職場の仲間が2人、突然消えてしまいました。
俗に云う‘トンズラ’というやつです
近くにコンビニはない、マックもない、ネット環境は天候に左右される。
右を見ても左を見ても、空と山と雪と木ばかり。
まるでエゾリスかキタキツネになったかのような生活に嫌気がさしたのかも知れません。
気持ちはよくわかりますが、それでなくてもギリギリの人数で動いていた現場です。
2人も抜けた負担は半端ない!!
休みも取れずに動き回っている内に、何とプロ野球のオープン戦が始まってました (頑張れ~、大谷くん)
世間の流れに置き去りにされている(ような気がしている)エドリンです、こんにちは。
春の気配と共に、引退馬ネットのサポートホースに新しい顔が増えました。
以前にここでも何度か取り上げたことのある高知競馬のアイドル馬“フナバシボンバー”君です。
すでにもう、あちこちのブログで紹介されていて、ご存じの方も多いとは思いますが、諸事情により(ここ大事)、遅ればせながらやっとこちらでも紹介する事が出来ました。
詳しい事はこちらで。
フナバシボンバー「幸せのベーの会」
可愛いボン君のベーに沢山の幸せが集まりますように・・・・・(願)。
ぶらんさん撮影
そして、今まで現役競走馬という事で仲間内の中だけでひっそりと動いていた“オキテ君を見守る会”でしたが、オキテも古馬になるということで、このたび正式に引退馬ネットのサポートを受けた“オキテを見守る会・オキテ会”として発足致しました。
といってもまだまだ現役バリバリで頑張っているオキテです。
この会の目的は、この先必ず来るオキテの引退後に関してなのです。
全ての競走馬にいつか訪れる引退というエックスデイ。
馬について知り始めると、必ず付いて回る悲しいその後。
私たちはオキテがスティングから卒業して、競走馬の道を歩き始めたその瞬間から、そのことを心配していました。
出来るものならスティングのように幸せな(たぶん?)馬生を全うさせてあげたい。
その為にはどうしたらいいのか・・・・・まず必要なものはお金です。
今は馬主さんがすべての面倒を見てくれていますが、引退したらその手は離れます。
何年、現役を続けるかによっても変わりますが、引退し、第2のお仕事(乗馬など)に行くにしてもまずは経費の問題がかかってきます。
その時に、気楽にまとまった金額をポンと出せることが出来れば問題ないのですが、私はもとより、仲間にもそこまでゆとりのある人はいませんでした。
情けないことですが、それが現実です。
そして、その現実の為に見逃さなければならなかった命も、過去にはありました。
その時の様な悔しく悲しく、辛い思いをしたくない、ならばどうすれば・・・・・。
ふと、気がついたのです。
結婚して子どもが産まれた時、その子の将来を考えて保険に入る親が多いと聞いたことがあります。
それも、しっかりした教育を受けさせるための学資保険の加入が多いと。
確かに教育には大変な金額が必要です。
それって良いかも!!
私は、現役の内から少しずつでも積立をしていけば、何年か後にその仔が引退となった時には多少役にたつのでは・・と考えたのです。
それも、何人かでやっていけば‘チリも積もれば’になるのではないかと。
「学資保険」ならぬ「引退保険」です。
そして同じ様にオキテを可愛がり心配していた何人かに相談してみました。
みんな快く賛成してくれました。
問題は、現役競走馬になったばかりのオキテの関係者さん達にどう思われるかという事でした。
みなさんたくさんの期待と夢を持って、オキテに関わって下さっています。
そんな時に引退後の話しなどすることはやはり憚られました。
それでも後々後悔しない様に、思いきって引退馬ネットに相談もしてみました。
お金が絡むことなので、できたらきちんとした会の形にしたかったのです。
そしてもう一つの私の思惑は、この事をきっかけとして、こういうやり方もあるんだと、知ってもらうことでした。
今までお金の問題で諦めざるを得なかった人たちが、気になる仔の現役時代から何人かで積み立てていけばどうにかなるのじゃないかと考えれば、救われる命が増えるかも・・・・。
その良い前例になれば、と思ったのです。
ただ、引退馬ネットの親元、引退馬協会は対象が引退馬です。
現役の競走馬のことが問題にならないか不安もありました。
引退馬ネットのサポートを受けるには引退馬協会からの認定が必要なのです。
評議会が開かれ論議を尽くした結果、何とか認めて貰う事ができました。
こうして“オキテ君を見守る会”は、引退馬ネットのサポート会として誕生したのでした。
私たちは応援団という名の元、その実、水面下でひっそりと積み立てていました。
それが急展開したのは、オキテの怪我とスティングの死でした。
怪我の後遺症なのか、復帰後のオキテの成績はパッとせず、馬主さんも調教師さんもいろいろ悩まれたと思います。
引退という言葉が現実味を帯びてきました。
私たちは焦りました。
まだあと、少なくても2、3年は現役でいてくれると考えていたからです。
今はまだ大した金額になっていない!どうしよう!!
