新・名も無い馬ですが・・・・・

2013年11月3日に旅立ったマイネルスティング。
その想い出と一緒に、これからも名も無い馬たちの応援をしていきます。

♪セイント君・プリンちゃんとダイマジン・そしてサーチ君の近況でっす♪

2015-02-20 | 日記
妹がこんな物を買ってきました。


                 


ソーラー発電なので、光が当たっているとず~~~っと動いています。
窓際のサイドボードの上に置いて時々眺めては「まだ動いてる。疲れるよー」などとつぶやいてます。
そして日が沈んで、カーテンを引こうと何気に見ると、アレっ、止まってる。
さすが100均、壊れたかな?とか思って、まぁ1日楽しませてくれたからいっか、と笑ってました。
翌朝、カーテンを開けて、お日様の光が入りだしたら何と、また動き出したんです!
壊れたのではなく、夜になったからお休みあそばしたようです。
オン、オフはっきりしているおもちゃに、思わず拍手してしまったエドリンです、こんばんは。




    

朝晩はマイナスになりますが、日中は暖かく、雪がどんどん溶けてきています。
「このまま春になるのか?」 「いや、まだまだ油断は禁物」
北国に住む者は、春の“ 来る来る詐欺 ”にはそう簡単にのらないのです。

それでも、日の長さや見え始めた大地に、春の足音を感じてはいます。

来週から始まる「癒しの馬・写真展、第1弾」の予告として、4頭のサポートホースの近況画像をご紹介いたしま~す。

「渡辺牧場、里親会・まずはセイントネイチャーから」の、セイント君です。
おかげ様で会員数もしっかり集まり、セイント君の余生は繋がりました。
会員になって下さった皆様に心から感謝いたします(ペコリ)。



               
         相棒のヒカルといつも一緒です。 カメラを意識しているのがヒカルおぼっちゃまです。




               
      



               
  



               
 ますます父、ナイスネイチャに似てきました。と云う事は、祖母ウラカワミユキにもそっくりなんです。
 そして、穏やかで優しい表情になってきています。
 馬は、自分の状況がわかると言われています。
 今、彼は、産まれてから初めて、心から安心した日々を送っているのではないでしょうか。                            



                                              


「・・・・まずはセイントネイチャーから」という会名からもおわかりの様に、セイント君だけではなく、2番目のサポートホースとして、プリティプリンちゃんも確定しました。
そして今は、プリンちゃんとずっと一緒にいるダイマジンことキタノダイマジンが第3の馬として待機しています。
今年19才になるダイマジンは、父リンドシェーバー、母、ジェラネバダ(母父・パーソロン)の間に1996年に産まれ、大井競馬で頑張ってきました。
そして、プリンちゃんのオーナー様がやっている育成場でプリンちゃんと一緒に暮らしていました。
でも、4年後、プリンちゃんが産まれた牧場に帰る事が決まった時、彼ももうそこには居られなくなったのでした。
その頃の事は、渡辺牧場ホームページ内ブログ、カテゴリー「馬たちの経緯」に詳しく書いてあります。
奇跡の様に繋がった彼の命。
神様からのお呼びがかかる時まで、ずっとずっと繋いであげたいと思います。
「渡辺牧場、里親会」の仲間になりませんか?
ホームページはこちらからです。
               「渡辺牧場(引退馬の養老牧場)」




「ダイマジンく~ん」    「は~~~~~~い」




             
             「プリンちゃ~ん」    「なによ~」



             
             プリン姫に仕えるダイマジンです。 宜しくお願い致します。




                       



そして、チョウお久しぶりのサーチ君です。
グイがなかなかおさまらないので、グイバンドを着けられてしまったのだとか。
グイッポで、疝痛になったり、体調崩したりする事があるから、おさまると良いネ。

スティングもグイのせいで、歯がかなりすり減ったため、グイバンド使ってました。
まるで効果のない仔もいるそうですが、スティングは、着けた瞬間からピタッとおさまりました。
数ヵ月後に、ためしに外してみたところ、即座にグイふっか~つ!
あわてて元に戻したのです。
どんだけわかりやすい性格してるねん。



              
              「誰かボクのうわさしてる?」



             
           「首のあたりが何かおかしいよ。 イケてないかなぁ?」






           
    「サーチ君、体のためやねんから我慢しい。 おいらのように、何でもオサレにしちゃえばええんやから。」
                   by エンジェルスティング



サーチ君も見守って下さる会員さんを、絶賛募集中です。

                サーチエネミーの会
               
            

                       


こんな報道を見ました。

シリアの内戦で大怪我をおい、その後死亡してしまった3才の男の子
亡くなる時にこんな言葉を残したそうです。
  「ぜんぶ かみさまに言いつけてやるんだから」
思わず泣きました。





