリ乗馬クラブ」です。
ここには1998年、2000年の関屋記念、中山記念を勝ったダイワテキサスや1998年の東京大賞典を勝ったアブクマポーロなどが頑張ってお仕事しているのです。

その日は外乗のお客様がたくさんいらしてて、アブクマ君やナリタセンチュリー君は馬房にいませんでした。
去年来たというフォーカルポイント君も放牧中とかで会えずじまいでした。
それでも、私が会いたかったテキサス君がいてくれたので大満足です。



         


         
     1999年ブリーダーズゴールドカップ勝馬です。




         


         
     1995年度フェブラリーステークス(G2),帝王賞の優勝馬です。




そして・・・・


        


        
     元気そうだね、テキサス君。    「人参はどこ?」




         
     「人参は?」  彼はここではテキと呼ばれています。


        
この後、お土産人参をたくさんあげました。


     
                  
          


ホロシリさんからの帰り、オキテ君の卒業した育成場“クラックステーブル”さんまで遠征しました。
只今お勉強中の2歳馬ちゃん達がずらーっと。
今をときめくスティゴールドのお譲ちゃんもいました。
まだまだお仔ちゃまの彼らですが、もしかしたらこの中から未来のクラシック馬がでるかも・・・・。
みんな頑張れ~!!
頑張って自分の明日をつかむんだよ!

どうしても、どこに行っても、母気分になってしまうおばちゃんズなのでした。


さあ、次回はどこ行こう!




       またしても悲しいニュースが・・・

7月7日、七夕の日、デュランダル号が亡くなりました。
心臓麻痺だったとか。
2003年、スプリンターズステークス(G1)2003,04年マイルチャンピオンシップ(G1)と素晴らしい追い込みでファンを魅了したデュランダル。
14才、とあまりにも早い旅立ちに悲しみがあふれます。
去年、引退馬協会のツアーで壁を蹴りまくるやんちゃっぷりに‘怪我だけはしないでね’と言ってきたのに・・・。
こんな別れが待っていたなんて信じられない。
今はただ、安らかに眠って欲しいと祈るのみです。
デュランダル、あなたのあの怒涛の追い込み、最高でした。
いつまでも忘れないよ。
合掌。


              
      デュランダル   <父、サンデーサイレンス、母、サワヤカプリンセス・母父ノーザンテースト>
               1999年、5月25日産まれ。
               18戦8勝
               

      

気がつけば7月だった・・・・・ご報告たぁ~くさん!!

2013-07-03 | 日記
ちょっとご無沙汰してしまいました。
実は入院してまして、3日前戻ってきました・・・・って私ではありません。マイ パソコンです

突然、画面が真っ黒クロになってそれきり、これきり。
あわててサポートセンターに連絡して、これは入院修理が必要とのことで空輸で送り、ネットのできない不自由さと、保証期間が過ぎているので、どのくらい費用がかかるのかの不安とでかなり凹んだ日々を過ごしました。
昨年、やっぱり突然真っ暗画面になってしまって修理の見積もりをしてもらったら、金額的に買い替えた方が良いという結果になったと、だからそういう覚悟もしておいた方が良いとのアドバイスもうけて、ますます凹み~の、どんなのが買えそうかとチラッとお店に行ってみたり~の、とウロウロ、おろおろの毎日でした。

そして修理の見積もりがきて、何とか払える額でホッと一安心。
それから戻って来るまで一日千秋の思いでした。
まるで恋人が帰って来るのを指折り数えて待っているかのように・・・・。

パソコンが恋人のエドリンです、こんにちは。



       さよならサマニ君

たくさんたまったご報告。

その第一弾が悲しいご報告になってしまいました。

千葉イグレットのフォスターホース、サマニターフ号が6月20日、捻転のため亡くなりました。
朝、スタッフさんが疝痛で苦しんでいるサマニ君を見つけてすぐにN代表と美浦の診療所に運び、手術して頂きましたが、すでに小腸が壊死をおこしており、そのまま安楽死の処置がとられました。
サマニ君は暴れたりもせず、鎮痛剤で痛みも無かったようで穏やかなきれいな表情で息を引き取ったそうです。
フォスターホースの中で一番若く、体力もあったサマニ君が旅立つなんて想像もできませんでした。
2003年競走馬デビューしてから、2009年骨折で引退後、厩務員さんに引き取られフォスターホースになったサマニ君。
青草を食べると蕁麻疹が出てしまう体質だったのに、今年は全然出なくて思いっきり青草を食べる事ができるようになったというのに・・・・・・。

でも今頃は痛いとこも無くなって、昨年旅立ってしまったお母さんのメモリアルスポートや先輩フォスターホースのシンボリクリヨンやグラールストーンと走り回っているかも知れません。

サマニ君、有り難う、そしてお疲れ様。
ゆっくり休んで下さいね。   合掌


         
             引退馬協会さん,お借りしました。





        お久しぶり~のオキテ君

今年の1月に骨折し、長期休養に入っていたオキテ君、思ったより回復が早く5月に厩舎に戻ってきてお稽古に励んでいました。
ただ、馬体重が減ったまま、なかなか戻らず時間がかかっていましたが、7月1日何とかレースに復帰できました。
マイナス17キロという馬体重でしたが、岡部ジョッキーが無理させないように乗って下さったおかげで、レース後も翌日も脚に異常はなかったと厩務員さんから連絡がありました。
あとは、とにかく体重を増やして体力をつけ、最初の走りを思い出してほしいと思います。
応援、宜しくお願い致します!