そしてみんなで改めて話し合いをしました。
その結果、最悪の場合はかかる費用をみんなで分担しようと覚悟を決めたのです。
そして、11月3日のスティングの旅立ち。
それに後押しされるかのような11月8日のオキテの初勝利。
すべてが良い方向を向きました。
オキテの引退話しは消え、現役続行が確定したのです。
そして、思いきってスティングの会報や私のブログにオキテ会の事を載せてみました。
すると、数名の方からの入会希望が・・・・・。
そのほかにも寄付がよせられたリ、詳しい事が知りたいとのお問い合わせが。
そのことからも、私たちはもう正式に発表しても良いのではないかと思いました。
スティングがオキテの為に後押ししてくれていると思える今、オキテも瀬戸際の状況を経験した今だから、もうこそこそしなくても良いのじゃないかと思ったのです。
怪我のこともあり大事に使って下さっている厩舎さんや、それを許して下さっている馬主さんにとっても、次の行き先が決まっているということは安心できる要素にこそなれ、嫌な思いをなさることはないだろうとの意見も頂きました。
そんな事で気を悪くするような馬主さんでも調教師さんでもない、との話しもお聞きしました。
オキテ、いろんなことがあったけど、痛い思いもしてしまったけど、今は出来る限り一生懸命走って、関係者さんに「もう良いよ、お疲れ様」と言われる日までたくさん恩返しをするんだよ。
あとの事は何も心配することはないからね。
姿は無いけどスティングおじちゃんと一緒に、あったかい心の人たちが貴方をしっかり見守っているんだから。
今は競走馬のお仕事をがんばれ~~~~!!!
「お兄ちゃんを宜しくでしゅ。あ、あたちの事もお忘れなくでしゅ。」 byオキテ妹
「オキテを頼むで。」 byスティング(忙しくて本人不在です)
あらためて、マイネルスティングが息子の様に愛したオキテのこれからを見守る、オキテ会の会員さんを募集致します。
スティングから受け継いだ命のバトンを、一緒に繋いでいきませんか?
詳細は引退馬ネットさんまで宜しくです。(クリックするととんでくよ)
春です!
トネッコです!!
S牧場さんから今年しょっぱなのトネッコ情報が届きました。
先日、老衰で亡くなったタケノベルベットの娘、タケノハーモニーに牡馬が産まれました。
ここでも命のバトンタッチが続いています。
それにしても、スティングが生きていれば3回目の教育係が出来たのに・・・・・(涙)。
ちなみに、オキテのお母さんグレートテン母さんは予定日が今日なのですが、おそらく遅れるとのことです。いつものことだとか。
タケノハーモニーとその男の仔です。
おちびさん、元気にすくすく育ってね」!!
S牧場さん画像ありがとうございました。
追記です・・・・・・・
すっかり忘れて終わってしまうところでした。
今日、3月11日はあの悲惨な震災のあった日です。
あの恐ろしいほどの揺れと大きな波の壁。
多くの犠牲を出し、今まだその悲しみ、恐怖から抜け出せない方達や、生活苦に苦しむ沢山の人達。
それに加えて、原子力発電の被害。
そこに閉じ込められてしまった牛や馬、犬や猫などの動物達。
どこまで問題が解決されているのか・・・・・。
ボランティアとしてその現場からペットを救い出し、今なお活動を頑張って下さっている人々。
いつになれば、心から笑える時が来るのか。
幸いにも被害を受けずにすんだ私たちは、その事を決して忘れず、常に、被災した人たちや動物達に心の中で黙とうし続けるしか出来ません。
引退馬協会でも、被災馬の救助を手助けしてきました。
その内の3頭は今、鹿児島のホーストラストにフォスターホースとして暮らしています。
この仔達のフォスターペアレントも常時募集しています。
自然の怖さを改めて知らされた気がします。
どうか被災された方々が、1日も早く心穏やかに暮らせる時が来ますように・・・・・。
飼い主とはぐれたペット達が、安心して眠れるお家に戻る事が出来ますように・・・・・。
俗に云う‘トンズラ’というやつです
近くにコンビニはない、マックもない、ネット環境は天候に左右される。
右を見ても左を見ても、空と山と雪と木ばかり。
まるでエゾリスかキタキツネになったかのような生活に嫌気がさしたのかも知れません。
気持ちはよくわかりますが、それでなくてもギリギリの人数で動いていた現場です。
2人も抜けた負担は半端ない!!