                          渡辺牧場様、ママチ様、画像ありがとうございました。

















☆イベントお知らせとモッヒー便り☆

2015-02-14 | 日記

札幌・冬の一大行事“ 雪まつり ”も無事終了しました。
今年は例年より少なかったようですが、それでも235万人の人出だったとか。
私も行こうかな、と考えていたのですが、何日か前から温度が上がったのと雨交じりの雪が降ったのとで、道路はどこもかしこもツルッツルのスケートリンク状態。
転ばない様に歩くのがチョウ大変。
「私たちの年代じゃ、転んだら骨折するよ」と妹に脅かされていたにも関わらず、買い物帰りに酒瓶をかかえて転んだわたくし・・・・。
思いっきり肘をぶつけたけど、酒瓶は割らなかった・・・・・。
でも、打ち身で1日は肘が痛かったけど、どこも何ともナシ!
妹よ、私の骨はまだ大丈夫、心配無用じゃぞ!

てなわけで、雪まつり見物は止め。
お祭り大好き妹が友達と出かけたので、見たかった(これだけ見たくて行こうかなと思ってたのですよ)像の写真撮ってきてもらいました。
本当は夜に行われるプロジェクションマッピングを見たかったのですが、夜1人で出歩くのは怖いので( ホントですっ! )諦めました。
この馬の雪像が動き出し、札幌の街の中を走り回り、札幌競馬場へ行き、そしてまた雪像に戻るというストーリーが、光と音で表現されるのだとか。
マジ、これは見たかったです。
何とか昼間にしてほしいと( 見えないちゅうねん!)考えたエドリンです、こんにちは。


          





    

すっきり割り切ったつもりでいたのですが、まだどこかに「私が出来る事なんか、何の役にもたたない」そんな重~い気持ちが種火のようにチロチロ残っていました。
そんなモヤモヤ気分で覗いた犬猫レスキューボランティアさんのブログに、この種火をばっさり消してくれるような言葉を見つけました。
あまりに感動したのでご紹介したいと思います。

「1匹の犬の命を救っても、世界は変えられないかも知れない。 だけど、その犬の世界は変える事が出来る 」
私は犬を馬に変えてみました。
そうなんですよね。
その馬の世界は確実に大きく変わるのですよね。
それで充分なんだと、それが命を救うという事じゃないかと信じて、これからも自分のサイズで進んでいけば良いんだと確認したのでした。


                               

そんな世界が変わった馬たちの写真展が開催されます。

    
           



「癒しの馬・引退馬写真展」第1弾

日時           2月23日(月)~ 2月25日(水)  9時~17時
               (初日23日は11時から。 最終日25日は16時まで)
場所           北海道庁本庁舎1Fロビー
              (北海道札幌市中央区北3条西6丁目)
主催           認定NPO法人引退馬協会
後援           北海道

出演馬 (アイウエオ順です)

引退馬協会所属馬(フォスターホース)
ウラカワミユキ、エイシンバーリン、コッチャン(被災馬)、セントミサイル、トウショウフェノマ、ナイスネイチャ、ハーモニーチトセチャン(被災馬)、ハリマブライト    故エリモシック

サポートホース(引退馬協会支援団体所属)
エスケープハッチ、サーチエネミー、ストロングフローラ、セイントネイチャー、ダンツシンガー、チェリーサウンド、ツルマルツヨシ、トウショウヒューマ、ネーハイシーザー、ハルウララ、ビッグゴールド、ブライアンズロマン、プリティプリン、マイネルディンプル、ヤマニンバッスル、ルージュビクトリー(被災馬コテツ)

ここにマイネルスティングの名前がない事が残念で悲しいです。

代わりと云っては何ですが、チームテイオー・トウカイテイオー産駒の会 からヤマニンバッスル君が出てま~す。


          
               



人のために命を削って頑張ってきたお馬さん達が仕事を終え、のんびりまったり余生を過ごしている。
そこには素顔の彼らが息づいています。
馬ってこんな可愛いんだ! こんなにお茶目なんだ! etc・etc 新たな馬の魅力に気づくかも知れません。
沢山の方に見て欲しいと思います。

また、今回無理だった方は、3月14日(土)から3月29日(日)まで、札幌競馬場にて競馬開催日に、第2弾写真展も開催されます。その時にまた詳細をお知らせしますので、馬券を買うついでに覗いて頂けたらと思います。
宜しくお願い致しま~~~~~す。

                    (なお、オキテは現役馬の為参加していません)




    

中央から名古屋競馬・角田厩舎に移籍したデンバー(母ベルモントナウシカ・父ソングオブウインド、牝・3才)は、2月12日、無事に名古屋デビュー致しました。
第4レース(800メートル)1枠1番で出走したデンバー。
馬体重プラス4キロの502キロとなかなかの大型女子です。
このレース、9頭中5頭が元中央馬というなかで堂々の1番人気(実はあまり嬉しくないけど)。
スタート良く2番手につけて粘りましたが直線でバテたようで、結果3着でした。
それでも初めての場所に、初めての距離(今までは殆ど1800m)で良く頑張ってくれました。
何より無事にゴールしてくれた事が嬉しいです。
まだ3才前、これから少しずつ競走馬になっていこうね。
オキテ兄ちゃんと同じ厩舎だから心強いよね(って、本馬はわかってないと思うけど・笑)
オキテ同様、これからも応援よろしくお願い致します(ペコリ)。