            






        お天気ガールズしゅっぱ~つ!!

7月2日、いつもの天然コンビTさんプラス1で、日帰り日高路女子ツアーを決行しました。
早朝6時に札幌を出た時はガスってて、薄曇りの空。
でも大丈夫。
今日は晴れ女が3人。
名付けて最強“お天気ガールズ(決してオバちゃんズではありません、念の為)”。
それを確定するように、静内に近づけば近づく程、青~い空が広がり始めているではありませんか!
「ほ~らね」 もう怖い物なしのオバちゃんズ、もといガールズ。

コーヒー飲みながら、ワイワイくっちゃべりながらS牧場さんトウチャ~ク。

まずは、ビッグゴールドさんに‘お早う’です。




        
         「うるさいおばちゃん達がきたぞ。」


        
         「人参は持ってきたよね、当然。」 


今回はゴールドさんの面白~い弱点を聞きました。
背中の骨をモミモミしてあげると、こ~んなデレ顔になっちゃうんです。
ちょうど人間が背中をマッサージされて「極楽、極楽」とでも言っているようです。



         
          口元をご覧あれ(笑)。


       

ひとしきりゴーちゃんと遊んだあとで、我らがスティング殿下のところへ。
2号君の教育係の任務、ちゃんとはたしているかどうかチェックです。
かなり遠くで草を食んでいたスティング、呼んで、呼んでやっと気づきました。
耳が遠くなったかな?




                  



2号君も、隣の放牧地にいた一才のお譲ちゃん達やそのお守役のブリ婆ちゃんも集まってきました。
特に、スティングとブリ婆ちゃんは、人参が絡むと仕事を忘れる悪い癖があるので、この2頭を、私と牧場の奥様とで人参バケツで抑え込みます。
その間にTさんとNさん二人で3頭のチビさん達に人参配りをするのです。
走りまわりながら配ってくれたお二人さん、ご苦労様でした。




         
          「いらっしゃ~い、待ってたで人参」



         
           「僕たんも待ってたでし、人参」



         
          「仔どもに人参は10年早いで」



         
          「仔どもじゃないでし」
 


この後2号君は仔どもじゃない事を示すかのように馬っけ出しちゃったのです(爆)


            
    本馬の名誉のため小さくしました。 (クリックすると大きくなるでbyスティング)            



人参バケツが空になるとスティングは青草の方へトットと移動。
一昨年、オキテ君との時は、併せ馬をしたり、相撲をとったりと、一緒にじゃれていたスティングですが、今年は割とマイペース。
あの時の年齢は19才、今は21才と年をとって、若いパワーに付き合うのが少ししんどいのかも知れません。
それでも、放牧時に2号君の来るのが遅かったりするとじっと動かずに待っているというので、気にはしているようです。
人間で言うと70代になろうかというお爺ちゃんと小学生くらいの孫みたいな間柄ですから、付き合いきれないのかもしれません。
「スティングも老いてきたんだね。」
ちょっとジ~ンとするものがありました。
まだまだ頑張れ~スティング君!




           




           



                 


今年産まれたおちびちゃん達です。


           
      ベルモントナウシカと当歳の娘です。(人参にはあまり興味なし)



         
           
       タケノハーモニーと当歳の娘です。(2号君の妹だよ~)



           
        人参に関しては親も仔もありません。母さんのバケツに負けじと顔を突っ込むハー仔ちゃん。



           
        ハー仔ちゃんの背中で一休み。‘未来の桜花賞馬(夢です)に何て事するん!!’



            
        それでも、母さんのおっぱいが一番いいんよね。





そして私のお気に入り、道産子のモッヒー君です。
何故か、冬になると葦毛になるそうで(保護色??)、それが抜け始めていて、下半身あたりがまだ白い毛が残っていますがどうにか夏仕様になってきました。




           
           「僕ちゃんにも人参あるんでしか?」


        
           
           
            「白髪じゃないでしよ。」




そのせいか頭のボンバーヘアーが暑そうで、私のヘアゴムで結んでみました。
一昔前に流行ったマンガで、テレビドラマにもなった“はぐれ雲”(知ってる方は年代古いでっす)の主人公に似てるとみんなで大笑い(と云う事は、みんなの年代は・・・・・)。
でも、何しても可愛いモッヒー君なんです。



            

        

       
           
            「なして笑うでしか?」






空は雲一つない青空、気温もかなり上がっているのですが、風が心地良い爽やかさで、いかにも北海道の夏らしい気候です。
色鮮やかな緑の中を、これから浦河まで向かいます。
さて、無事すんなりと到着できるでしょうか?
乞うご期待です。    続きま~す。