休みも取れずに動き回っている内に、何とプロ野球のオープン戦が始まってました (頑張れ~、大谷くん)
世間の流れに置き去りにされている(ような気がしている)エドリンです、こんにちは。
春の気配と共に、引退馬ネットのサポートホースに新しい顔が増えました。
以前にここでも何度か取り上げたことのある高知競馬のアイドル馬“フナバシボンバー”君です。
すでにもう、あちこちのブログで紹介されていて、ご存じの方も多いとは思いますが、諸事情により(ここ大事)、遅ればせながらやっとこちらでも紹介する事が出来ました。
詳しい事はこちらで。
フナバシボンバー「幸せのベーの会」
可愛いボン君のベーに沢山の幸せが集まりますように・・・・・(願)。
ぶらんさん撮影
そして、今まで現役競走馬という事で仲間内の中だけでひっそりと動いていた“オキテ君を見守る会”でしたが、オキテも古馬になるということで、このたび正式に引退馬ネットのサポートを受けた“オキテを見守る会・オキテ会”として発足致しました。
といってもまだまだ現役バリバリで頑張っているオキテです。
この会の目的は、この先必ず来るオキテの引退後に関してなのです。
全ての競走馬にいつか訪れる引退というエックスデイ。
馬について知り始めると、必ず付いて回る悲しいその後。
私たちはオキテがスティングから卒業して、競走馬の道を歩き始めたその瞬間から、そのことを心配していました。
出来るものならスティングのように幸せな(たぶん?)馬生を全うさせてあげたい。
その為にはどうしたらいいのか・・・・・まず必要なものはお金です。
今は馬主さんがすべての面倒を見てくれていますが、引退したらその手は離れます。
何年、現役を続けるかによっても変わりますが、引退し、第2のお仕事(乗馬など)に行くにしてもまずは経費の問題がかかってきます。
その時に、気楽にまとまった金額をポンと出せることが出来れば問題ないのですが、私はもとより、仲間にもそこまでゆとりのある人はいませんでした。
情けないことですが、それが現実です。
そして、その現実の為に見逃さなければならなかった命も、過去にはありました。
その時の様な悔しく悲しく、辛い思いをしたくない、ならばどうすれば・・・・・。
ふと、気がついたのです。
結婚して子どもが産まれた時、その子の将来を考えて保険に入る親が多いと聞いたことがあります。
それも、しっかりした教育を受けさせるための学資保険の加入が多いと。
確かに教育には大変な金額が必要です。
それって良いかも!!
私は、現役の内から少しずつでも積立をしていけば、何年か後にその仔が引退となった時には多少役にたつのでは・・と考えたのです。
それも、何人かでやっていけば‘チリも積もれば’になるのではないかと。
「学資保険」ならぬ「引退保険」です。
そして同じ様にオキテを可愛がり心配していた何人かに相談してみました。
みんな快く賛成してくれました。
問題は、現役競走馬になったばかりのオキテの関係者さん達にどう思われるかという事でした。
みなさんたくさんの期待と夢を持って、オキテに関わって下さっています。
そんな時に引退後の話しなどすることはやはり憚られました。
それでも後々後悔しない様に、思いきって引退馬ネットに相談もしてみました。
お金が絡むことなので、できたらきちんとした会の形にしたかったのです。
そしてもう一つの私の思惑は、この事をきっかけとして、こういうやり方もあるんだと、知ってもらうことでした。
今までお金の問題で諦めざるを得なかった人たちが、気になる仔の現役時代から何人かで積み立てていけばどうにかなるのじゃないかと考えれば、救われる命が増えるかも・・・・。
その良い前例になれば、と思ったのです。
ただ、引退馬ネットの親元、引退馬協会は対象が引退馬です。
現役の競走馬のことが問題にならないか不安もありました。
引退馬ネットのサポートを受けるには引退馬協会からの認定が必要なのです。
評議会が開かれ論議を尽くした結果、何とか認めて貰う事ができました。
こうして“オキテ君を見守る会”は、引退馬ネットのサポート会として誕生したのでした。
私たちは応援団という名の元、その実、水面下でひっそりと積み立てていました。
それが急展開したのは、オキテの怪我とスティングの死でした。
怪我の後遺症なのか、復帰後のオキテの成績はパッとせず、馬主さんも調教師さんもいろいろ悩まれたと思います。
引退という言葉が現実味を帯びてきました。
私たちは焦りました。
まだあと、少なくても2、3年は現役でいてくれると考えていたからです。
今はまだ大した金額になっていない!どうしよう!!