そのデンバーとオキテの実家、坂本牧場さんからメールが来ました。

まずは、牧場のアイドル・モッヒー君です。
青森から脚の治療に来ている1才牡馬ちゃんと戯れています(決してブヒブヒ喧嘩しているわけではありません)。
威張れる相手ができて嬉しいようで、毎日じゃれあっているそうです。



           
           「ボクタンは先輩なんでしからね。わかってるでしか?」 byモッヒー  「あ~い」





           
           「ボクタンの言うことに間違いないでしからね。」 「ふぇ~い」





           
           ビッグゴールドさんです。   スティングと同じ馬着です。





           
           ジロー君、硬いよ~! 魂抜かれないから大丈夫!!                             


      


モッヒー君は、今“ 馬と日本縦断している ” のミッチーとユッキーと同じドサンコです。
おまけにモッヒー君も北海道大学出身馬です。
春になったらモッヒー君にも会いに行ってあげて下さいませ。










★ 永遠という世界に旅立った“黄金旅程” ★

2015-02-06 | 日記
2015年に入って以来、全国的に寒い日々が続いています。
インフルエンザも流行っているようです。
皆様、大丈夫でしょうか?
私は・・・・・風邪もひきませんです。
毎日こやつと膝かけ用ケットを奪い合いしています、エドリンです、こんにちは。



             
   「ども、クロッピーですよ。このおばさん、オレ様のモフモフケットぶんどるですよ。代わりにって、こんなペラペラで巻き巻きしてごまかすですよ。まったく動物愛護に欠けてるですよ。 」






昨日2月5日、スティゴールドが他界しました。
大動脈破裂だとか。
あまりに突然で、あまりに大きな衝撃でした。
享年21歳。
空へ帰るにはまだ少し早いよ(涙)。

先月はジュニインが旅立ち、今度はスティが逝ってしまった。
時の流れには誰も逆らえないけれど、好きだった仔達が次々と去っていく事には、たまらなく寂しいものを感じてしまうのです。

スティは、オルフェーブルという後継ぎもできたし、もうこの世界に飽きちゃったのかも知れません。
自分のやりたいようにやる、生きたいように生きる、人間の思うようにはならないぜ・・・それがスティ流生き方でありプライドだったと私は勝手に推測しています。


     

       



スティの訃報を知って、しばらくぶりにスティ引退時に買った本を開いてみました。

スティのレースで一番心に残っているのは、ラストレースとなった香港ヴァーズです。
直線残り200メートルで5馬身近い差、どうやっても届くはずがない!と思った貴方はし・ろ・う・と(何かのCMのパクリか?)。
あと100メートルでゴールという時にスティの脚に羽がはえたのです(武Jが言ってます)。
怒濤の追い込みで、逃げ切りを図るエクレールをかわした所が終点。
引退レースで、海外で、初めてのG1制覇を、あり得ない逆転劇で成し遂げる・・・・・それがスティゴールドという馬でした。

長年そばで見続けてきた調教師さんや、厩務員さんにも「最後までわからない馬だった」と言わせてしまう馬。
一風変わった馬・・・それがスティでした。
その当時はこういう個性的な馬が結構いたように記憶しています。
その中でもスティは際立って個性の強い馬でした。

その強い個性ゆえに沢山の人から愛されたスティ。
そして、体内に眠る底力を子供たちに与え、ついに3冠馬の父となったスティ。

「愛さずにいられない」、そうJRAのポスターに表現されたスティゴールド。

お疲れ様、そしてありがとう。   
今までもこれからも大好きだよ!


    
        
            
           
           2010年引退馬協会ツアーにて。 スティはお食事中だったらしく、ご飯を口にくわえたまま、窓から顔を出したり引っこめたり。 鳩時計の鳩のようでした。




           
           口の端から草がぶら下がっています(笑)。




           
           食べ終わったようです。




           
           2012年、引退馬協会ツアーで。 この後すぐ放牧地へ行きました。 その時のスタッフさんの言葉です。「スティ、通りま~す。危ないので開けて下さ~い」 そこにいた人たち一斉に端により、まるでレッドカーペット状態になった真ん中を堂々とスティ様は歩いて行きました。


心よりご冥福を祈ります。



     

昨年の6月から、道産子馬2頭と日本縦断をしている大学生がいます。
2月4日時点で九州、阿蘇まで到着しているそうです。
山川くんとミッチー、ユッキーの旅ブログはこちらです。

       馬と日本縦断  

                                      ブログよりお借りしました。