そしてみんなで改めて話し合いをしました。
その結果、最悪の場合はかかる費用をみんなで分担しようと覚悟を決めたのです。
そして、11月3日のスティングの旅立ち。
それに後押しされるかのような11月8日のオキテの初勝利。
すべてが良い方向を向きました。
オキテの引退話しは消え、現役続行が確定したのです。
そして、思いきってスティングの会報や私のブログにオキテ会の事を載せてみました。
すると、数名の方からの入会希望が・・・・・。
そのほかにも寄付がよせられたリ、詳しい事が知りたいとのお問い合わせが。
そのことからも、私たちはもう正式に発表しても良いのではないかと思いました。
スティングがオキテの為に後押ししてくれていると思える今、オキテも瀬戸際の状況を経験した今だから、もうこそこそしなくても良いのじゃないかと思ったのです。
怪我のこともあり大事に使って下さっている厩舎さんや、それを許して下さっている馬主さんにとっても、次の行き先が決まっているということは安心できる要素にこそなれ、嫌な思いをなさることはないだろうとの意見も頂きました。
そんな事で気を悪くするような馬主さんでも調教師さんでもない、との話しもお聞きしました。
オキテ、いろんなことがあったけど、痛い思いもしてしまったけど、今は出来る限り一生懸命走って、関係者さんに「もう良いよ、お疲れ様」と言われる日までたくさん恩返しをするんだよ。
あとの事は何も心配することはないからね。
姿は無いけどスティングおじちゃんと一緒に、あったかい心の人たちが貴方をしっかり見守っているんだから。
今は競走馬のお仕事をがんばれ~~~~!!!
「お兄ちゃんを宜しくでしゅ。あ、あたちの事もお忘れなくでしゅ。」 byオキテ妹
「オキテを頼むで。」 byスティング(忙しくて本人不在です)
あらためて、マイネルスティングが息子の様に愛したオキテのこれからを見守る、オキテ会の会員さんを募集致します。
スティングから受け継いだ命のバトンを、一緒に繋いでいきませんか?
詳細は引退馬ネットさんまで宜しくです。(クリックするととんでくよ)
春です!
トネッコです!!
S牧場さんから今年しょっぱなのトネッコ情報が届きました。
先日、老衰で亡くなったタケノベルベットの娘、タケノハーモニーに牡馬が産まれました。
ここでも命のバトンタッチが続いています。
それにしても、スティングが生きていれば3回目の教育係が出来たのに・・・・・(涙)。
ちなみに、オキテのお母さんグレートテン母さんは予定日が今日なのですが、おそらく遅れるとのことです。いつものことだとか。
タケノハーモニーとその男の仔です。
おちびさん、元気にすくすく育ってね」!!
S牧場さん画像ありがとうございました。
追記です・・・・・・・
すっかり忘れて終わってしまうところでした。
今日、3月11日はあの悲惨な震災のあった日です。
あの恐ろしいほどの揺れと大きな波の壁。
多くの犠牲を出し、今まだその悲しみ、恐怖から抜け出せない方達や、生活苦に苦しむ沢山の人達。
それに加えて、原子力発電の被害。
そこに閉じ込められてしまった牛や馬、犬や猫などの動物達。
どこまで問題が解決されているのか・・・・・。
ボランティアとしてその現場からペットを救い出し、今なお活動を頑張って下さっている人々。
いつになれば、心から笑える時が来るのか。
幸いにも被害を受けずにすんだ私たちは、その事を決して忘れず、常に、被災した人たちや動物達に心の中で黙とうし続けるしか出来ません。
引退馬協会でも、被災馬の救助を手助けしてきました。
その内の3頭は今、鹿児島のホーストラストにフォスターホースとして暮らしています。
この仔達のフォスターペアレントも常時募集しています。
自然の怖さを改めて知らされた気がします。
どうか被災された方々が、1日も早く心穏やかに暮らせる時が来ますように・・・・・。
飼い主とはぐれたペット達が、安心して眠れるお家に戻る事が出来ますように・・・・・。